【開発秘話】パジャマ好きスタッフのこだわりを詰め込んで。デザインも着心地もリニューアルした一着ができました

編集スタッフ 野村

当店のオリジナルブランド KURASHI&Trips PUBLISHING から、「夜じかんをご褒美に」襟元にこだわったダブルガーゼパジャマがリニューアルして発売となりました。

最初の発売から1年が経ち、愛用するスタッフやお客さまからも「もっとこうだったら嬉しい」というご感想をいただいたことをきっかけにリニューアルを決め、改めて開発をしたこだわりの一着です。

パジャマの開発を担当したのは、普段から眠るときはパジャマ派だという商品プランナー・東郷(とうごう)。

リニューアルについて詳しく尋ねてみると、着心地のよさはそのままに、使い勝手がぐんと増し、新色も追加したそう。

そこで今回は、自分が着てみたいと思うパジャマをお届けしたい、という気持ちで開発に携わったという東郷に、リニューアルまでの話を聞いてみることにしました。

「夜じかんをご褒美に」
襟元にこだわったダブルガーゼパジャマ

 

よりよい一着をお届けしたくて、リニューアルしました

東郷:
「パジャマは寝るときだけ着る服。もしそうした服も素敵と思えて、着ていて嬉しくなるような、ちょっとしたご褒美みたいな一着をお届けできたら、とオリジナルのパジャマの開発を担当しました。

発売から1年経ち、綿100%の生地が心地いいと好評のお声もいただいたり、私自身も愛用して着心地の良さを実感していましたが、着ていくうちに、もっとこうだったら嬉しいなという点も見えてきたのが、リニューアルのきっかけです。

なので、着心地のいい綿100%のダブルガーゼ生地はそのまま採用し、より着やすさや使いやすさが増すように、大きく3つのリニューアルを施しました」

 

洗顔も家事も、もっとしやすく。
隠しゴムを採用しました

東郷:
「まず、袖口のデザインや仕様をリニューアルしました。

パジャマを着ての洗顔や家事をするタイミングは案外多いもの。そんな時に袖をまくってもずり落ちてこない仕様はやっぱり助かるなと感じる場面が多くありました。

リニューアル前のパジャマもそうした点は考慮していましたが、より使い勝手が良くなるよう、今回のリニューアルでは袖口に外から見えない形で隠しゴムを追加しました。

袖を伸ばした状態では窮屈に感じず、肘までまくり上げた時にはしっかり留まってくれる。そんなサイズ感を目指して、何度も調整を重ねました」

東郷:
「リニューアル前のパジャマでは袖口にギャザーを寄せたデザインを採用していました。

かわいいシルエットになればと施していたデザインでしたが、隠しゴムを採用した新しい袖口だと、まくったときに生地のごわつきが気になる原因にもなってしまうことが分かりました。

そこで今回はデザインを見直し、袖のギャザーをなくして袖口幅を少しだけ広くとることで、まくった時の生地のごわつきも気にならないように調整しています。袖のデザインもシンプルになったことで、より大人らしいシルエットに近づいたと思います」

 

留め外しを楽ちんに。
ボタンのサイズを少しだけ大きくしました

東郷:
「留め外ししやすいように、少しだけ大きめのボタンに変更しました。

リニューアル前のものは、おしゃれな洋服の雰囲気を出したくて、あえて小さめのボタンを採用していました。でも、ボタンが小さいと留め外しがしにくく、気軽さも大切になるパジャマではデメリットに感じてしまうこともありました。

そこで、おしゃれに見えつつも、留め外しもしやすいサイズ感を目指して、ボタンは少しだけ大きめになりました」

 


偶然うまれたカラーにひとめぼれ。
新色追加&既存色も見直しました

▲左からナチュラル、ブルーグレー、ライトグレー

東郷:
「最後のリニューアルポイントは、カラーです。新色が1色増え、もともとあった『ナチュラル』の色味も見直しました。

新しく加わったのは『ライトグレー』。実はこの色は、開発中の偶然から生まれたカラーなんです。

ボタンの大きさや袖口のデザインを変更したサンプル品を、メーカーさんに余った生地で作ってもらった際に使われていたカラーがこの『ライトグレー』でした。

かわいらしさのある優しいカラーでありながら、少しだけ大人っぽさも感じられる。『ブルーグレー』と『ナチュラル』のちょうど間を取り持ってくれるような色合いに、チームみんなで『この色、良いかも……!』と意見がまとまって、新色として追加することになりました」

東郷:
「もともとあった『ナチュラル』もあわせて見直しました。

以前は、やや黄色味が入ったカラーでした。かわいい色合いだったのですが、室内灯の下だと、少し肌がくすんで見えてしまうかもしれないという声があったんです。

そこで今回のリニューアルでは、温かみのある赤を足した色合いに。そうすることで、鏡に映った自分の肌がより自然に見えるようにと調整していきました」

 

綿100%のダブルガーゼは譲れませんでした

東郷:
「生地やそのほかの仕様はそのままにしています。

綿100%のダブルガーゼは、着心地がよくて本当におすすめの生地なんです。私がもともと愛用していたパジャマもダブルガーゼを使ったものでした。

全身をふわっと優しく包み込んでくれるような肌触りで、着ていくうちにどんどんと生地が柔らかく馴染んでくれます。そんな着心地が気持ちいいなと感じていたから、この生地でパジャマをお届けしたい!と開発当初から決めていました。

ガーゼは赤ちゃんの肌着などにもよく使用されていて、体温調節に優れた機能がある、パジャマにぴったりの生地。

寝ている間にかく汗を吸収して放出してくれるのでサラリと着られるし、二層になった生地が空気の層をつくってくれるので、寒い時の保温性もばっちりなんです」

東郷:
「肌にふれる内側の部分も、着心地がよくなるように縫い方にこだわっています。

『折り伏せ』という、縫いしろが包まれて肌に触れない仕立てを採用しているので、着ていてもチクチクしません。

着心地のいいシャツなどによく採用されている縫い方なので、そんな着心地の良さも感じてもらえたらと思っています」

 

好みが分かれるのは「首元」と気づいたから

東郷:
「寝る時の服装についてスタッフで話し合うと、そのこだわりは本当に人それぞれでした。

特に好みが分かれたのが、首元の形。大きく開いたデザインだと冷えが気になる人がいれば、逆に首元が詰まったデザインだと窮屈さを感じてしまう人もいます。

そこで、それぞれの寝心地にフィットする形を両方選ぶことができたら嬉しいかもしれないと思って、このパジャマは襟の形を変えられるデザインを採用しました」

東郷:
「冷えが気になるときはボタンを一番上まで留め、襟を立ててあたたかく。首周りが窮屈だなと感じるときは、好みに合わせてボタンを2〜3つ開けて、襟を寝かせて。

そんな風に、好きな着心地をこの一着で叶えられたらと行き着いたこだわりのデザインです」

東郷:
「パジャマ派の私が着てみたいなと思うパジャマをお届けできたら、と思ったのが始まりで開発が進みました。

リニューアルも重ねて、さらに納得いく形にできたなぁと感じています。

パジャマを着ている時間が自分へのご褒美になるような一着として、ぜひ手に取っていただけたら嬉しいです」

「夜じかんをご褒美に」
襟元にこだわったダブルガーゼパジャマ

 

photo:芹澤信次(3〜4、7、9、11〜12枚目)
styling:野崎未菜美
hair&make:扇本尚幸
model:山本奈衣瑠

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