【開発秘話】本日発売!”使うほどふかふか”な、とっておきのオーガニックコットンタオル。秘密を探りに、愛媛県今治市へいってきました
商品プランナー 中居
こんにちは。商品プランナーの中居です。
本日発売となった、「使うほどふかふか」オーガニックコットンタオルシリーズ。毎日使うたびに幸せを感じていただけるようなとっておきのタオルを届けたい、という想いでつくりました。
今回生産をお願いしたのは、日本有数のタオルの産地である愛媛県今治市の老舗タオルメーカー。
そのものづくりのこだわりを探りに、現地工場へ取材に伺いました。その様子と合わせて、開発の裏側をお伝えします!
「素敵な日用品」が、気持ちを上向きに
この数年、家で過ごす時間が増えたことで、少しずつ身の回りにある日用品を見直しました。例えばタオルやシーツ、インナーなど。不満はないけど大満足でもないなぁ、と思うものが意外とあります。
それらを満足できる素材や使い心地へアップデートすると、暮らしを大切にする=自分を大切にすることにつながり、気持ちがぐっと上向きになることを実感したんです。
毎日使うものだからこそ、ちょっぴり値が張っても長く使えるいいモノを選びたい。そんな気持ちに応える日用品をつくりたいと思いました。
お届けするのは、毎日使うのが楽しみになるような、ふかふかな使い心地のタオルです。
生産をお願いしたのは、創業70周年を迎えたオーガニックコットンタオルメーカー・IKEUCHI ORGANIC。実は私自身、長年こちらのタオルのファンなんです。
作っているタオルはなんと、きちんとお手入れをすれば「10年使える」もの。私もその使い心地の虜になり、かれこれ10年近く愛用しています。
何度洗濯してもへたれない、ふかふかの触り心地は毎日のお風呂上がりに幸せを感じるほど。
そんなIKEUCHI ORGANICさんと、当店だけの「特別なタオル」を作りたい。
今回はそんな念願が叶ってのお取り組みです。
実直なタオルづくりの姿勢
IKEUCHI ORGANICさんのものづくりの魅力をぜひ皆さんにもお伝えしたくて、愛媛県今治市にある本社工場へお邪魔してきました。
本社工場は、瀬戸内海に面した自然豊かな場所にあります。実は瀬戸内海は、世界基準でみても非常に厳しい排水基準をもっています。環境に配慮しながら、使う人にとっても安心安全なタオルづくりをずっと続けているのです。
掲げる目標はずばり、赤ちゃんが食べられるタオル(!)をつくること。すでに「赤ちゃんが口に含んでもOK」とされる品質認証を得ています。とことんタオルに真面目な、そんなユニークな発信も魅力の一つなんです。
▲IKEUCHI ORGANIC 池内代表。タオルづくりで一番大切にしているのは「使う人の声」だそう。
そのものづくりの姿勢は実直かつオープン。できないものはできない、と正直にさらけ出す。と同時に必要だと思ったことは素直に取り入れていく。
原料選びから製織、縫製、検品まで。タオルが出来上がるまでの工程一つ一つに、その姿勢が反映されています。
▲入荷したオーガニックコットン糸を大きな糸巻きに巻き取る「整経」の工程
例えば、満足いく仕上がりのため、効率的な方法は選ばないという判断をすることも。
通常、洗いの工程は1回で済ますほうが早いのですが、歪みのない綺麗なタオルに仕上げるため、糸・染色と2段階に分けて洗うことで緩やかな縮みに抑えているそうです。
使う人が気持ちよく、長く使えるように。当店オリジナルタオルの開発・生産にも、そんな熱意を込めて取り組んでくださいました。
▲織り上がった生地はカットする前に光に透かして検品します
当店オリジナルタオルならではのこだわりは?
今回お届けするタオルは、糸の太さやパイルの密度・長さを指定したオリジナル仕様。私たちが考えた「理想のタオル」はこんな感じです。
・顔をうずめるたびに幸せな気持ちになる、ふかふかなタオルにしたい
・ボリュームはほしいが、乾きやすさも大事!
・たたんだとき省スペースなコンパクトサイズにしたい
・インテリアに馴染む、温かみのあるニュアンスカラーにしたい
とくにこだわったポイントは、ボリューム感と乾きやすさの両立です。
パイルの長さは一般的なタオルより1.2倍ほど長い贅沢な仕様。それをぎゅっと密度高く織り上げることで、地厚でふかふかなタオルに仕上げています。
▲タオルを織り上げる織機。撮影中も絶え間なくタオルが織られていました
さらに、細い糸を2本撚り合わせた双糸(そうし)を使い、空気に触れる面を倍にすることで、乾きやすさも実現しました。
密度高く、ふんわりと織り上げるのはまさにIKEUCHI ORGANICさんだからこそできる職人技なんです。
▲工場内には、縫製工程を待つ当店のタオルたちが。
このタオルだからこそ届けたい
実はこの企画、会議でプレゼンした当初は「本当に長く使えるの?」「そんなに素敵なタオルができるの?」という反応のメンバーも多かったんです。
それが出来上がったサンプルを使ってみてもらうと、「毎日お風呂上がりに幸せな気持ちになる」「知らずしらずのうちに手に取ってしまう」「全部これで揃えたい!」と感動を伝えてくれるように。
IKEUCHI ORGANICさんと取り組んでよかった。これはきっとお客様にも届くはず! と安心した瞬間でした。
池内代表のお話の中に、「人は生まれたときからタオルを使っているので、気がついていないだけで実は誰もがタオルのプロ。」という言葉がありました。
本当にその通りだ! と膝を打ったのですが、だからこそ気持ちいいものには正直。今回のタオルは、そんな私たちが自信を持ってお届けできる! と確信を持てたアイテムです。
このタオルを通して、“素敵な日用品” の持つ力をたくさんの方にお届けできたら嬉しいです。
▲IKEUCHI ORGANICさんの工場前で担当デザイナー・鈴木とパチリ。この爽やかな空気感まで伝わりますように!
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