【バイヤーの裏話】希少なヴィンテージ柄が復刻!まるでおとぎ話の1ページのようなARABIA「エミリア」が新登場
バイヤー 菅野
こんにちは。バイヤーの菅野です。
突然ですが、最近食器熱が再燃しています。
すでに家には十分な数とサイズの食器が揃っていて、「今後食器は買わなくていいな」と思っていたにもかかわらず、旅行先でたまたま出会ったインドの業務用食器に一目惚れ。
大小様々な白い器たちが並んでいる様子は、まるで海外のレストランのカウンターのよう。
それまでは作家ものの陶器の器をメインで購入していたので、今までとは違った空気を纏った器たちを見て「この世界観を持ち帰りたい!」という衝動に駆られて、スープボウルと小皿を購入したのでした。
同じようなサイズの器であっても、陶器か磁器か、手仕事か工業製品か、無地か柄入りか……そんな違いで大きく変わるし、雰囲気の違った器が食卓に参加すると、いつもの器たちもなんだか引き立って見えるから不思議です。
そんな私が本日ぜひ皆さんにご紹介したいのが、ARABIAの名作が復刻した「エミリア」。
見た瞬間この世界観の虜になってしまいそうな、唯一無二のシリーズ。思わず全て揃えたくなってしまう魅力たっぷりの器たちを、早速ご紹介したいと思います。
あの頃の北欧の暮らしを描いた絵柄で、ひと時の非日常を。
まるでおとぎ話の1ページを絵柄に落とし込んだような、クラシカルな魅力がたっぷり詰まったエミリア。
1959年から1966年までの数年間に生産されていたもので、今はなかなか手に入れることができない憧れのシリーズです。
その希少なエミリアが、アラビア社150周年を記念して復刻になりました。
デザイナー、ライヤ・ウオシッキネンの叔母セルマの暮らしからインスピレーションを得てデザインされたものなのだそう。
シリーズは全部で9種類あるのですが、なんと全ての絵柄が違うんです。
時には友人とティータイムをし、時には楽器を奏で、時には猫とゆったり過ごす……。
時を超えて、そんなありし日の北欧の情景を眺めているよう。使うたびに束の間の非日常を感じて、少し心にゆとりができる気がするから不思議です。
1枚の中に線画がぎゅぎゅっと描き込まれているからこその、白と黒の繊細なコントラストも素敵。ファッションや植物、建物なんかをじっくりと観察しては「ああ、可愛いなあ」とニンマリしてしまいます。
お気に入りの絵柄を1つ取り入れるのもいいですし、それぞれ少しずつデザインが異なるからこそお揃いで使うと一層華やぎ、なんともいえない可愛さにワクワクしますよ。
アートのようにプレートをディッシュスタンドに立てかけて飾るのもおすすめです。
シリーズの中にはフラワーベースもございます。
モノトーンの絵柄なのでどんな色のお花とも相性がよく、お花を飾らないときも絵になる佇まい。
縦長のフォルムで生けやすく、難しく考えずラフに投げ込むだけで空間が朗らかな雰囲気になるんですよ。
復刻だからこその使いやすさも嬉しいポイント。
忙しい平日はうっかり大事な食器を割りたくないので、多少荒々しく(?)洗い物をしてもへっちゃらなことに安心感を覚えます。
冒頭でお話した業務用食器は使い始めてからそのタフさに気がつき、さらに好きになったのでした。
エミリアに関しても、現行のアラビア食器にエミリアの図案を施す形での復刻なので、耐久性が高く普段使いしやすいのも嬉しいポイントなんです。
その上食洗機や電子レンジ、オーブンにも入れられるので、冷めたときはそのまま温め直しができて楽ちんですよ。
平日休日問わずに、この特別な世界観のシリーズで、ひと時の非日常をお過ごしください。
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