【あそびに行きたい家】長く大切に使い、引き継がれたもの。古道具とDIYで作る暖かな部屋(一級建築士・夏目あや子さん宅)
編集スタッフ 青木
アンティークとDIYで
心地よく暮らす
ルームツアー動画番組「あそびに行きたい家」。今回お邪魔したのは、一級建築士で整理収納アドバイザーの夏目あや子さんのお宅。
12年前に建てた茨城県の一軒家に家族5人で暮らしています。
おうちの中に広がるレトロで暖かな雰囲気のお部屋。家具の多くはアンティークのものか、夏目さん自身が製作したDIYのものだと言います。
ものを長く大切にしながら部屋作りをする様子をお伺いしました。ぜひYouTubeでお楽しみください。
家族や知り合いから引き継いだ、数々の古道具
数々のアンティーク品を生活の中に取り入れている夏目さん。毎日使うまな板も40年ほど使われ続けているものなのだそう。
夏目さん:
「これは母が使っていたヒノキのまな板です。母の知り合いの大工さんが作ったもので、昔はかんなで表面を削ってもらうことでメンテナンスをしていました。大工さんも引退して、母も使わなくなったということで、私が引き継いで使っています」
▲父が使っていたアラジンのストーブ
20年ほど前、夏目さんが一人暮らししていた時に購入した小さなローテーブルは、今は子どもたちのお絵描きや勉強の机として使われています。
寒さを乗り切るためのDIY
冬になると寒さが厳しくなる茨城県。夏目さんの住む地域は川も近く、冷たい風が吹き下ろしてきます。窓を閉めていても冷気が入ってきて窓際では過ごすことができませんでした。
夏目さん:
「寒さに耐えかねた夫がDIYで内窓を取り付けました。ホームセンターで買ったポリカーボネート材を窓の形にカットして、ぴったりはめました。蝶番や取っ手も付けて開閉できるようにもしています。冷気が入ってこなくなったので快適に過ごせるようになりました」
夏目さん一家は、家にいる時間の多くを1階のリビングダイニングで過ごしています。冬の時期は暖房を付けていない状態の2階からも冷気が流れ込んできます。
夏目さん:
「階段の入り口に、突っ張り棒タイプのカーテンレールを使用してカーテンを設置しました。これで1階の暖かさを逃さずに部屋の暖房効率が良くなりましたね」
一つのものを長く、何度でも使う
昔から「古いもの」が好きで、骨董市や古道具店に訪れてはコツコツとアンティーク品を集めてきました。
夏目さん:
「元々使われていた時代や人のストーリーを聞くとなんだかワクワクします。自分が知らない、その時代の人々に触れた気がするんですよね」
DIYで作った家具も、使わなくなった時には別の用途で使ってみたり、解体して別の物に作り替えたりもしている夏目さん。
ライフスタイルや環境が変わって要らなくなったものは、単に処分してしまうのではなく、リメイクしてみたり、誰かに引き継いだりする。
一つのものを長く大切に使っていく暮らしを子ども達にも感じてもらえればと夏目さんは語ります。
本編はYouTubeでお楽しみください。
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夏目あや子さん
一級建築士、整理収納アドバイザー。ブログ「なつめの手仕事日記」が人気となり、著書「なつめさんちの、新しいのになつかしいアンティークな部屋づくり」がある。アンティークショップや100円ショップ、リサイクルショップなどをまわって雑貨を集めては、自身の家になじむように使っている。
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