【ひとり旅が好き】前編:「わたしのスーツケース・ジャーニー」思い出ばなし、聞きました

編集スタッフ 野村

遠くにある、行ってみたいなと思うお店を見つけた時。今の暮らしから少しの間だけ離れて、ひとりでじっくり何かを考えたい時。そんな時にふと、ひとり旅に出たくなります。

ひとり旅は、旅先での過ごし方も、その道中での時間の使い方も全部自分の自由。だからこそ、その時の体験やひとりで感じた気持ちは鮮明に心に残っていて、自分の中で少し特別で、大事にしたい経験になっていることが多いと思います。

私たちスタッフの中にも、ひとり旅を楽しむスタッフは多く、さまざまな思いと愛用品を携えて、今までいろんな場所へ旅に出ている様子。でも一方で、暮らし方や家族の形も変わっていく中で、昔のように軽やかに旅へ出ることが難しいなと思うことも増えたという話も聞きます。

そこで今回は、ちょっと旅気分に浸ってみようと、スタッフ3名の旅の愛用アイテムとともに、ひとり旅の思い出話をじっくり聞いてみました。

 


01:スタッフ菅野
「初めてのひとり旅で、ヒッチハイク」


Item:旅行用サコッシュと、青森県立美術館で買った缶バッヂ

スタッフ菅野:
「5年ほど前に、少し落ち込んでしまう出来事がありました。

そこで、日常から離れて自分を見つめ直せるような、リフレッシュできる時間が欲しいなと思いついたのが、ひとり旅で。でも、それまでひとり旅はしたことがありませんでした。

当時通っていた絵の学校の同級生に、旅に行ってみるべきかを相談してみたら、『絶対行ったほうがいい。そういう気持ちの時にしか、ひとりでいる時にしか描けないものもあると思うし』と言葉をかけてくれて。

その言葉も私の背中を押してくれて、訪れたい美術館があった青森へ、2泊3日のひとり旅に出かけることにしました」

スタッフ菅野:
「青森駅に着いて、近くにあった展望台に座ってぼーっとしていたら、私が悲しい顔をしていたのか、外国の女性に『今何考えているんですか?』と声をかけられたんです。

普段は人見知りしがちなのですが、話しかけられた雰囲気が柔らかい印象の方だったので、気を許してそのまま彼女と色々話をしました。

フィンランドから日本へ移住してきたこと、日本のゲームが好きなこと、これまで旅行した国の中でもクロアチアが良かったこと、フィンランド人だけどサウナが苦手なこと。いろんなお話を聞きました。

彼女も青森を旅行中のようだったので、翌日一緒に奥入瀬渓流を見にいくことになったんです」

スタッフ菅野:
「次の日、その方と奥入瀬をのんびり歩いていたら、その日泊まる宿へ行く最終バスに間に合わない!という状況になってしまいました。

そんな時にも彼女はフットワークが軽く、一緒にヒッチハイクをすることに。何とかトラックの運転手さんに拾っていただき、無事宿へ到着。ドキドキワクワクした体験になりました。

ひとり旅は、行きたい場所を淡々とまわって、黙々と内省して、というつもりでした。でも、ふと外からの力で面白いことが起きるんだなと思えて、世界って自分が思っているよりずっとずっと広いんだなと視界が広がったように感じられて。

普段は腰が重くてなかなか旅行には出られていないのですが、ただ旅に行くだけでまた何かあるかもしれないなと考えると、次のひとり旅に出られる日を楽しみにしている自分がいます」

 


