【体をいたわる夏のひと皿】第3話:体がほてるときに。ゴーヤとあさりの白ワイン蒸し

夏の暑さも極まり、むしむしする湿気に冷房も加わって、重だるい疲れが溜まっています。
そこで、薬膳の知識に基づいた、夏疲れが吹き飛ぶ身体にやさしい簡単料理を料理研究家の柳瀬久美子(やなせくみこ)さんに教わりました。
第3話では、体のほてりを鎮めるゴーヤとアサリを使ったレシピを伺います。
暑さをはらってくれる苦み
ゴーヤとあさりの白ワイン蒸し

材料(2人分)

・ゴーヤ…1本
・あさり(殻付き・砂抜きしておく)…約250〜300g
・にんにく…1かけ
・白ワイン…100cc
・オリーブオイル…大さじ2
・塩・胡椒…適量
1.ゴーヤのあくぬき

ゴーヤを縦半分に切り、中の白いわたをスプーンなどで取り、厚さ5mmにカットする。
ボウルにゴーヤ、塩小さじ1/2、砂糖小さじ1(ともに分量外)を入れ、全体にさっと混ぜ合わせ、10分くらい置く。
さっと水洗いし、水気を拭き取る。
2.蒸す

蓋のできる鍋に、オリーブオイル、潰したにんにくを入れて弱火にかけ、オイルににんにくの香りを移したら、ゴーヤを加えて中火でさっと炒める。

あさりと白ワインを加え、蓋をして強火にし、あさりが開くまで蒸す。
味を見て、薄いようなら塩で調味。器に盛り、胡椒を振ってできあがり。
ゴーヤはむくみが気になるときにも

あさりは加熱しすぎると身が縮んでしまうので、開いたら、さっと仕上げるのがおいしくいただくコツだそう。
ぷりぷりとしたあさりの旨みと塩み、ゴーヤのすっきりする苦味は、ごはんのおかずにはもちろんですが、白ワインなどお酒にもぴったりです。
柳瀬さん:
「夏が旬の苦味がおいしいゴーヤは、体の熱を取り去ってくれます。あさりには利尿作用もあるので、冷たい飲み物を摂りすぎて、むくみが気になるときにもおすすめです。
ゴーヤが苦手な場合は、きゅうりに代えてもいいですよ。きゅうりも余分な水分を取りのぞき、ほてりを鎮めてくれます」
ゴーヤのアク抜きでは、塩だけではなく砂糖も使うことで、より苦味がやわらぐので、ぜひお試しください。
続く第4話では、トマトそうめんを教えていただきます。
(つづく)
【写真】砂原文
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柳瀬 久美子
菓子・料理研究家、国際中医薬膳師。書籍やテレビなどさまざまなメディアで活躍するほか、メニュー開発なども。少人数制フレンチベースのお菓子とお料理の教室「Osier」主宰。基本をおさえつつ、自宅で作りやすい、体にやさしいレシピが人気。オンラインレッスンも評判を呼んでいる。詳しくはインスタグラムアカウント@kumiketteで。
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