【毎日食べたい納豆レシピ】01:簡単ランチにもおすすめ。味噌とごまが効いた「小松菜納豆丼ぶり」
ライター 小野民
栄養満点でお財布にもやさしい納豆。タレや辛子までついていて、パックのまま混ぜて食べるだけでもいい手軽さもありがたい限り。スーパーに行けば、とりあえずカゴへ入れておきたくなるもののひとつです。
さらに、ひとたび納豆談義が始まれば、「わたしのお気に入り」が次々に飛び出す人気者。とはいえ、我が家では納豆の食べ方はだいたい同じ。ご飯にかけるだけで満足して、新しい組み合わせを楽しんだり、料理に使ってみたりはあまりしたことがありません。
もしや、そのままでも十分においしい納豆だからこそ、アレンジや料理への展開次第で、もっと毎日の献立にも活用できるのでは? と気がつきました。
そこで、「納豆大好き」という料理家の黄川田としえさんに、納豆と合わせるおすすめの食材や納豆が主役のレシピを教えてもらうことに。
黄川田さんは、シンプルな食材と手順ながら、組み合わせの妙がある家庭料理が得意。いつもの納豆が変身するおいしいレシピを全4回でお届けします。
1話目は料理未満の、ほぼ合わせるだけ混ぜるだけの食べ方提案。ささっと食べたいごはんどきに活躍してくれそうですよ。
ちくわの焼き目のスモーキーさがアクセント
「納豆のちくわ和え」は簡単ポテサラに
【ちくわ納豆】(2人分)
納豆(40g)…2パック
ちくわ…2本
細ねぎ…適量
<ちくわ納豆の作り方>
ちくわは縦半分に切ってから横に5mm幅に切り、細ねぎは小口切りにし、タレと混ぜておいた納豆と和える。
【ちくわ納豆を使ったポテサラ】(2人分)
ちくわ納豆…全量
じゃがいも…中2個
塩…少々
A
かつお節…2g
マヨネーズ…小さじ2
醤油…小さじ1/2
「ポテサラ」へのアレンジ
1. じゃがいも蒸して、つぶしておく
蒸すでも茹でるでもお好みで。今回は、皮をむいて切ったじゃがいもを、耐熱ボウルに入れてラップをし、レンジにかけました。熱を加えて柔らかくなったじゃがいもは、好みの食感につぶして塩を少々かけておきます。
2. ちくわ納豆に味付けをして、じゃがいもにのせる
納豆×ちくわの組み合わせだけでも美味ですが、ひと手間加えてマヨネーズでまろやかな風味になった納豆と香ばしいちくわが、ほっくりとしたじゃがいもによく合います。さらに黒胡椒をきかせるのもおすすめだそう。ボリューム満点のポテトサラダはおかずのメインにもなってくれそうです。
黄川田さん:
「動物性のたんぱく質も一緒に食べたいときには、ちくわの他に、ツナ、ハムなどはそのまま入れられて便利。生卵は定番ですが、ちょっと火を通してスクランブルエッグにして入れても食感が変わっておすすめですよ」
シャキシャキの食感と粘り気が好相性
「小松菜納豆」はどんぶりご飯に
【小松菜納豆】(2人分)
納豆(40g)…2パック
小松菜…2株
<小松菜納豆の作り方>
5mm幅に刻んだ小松菜とタレを混ぜておいた納豆を和える。
【どんぶりご飯アレンジ】(2人分)
小松菜納豆…全量
A
味噌…小さじ2
すりごま…大さじ1
ごま油…小さじ1
のり…1枚
温かいご飯…2膳分
どんぶりご飯アレンジ
1. 小松菜納豆にAの調味料を加えて混ぜる
2. ご飯を器に盛り、のり、1をのせる
ご飯の上にのりをちぎってのせた上に具をのせてできあがり。火も使わず、あっという間にできる簡単丼ですが、ごまや味噌の風味が重なると想像以上にリッチな仕上がり。ささっと済ませたい、だけど満たされたいごはんにぴったりです。
黄川田さん:
「私にとって、納豆と同じように常備しているもののひとつが小松菜。生で使えるからすごく便利なんです。納豆と和えるとシャキシャキした食感が加わっていいですよ。
小松菜の他にも、サラダに使える野菜ならだいたい合います。きゅうりやアボガドはもちろん、クレソン、ルッコラ、しそのようなくせのある野菜もおすすめです」
納豆特集をきっかけにスタッフの間でも盛り上がった納豆談義。たくさんのおすすめの食べ方や組み合わせが集まったので、紹介します。
・ツナを入れるとふわふわになるし、たんぱく質も増量できるのでお気に入り
・納豆×キムチ×アボカドの組み合わせが大好き。たまにのりも追加、さらにごま油をたらしても
・食パン(個人的には6枚切りがベスト!)にマヨネーズを塗り、納豆ととろけるチーズを乗せてオーブントースターで焼く「納豆チーズパン」が小さい頃から大好き
・納豆に梅干し、高菜、生卵、刻みネギを混ぜて食べるのがさっぱりしてて好き
……などなど、声が上がりました。みなさんのお気に入りの食べ方はありますか?
***
自分の定番から少しだけ冒険して食材や味を足すだけで、慣れ親しんだ納豆の印象はがらりと変わるもの。ほんの一手間で新しい味に出合える楽しさがありました。
そして、どんな食材でも受け止める納豆ってやっぱりすごい。次回は、もっと料理に活用すべく、まずは献立の主役をはれる「納豆の落とし揚げ」のレシピをお届けします。
【写真】佐々木孝憲
もくじ
黄川田としえ
料理家・フードスタイリスト。雑誌やweb、広告などのメディアでレシピ開発・フードコーディネートなどを手がけるほか、子どもと一緒に作る料理教室や、子どもの心と体の成長をサポートするワークショップ、企業とコラボしたレッスンを不定期で開催する「tottorante」主宰。HP:https://toshiekikawada.com/
Instagram:@tottokikawada
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