02:スタッフ矢田
「絵の具セットとポストカードを携えて」


Item:絵の具セットと、ポストカードブック

スタッフ矢田:
「学生の頃から、国内や海外問わず、ひとり旅によく出かけていました。

それと絵を描くのが好きで、ポストカードに自分で絵を描いて、現地の切手を貼って仲のいい友人や家族に送っています。

うまく描けた時はもちろん、別にうまく描けなくても楽しくて。ポストカードに旅先の絵を描くことが、ひとつのミッションのような感覚で、旅に行く動機ができるんです。

友人や家族も、部屋に飾ってるよとか、次もまた送ってよ、と声をかけてくれることもあって嬉しくて。

次はどこへ行こうかなと考える時間が増えました」

スタッフ矢田:
「でもここ3年くらいは、コロナのこともあって旅行に出かけられていませんでした。

すっかり旅の勘も鈍ってしまったかもと、この秋にひとり旅のリハビリがてら、広島へ行きました。

立ち飲み屋さんに入って地元の人と話したり、銭湯で一緒になった人と話したり。

今後は会うことはないだろうけれど、いつもだったら会えない人と会えるという体験は、ひとりでいるからこそできることかもしれないですね」

 


03スタッフ石川
「心がしーんとする、ひとり旅」


Item:旅行用のショルダートートバッグ

スタッフ石川:
「6年ほど前、仕事が忙しくてその情報量に圧倒されてしまいそうな日が続いていました。

そんな時に、一度自分をフラットな気持ちにさせたいな、と長期休暇にリュックとショルダーバッグに荷物をつめて、ひとりで瀬戸内海にある豊島へ旅行に出かけたのが、心に残っているひとり旅です。

当時読んでいた漫画の舞台が瀬戸内で、作品に流れるのんびりとした空気に惹かれていたのかもしれません。

香川の高松港からフェリーに乗って島へ。港でレンタサイクルを借りて、着いた場所とは反対側にある豊島美術館を目指しました」

スタッフ石川:
「豊島美術館は、空間そのものがアート作品として鑑賞できる場所で。大気の雫が落ちてきて、建物の中に水たまりができていく様子をただ見つめていく空間なんです。

その空間にいると、いろんな情報から解放されたような、心がしーんと静かになれた気がしました。

誰かと一緒に行って、すごいねと感想を共有するのももちろん楽しいのですが、その言葉の共有も必要ないかもしれないと思えたことが、自分の中にみずみずしい体験になって、今でも心に残っています」

スタッフ石川:
「ひとりで旅先のローカル線に乗るのも楽しみのひとつで。

買い物帰りの地元の人で賑わっているなぁとか、窓をみると少し辺鄙な場所を通ることもあってその景色が面白いなぁとか、その土地に流れている空気や匂いみたいなものを一番感じられる場所かもしれないと思うんです。

だから、移動するならなるべく地元のローカル線を使っちゃいます」

***

スタッフ3名のひとり旅の話を聞いてみると、旅そのものが劇的に自分の状況や気持ちを変化させることはなくても、自分の内側にある本当に大切にしたいものに気づける大切な経験になっているのだなぁと感じられました。

続く2話目では、「旅のおとも」に注目して、スタッフに話を聞いていきます。

 

ひとり旅の気分に、もっと浸るなら

「ひとり旅」をテーマに、昨年冬に公開した当店オリジナルドラマ『スーツケース・ジャーニー』。

お気に入りの雑貨やぬいぐるみ、暗記するほど読んできた小説の一節に背中を押されたり、励まされたりしながら、ひとりでの時間をじっくりと楽しむ主人公・栞(しおり)の姿を追っていきます。

『スーツケース・ジャーニー』は、YouTubeの「北欧、暮らしの道具店」公式チャンネルにて公開中です。

ひとり旅への気持ちを高めてくれるようなショートストーリーとなっていますので、お気軽にご覧いただければ嬉しいです。

前編はこちらから

後編はこちらから

 

【作品情報】

出演:在原みゆ紀、草村礼子、鳥谷宏之
監督:大釜友美
脚本:土門蘭・大釜友美
撮影:三代史子
音楽:世武裕子
エグゼクティブプロデューサー:佐藤友子
企画:株式会社クラシコム
製作:KURASHI&Trips PUBLISHING

(つづく)

 

【写真】木村文平(アイテム写真のみ)


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