特集│フィットする暮らしのつくり方vol.02 -石井佳苗さん編 第1話『自分らしいキッチンをつくる』

編集スタッフ 齋藤

本日より、自分らしく心地いい暮らしをつくっておられる方を取材し、お客さまにお届けするコンテンツ『フィットする暮らしのつくり方 vol.02』 を公開させていただきます!

vol.01ではエッセイスト・整理収納アドバイザーである柳沢小実さんにご登場いただきましたが、お客さまより大変多くの嬉しい反響をいただきました。

お二人目となる今回も、ドキドキしながら張り切って取材して参りましたよ。

このコンテンツを通して、 お客さまにとって心地よいと感じられる暮らしづくりのヒントを、何か少しでも見つけていただけたら、とても嬉しく思います。どうぞ楽しんでご覧下さいね!

それでは早速!ご登場いただくのは、この方です。

 

わたしたち、石井佳苗さんのお宅を訪ねました。

今回このコンテンツに登場していただくのは、スタイリストの石井佳苗さんです。

石井さんは、インテリアを中心にスタイリストとして雑誌や広告などでご活躍し、女性のためのWebマガジン『Love customizer』(ラブ カスタマイザー)を主宰していらっしゃいます。

“ライフスタイルをDIY”をコンセプトにしたこちらは、インテリアや暮らしの楽しいアイデアが盛りだくさん!

そして先日(2013年4月25日)、著書『Love Customizer簡単!インテリアDIYのアイデア』が発売されたばかり。

“お父さんの日曜大工”というDIYのイメージが軽やかに払拭され、「これは私も出来るかも?」「かわいい!やってみたい!」とついつい思ってしまうアイデアが素敵なお写真とともにたっぷりと紹介されています。

DIYを日常的にされる石井さん。でも実は、DIYは得意ではないそう。

石井さん(以下敬称略):
「わたしにとって、暮らすためのDIYなんです。だから大げさなものは作らないし、ちょっとした小さな手作りなんですよね。お裁縫やお料理のように、暮らしやすさの為に気負わずやっているんですよ。」

なんだかそれを聞いて、わたし(齋藤)は目から鱗・ふっと肩の力が抜けたことをよーく憶えています。

石井さんの暮らし、見せていただきました!

取材へは、取材係の齋藤と撮影係の安田が行ってきました。

心地よい陽が差し込む中、スッと一本筋の入った石井さんの暮らしをたっぷり伺ってきましたよ!

それでは、本日はキッチン編です。一緒に楽しく訪ねていきましょう!

 

自分らしいキッチンをつくる

楽しく使うためのDIY

石井さんは、数年前出会った中古物件を自分好みにリノベーションをして住んでいらっしゃいます。

見晴らしの良い高台にあるお家のキッチンは、その中でも特等席!気持ちの良い日差しが木々の合間をぬって届く空間。

そして石井さんの暮らしを楽しむためのDIYの要素が詰まっているスペースなんです。

 

タイルは昭和時代のデッドストックを選びました。

齋藤:
「六角形のタイルが印象的ですよね!淡い色が、調理器具を引き立てるよう。」

石井:
「これは昭和時代のデッドストックなんです。ちょっぴりレトロな感じがかわいいですよね。」

 

壁の色も、気軽に変えています。

こちらの壁は、リノベーション当初は淡い水色だったのだそう。それを最近イメージチェンジで大人っぽいルビー色に変更!タイル以外の壁面には使い勝手を考えて棚がつけられています。

 

ブリキの板を丸めて作ってもらったレンジフード

石井:
「レンジフードはブリキの板を丸めたものをキッチンを作って頂いた愛媛のメーカーさんに作っていただいたんですよ。」

齋藤:
「これ、キッチンでまず目に飛び込んできます!シンプルでいい味が出ていますね~。」

 

食器は背の低い棚やカゴ・箱に収納しています。

石井さんのお家に入ってしばらくして気づくのは、“食器棚はどこ?”ということ。

するとダイニングとキッチンの間にありました。

石井:
「壁面を有効に使いたいという思いがあるんです。

だから背の高い食器棚は置かず、低い棚やカゴ・箱に入れて収納しています。こうして空間の間に置くと、低い棚の上も物を置けたりもしますよね。

家具を低くおさえるのは、インテリアを楽しむコツでもあるかもしれません。

我が家の場合猫がピョンと乗っかったりするんですが。笑」

齋藤:
「確かに、食器棚って結構な存在感になることが多いですよね。

背の低い食器棚を使った場合は壁面が見えたり、柔らかく空間を仕切る役目になったりとお部屋の見え方が変わるように思います。」

 

ボウル類は自作の箱へ入れています。

キッチンの下部分のオープンになった部分にはキャスター付きのお手製のボックスが納まっていました。

ボウル類の他、お鍋などもザクザクと収納。

入れるものの寸法に合わせて取り付けられた仕切りもポイントになっています。

石井:
「箱の作り方もいたってシンプルなんです。

以前は別の箱を3つ重ねていたのですが、使い勝手を重視して作りましたよ。

自分の使い勝手やサイズ感で変えていけるのはDIYのいいところ!」

 

棚に自由に打ちつけた棚はお気に入りの収納エリア

石井:
「置くものや、使い勝手によって棚の位置はよく変える部分なんですよ。」

下の写真のワイヤー素材の棚はクローゼット用の網棚だそう。

確かに、帽子を入れたりフックが付いているのがクローゼットっぽい!

珈琲にまつわる道具は、この棚まわりにまとめて置いてありました。

きれいに仕舞いこまなくても、ランダムに置いてある様子も気持ちが良くて不思議です。

コーヒーフィルターが掛かっているのはなんとトイレットペーパーホルダーだそう!

使いやすさと見た目のおしゃれさを、オーダーしたり自分で作ることで叶えた気持ちの良いキッチン。

この一つの空間にはいくつもの石井さんの目によって集めれられた、色々なパーツが生き生きとはめ込められ、日々進化していました。

使いやすさを考えて、小さなことでも実行してみることの楽しさが、石井さんのキッチンを見ているとグングン伝わってくるようでしたね!

明日は『自分らしい暮らしの場をつくる 1』です。

玄関やダイニングなどを石井さんらしくつくっておられる様子をお届けしますよ。

ここにも、DIYの楽しいアイデアが一杯です!

どうぞお楽しみに!

 

・石井佳苗さんが主宰するWebマガジン⇒『Love customaizer』
・石井佳苗さんの最新の著書はこちらです。 ↓↓↓

4767815584 「簡単! インテリアDIYのアイデア Love customizer」
石井佳苗
エクスナレッジ 2013-04-26

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もくじ

◎フィットする暮らしのつくり方 :第1話「自分らしいキッチンをつくる」(5月13日更新)

◎フィットする暮らしのつくり方:第2話「自分らしい暮らしの場をつくる1」(5月14日更新)

◎フィットする暮らしのつくり方:第3話「自分らしい暮らしの場をつくる2」(5月15日更新)

◎フィットする暮らしのつくり方:第4話「石井さんの毎日をつくるものえらびと使い方」(5月16日更新)


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