【寒がりさんの冬ごもり】第1話:リーズナブルで、かわいい。冬をのりきる暖かアイテムと寒さ対策
編集スタッフ 田中
冬は家でぬくぬく、のんびりと過ごしたい。けれど部屋がヒンヤリ、じっとしていると寒くて……という声も聞こえてきそうです。
寒がりな私・田中も、あれやこれやと対策してみるものの、まだまだ満足いくしつらいにはならなくて。ただ実用性があるものを取り入れたいわけではなく、自宅のインテリアに合うものや素材えらびなどに納得したいからなのかも。
今回は、わがままな私のリクエストに、冬じたくに長けた3人の方が寒さをやわらげるアイデアで応えてくれました。第1話では、建築士&整理収納アドバイザーの夏目あや子さんにお聞きします。
北関東の冬をのりきる、建築士・夏目あや子さんの冬じたく
▲夏目さん宅のリビングダイニング
夏目あや子さんは、普段は建築士&整理収納アドバイザーとして、DIYの講座を開いたり、自分好みのインテリアづくりのお手伝いをしたり。
1日の寒暖差が大きく、真冬は最高気温も一桁台の北関東で、夫と子供3人と約9年前に建てた注文住宅に住んでいます。「夫が寒がりなので年々寒さ対策はグレードアップしていますが、私の好きなアンティーク調のインテリアは崩したくなかった」と言う夏目さん。
ご自身の好きなインテリアの雰囲気は崩さず、得意なDIYも駆使しながらどのようなアイテムを取り入れてきたのか聞きました。
見た目もあたたかい
椅子や床で使える「ファーラグ」
▲「アクセントマット(エコファー)」2,490円/ ニトリ
夏目さん:
「まず最初の冬じたくは、リビングにある布ものをあたたかい素材に変えること。クッションカバーはまっさきにあたたかいコーデュロイやウール素材に。あと、今年はファーラグを取り入れてみました。
本来は床に敷くものですが、我が家では籐の椅子に置いています。冬は座面が冷やっとしますが、これなら暖かいです。ウールのクッションを背にしてもいいのですが、それだと滑りやすい。このファーラグは床に敷く用で裏側がマットになっているのも選んだポイントでした」
洗面所やトイレに
すぐ温風がでるミニヒーター
▲「ハロゲンヒーター」/メーカー不明
夏目さん:
「リビングは暖かくても『ここだけは寒い!』と凍えるのがお手洗いや脱衣所ですよね。私は、そこにいるときだけすぐ暖められるミニヒーターを置いています。
膝の高さまであり、操作が簡単、あとはデザインがちょっとレトロなところが気に入っています。
持ち運びもできますが、我が家では、もう1台似たサイズのヒーターを購入して、リビング内で使っています。すぐに温風が出るタイプのものは、サブ暖房として広い空間にも1つあると便利です」
何枚か揃えると重宝する
子供も使いやすい、ミニブランケット
▲「カチオンブランケットひざかけ」「ジャガードカチオンひざかけ」各300円/ DAISO
夏目さん:
「ミニサイズのブランケットを何枚かもっておくと便利です。大きなウールブランケットもありますが、我が家は子供が3人いて取り合いになってしまうので。
小さめだと車に持っていけたり、末っ子の5歳にはちょうどいいサイズだったりして案外使い勝手がいいんです。
大人でも重宝すると思ったのが家事をしているとき。寒くて重ね着しすぎると洗い物をするときに腕まくりをするのが大変だし、首を暖めようとストールやネックウォーマーしているとかかんだときに前が見づらい。
そんなときに、ミニサイズだと肩にふんわりかけるだけで暖かくて、腕もさっと出せていいんです。主婦目線でもおすすめしたいアイテムです」
冷気を通さず、あたたか
インテリアになじむDIYの内窓
夏目さん:
「リビングの窓には、ホームセンターで買えるポリカーボネートの板と木枠を使って、簡単な内窓をDIYで取り付けました。
我が家は川沿いにあり、周りに建物が少ないので風が吹き付けて、とっても寒いんです。注文住宅なので窓のサイズが既成のものと違うから、自分で作ったほうがいいなと思って。
趣味でもあるDIYで自分好みのインテリアになじむものにしました」
夏目さん:
「窓と部屋の間に内窓があると、空気の層ができて暖かさが保てます。構造や素材についてはすごく詳しいわけではないのですが、建物の設計を仕事にしていましたし、実際に住むことで実感できました。
熱も同じように伝わりにくくなるから、結局夏も内窓をつけています。冷房効果が高まるうえに、目隠しもしてくれて。
下半分を開けられるように、丁番(蝶番ともいう)で留めています」
夏目さん宅のインテリアは、ご自身でサイズや色を合わせてDIYしたものが多いそう。その雰囲気を崩さないように取り入れたアイテムはどれも身近なもので、すぐに真似できそうでした。
家族で共用するときだけでなく、家しごとにも使い勝手がいいミニブランケットはちょっと意外でした。パソコン仕事をするのに、私も腕までモコモコだと手を動かしづらかったので、取り入れてみようと思います。
明日は、セレクトショップ店主が選ぶ、内側からあたためる着心地のいいインナーをご紹介します。
【写真】平本泰淳、夏目あや子(1,2,4,7,8枚目)
もくじ
夏目あや子
建築士、整理収納アドバイザー。ブログ「なつめの手仕事日記」が人気となり、著書「なつめさんちの、新しいのになつかしいアンティークな部屋づくり」がある。アンティークショップや100円ショップ、リサイクルショップなどをまわって雑貨を集めては、自身の家になじむように使っている。現在は自宅でできるDIY講座なども開催している。
HP→http://natsumekan.blog.jp/ instagram→@natsume777
感想を送る
本日の編集部recommends!
エイジングケア、どうしてる?
50代の柿崎こうこさんと始める、髪や頭皮の年齢対策 [SPONSORED]
お買い物をしてくださった方全員に「クラシ手帳2025」をプレゼント!
今年のデザインは、鮮やかなグリーンカラー。ささやかに元気をくれるカモミールを描きました。
【発売記念の送料無料・お得なセットも】当店初の基礎スキンケアシリーズが誕生です!
肌も心も暮らしも「ゆらいでいい」と思えるように。私たちが自信を持ってお届けする、化粧水と美容乳液
【動画】ゆらいだって、大丈夫。日常に訪れる「自分のためだけの時間」
オリジナルスキンケアアイテムの感想を伺ってみました(フォトグラファー/写真家・髙田久美子さん)