【春を待つドーナツ】03:じゅわっと甘酸っぱい苺ソースをかけて。ときめく一皿「デザートドーナツ」
編集スタッフ 藤波
ドーナツには、子どもも大人もうきうきしてしまう不思議なパワーがある気がします。
まだまだ寒いけれど少しずつ春の足音が聞こえてくるこの季節。週末においしいドーナツを作りたくて、料理家の星谷菜々(ほしや なな)さんにレシピを教わっています。
第3話では、第1話でご紹介した「基本のイーストドーナツ」をアレンジした、「苺ソースのデザートドーナツ」をご紹介します。
ほんのり大人味の、ときめく一皿。
「苺ソースのデザートドーナツ」
材料(ドーナツ8個分)
基本のドーナツ生地…1回分
生クリーム…200ml
苺の赤ワインソース…1回分 ※
ローズマリー…適宜
粉砂糖…適量
※「苺の赤ワインソース」の材料
苺…200g
きび砂糖…100g
赤ワイン…大さじ1
(お好みで)ローズマリー…5cm
作り方
1. 苺の赤ワインソースを作る
苺はヘタを取り、縦半分に切る。(小ぶりのものならそのままでoK)耐熱性のボウルに苺、きび砂糖、赤ワイン、ローズマリーを入れざっと混ぜる。
ラップなしで600wの電子レンジに3分かける。
▲底に砂糖が溜まっていることがあるので、ジャリジャリしなくなるまでしっかり溶かします
よく混ぜて砂糖を溶かし、再び電子レンジに1分かける。そのまま冷ます。
▲しっかり冷えると、苺の色が戻ってツヤツヤのソースになります
2. 「基本のドーナツ」の工程 3.(一次発酵〜ベンチタイム) まで同様に進める
3. 成形〜二次発酵
打ち粉をして手で平たく伸ばし、アルミキャップなどで真ん中に穴をあける。
▲ワインのビンのキャップなどがおすすめ。ペットボトルのキャップでも大丈夫ですが、アルミの方が切れ味が良いです
さらに打ち粉をした手で穴を広げる。キャップでくり抜いた小さな丸の生地も平たくつぶす。
オーブンシートの上に並べ、霧吹きをたっぷりかける。35度くらいの場所で倍にふくらむまで30分ほど発酵させる。
▲二次発酵後の様子。(ご自宅のオーブンやレンジに発酵機能がない場合は、暖房の近くなど室内のあたたかい場所に置いておきます。その場合も目安は倍の大きさになるまで)
4. 揚げる
鍋やフライパンに油を入れて165度に熱し、輪っかの生地と穴の丸い生地をそっと手に取って入れる。165〜170度を保ちながら、4〜5分かけて両面こんがりと揚げる。
持ち上げてみて軽くなったら揚げ上がりのサイン。網に取り出して油を切る。
5. 仕上げ
お皿に輪っかのドーナツを置き、8分立てにした生クリーム、苺ソースをかける。
穴のドーナツ、ローズマリーを飾り、粉砂糖を振りかけたら完成。
お皿の上にちょこんとのった、ソースとクリームでおめかししたドーナツ。ナイフとフォークで食べるデザートなんて、レストランみたいで嬉しくなります。
ローズマリーがふわっと香る苺ソースは、春を感じるおしゃれな味。だんだん生地に染み込んでいくのがまたおいしくて、特別な日のデザートに作りたいです。
憧れていたドーナツ作りは、意外にも手を動かす時間が短くてびっくり。ゆっくり過ごす休日のやりたいことリストが一つ増えました。
【写真】濱津和貴
もくじ
星谷菜々
自身のアトリエ「apron room」にて毎月お菓子教室を開催するほか、
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