デザイナー波々伯部

こんにちは、デザイナーの波々伯部（ほほかべ）です。

本日、当店のユニセックスブランド「NORMALLY」からバックパックが発売となりました。

大人が持ちたいバックパックとは？を探るべく、試行錯誤を繰り返した完成までの道のりをご紹介したいと思います。

 

「いつも」に馴染むものが欲しくて

仕事でPCを持ち歩く人が増えたように思うここ数年、両手が空いて、荷物が多い時にも使える大きめのバックパックはいろんなシーンで活躍するアイテムです。

バックパックの魅力の一つはその便利さ。例えばアウトドア用のものはとても機能的ではありますが、その機能性からどうしてもデザインにアウトドア感が強くなりやすく、仕事の時など少しきれいめな服装の時には持ちにくさを感じてしまうことも。

またビジネスシーンに適したデザインのものも多く見られますが、そうなるとちょっとした旅行や、休日のバッグとしては使いにくくなってしまったり。

意外とオンオフ問ずいろんなシーンやファッションに馴染んでくれるバックパックが見つからない。そんな思いからこの企画が始まりました。

 

目立たせるより、違和感をなくすデザインに

NORMALLYのバックパックの特徴は、目立った機能性ではなく「程よい使いやすさ」と、服装を選ばず合わせられることで「使えるシーンが幅広くなる」こと。

そのために必要なポイントを洗い出してみました。

1. 形がカチッと決まりすぎないことで軽やかさがある

2.大きめでも存在感が強くなりすぎない

3.ツヤのある生地やレザーなど素材に上質感がある

この1と2のポイントを叶えるために、こだわったのがバッグのフォルム。一見するとシンプルなデザインでこだわりがわかりにくいところですが、それゆえに納得するまでに一番時間がかかった場所でもあります。

メインの取り出し口となるファスナーのカーブのラインと、背面のカーブのラインは微妙に角度を変えることで、背負った姿を正面から見た時に丸くなりすぎないように何度も調整。

ショルダーは少し下げ気味に背負った時に、付け根が開きすぎないよう角度の検証を重ねることで、荷物を入れても自然なシルエットになることを目指しました。

 

柔らかさとツヤが持つほど良い上質感

生地は先日発売した2wayショルダーバッグと同じものを使用。

カジュアルさの強いバックパックの形にツヤのある生地が、程よく大人っぽさをプラスしてくれます。またバッグの中身に余裕がある時に、少しくたっとしたニュアンスが出るのも特徴。シンプルなデザインに少しのレザーパーツを取り入れることで、デザインにアクセントを加えています。

またショルダーの裏は蒸れ対策と滑り止めをかねたメッシュ素材でバックパックを持つ時のストレスを軽減できる仕様に。

この上質感とカジュアルさのバランスが、色んな服装との合わせやすさに繋がっています。

 

通勤も旅行もこれひとつで

一足先にホワイトを通勤用に使用してみました。

内側のポケットはMacBook Proの16インチがカバーなしでぴったり入るサイズ。実はこのPCが入るバッグがあまりなかったので個人的にかなり感動したところです。重めのPCをしっかりと背中側で固定してくれるので、背負っていても安定感があります。

▲149センチの身長で背負ってこれくらいのサイズ感。トップスが同系色だとより馴染みが良いです。

このホワイトはこれからの薄着の季節にぜひおすすめしたいカラー。

軽い素材や明るいカラーと相性がよく、バックパックを背負うと重くなりがちな後ろ姿を軽やかに見せてくれます。白やベージュなどの淡色のワントーンコーデにも馴染みが良く、合わせやすさはありつつも、コーデに新鮮さをプラスしてくれますよ。

1〜2泊程度の旅行に十分な容量なので、これから夏休みの旅行にもぴったりです。通勤からレジャーまで、いつでも使えるバックパックを日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか？

 

– 1~5枚目-
model：道木マヤ （VELBED.Co.,Ltd.）
photo：清水奈緒
styling：野崎未菜美
hair&make：宇津木明子

※このコンテンツの著作権は株式会社クラシコムが保有し、モデルの肖像権については所属事務所（VELBED.Co.,Ltd.）が保有しております。無断でのコピー、転載、転用は固くお断りいたします。

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