特集|フィットする暮らしのつくり方vol.05 – 関根由美子さん編 第3話『リネンとの付き合い。』
商品プランナー 加藤
本日は、第3話
「リネンとの付き合い。」をお届けします。
フォグリネンワークときいて、
リネン製品を思い浮かべる方も
多いかもしれませんね。
普段、関根さんがお家でどんな風に
リネンを使っているか、その様子や
お手入れについて教えていただきました。
また、ほんの少しの工夫で
きれいに収納できるファブリック類の
たたみ方についても、お聞きできましたよ。
さっそく見ていきましょう!
関根さんのリネン使いあれこれ
『毎日の食卓を彩るリネン』
食卓のテーブルには、
当店でもお取り扱いをしている
テーブルクロスが掛けられています。
ほどよい彩りがプラスされて、
食卓の雰囲気がふわっと明るく感じられますね。
リネンのテーブルクロスには、
特に思い入れがあるという関根さん。
関根:
「母が麻のテーブルクロスをかけていたので
テーブルクロスが無いテーブルというのは、
私には考えにくいところがあるんです。」
たくさん持っているテーブルクロスは
木箱に入れて、頻繁にチェンジしているそう。
テーブルクロスの色だけで
食卓の雰囲気にぐんと変化がでて
いつも新鮮な気持ちになれそうですね。
『引き出しの中にもリネン』
こちらは関根さんのキッチン。
シンク下の引き出しを開けると
そこでもリネンが使われていました。
器の下に敷かれていたり、
小さく切ってプレート類の間に挟まれています。
関根:
「こうするとガチャガチャしなくて。
古くなったキッチンクロスを使っていますよ。」
加藤:
「大事なお皿が欠ける心配が無くて良いですね。」
紙製の使い捨てのものと違って、
汚れたら洗って繰り返し使えるそう。
だんだんとなじんでいい風合いに
変化していくのも楽しめそうですね。
『安らぎを与えるリネン』
わー!いいなー!と声が上がった
オールリネンでしつらえられたベッド。
肌触りがとても心地良さそうです。
関根さんのお家の窓には
必ずと言っていいほど、
リネンのカーテンがかかっていました。
すーっと光がきれいに入って、
リネン独特の風合いある表情が
ほんのり浮き上がるのがとても素敵でした。
リネンの心地よい肌触りや、
お家の中にきれいに入ってくれる
あたたかな光が、頑張るパワーを
おすそ分けしてくれるようですね。
『ハードユースもお任せ』
こちらのバスタオルもリネン素材だそう。
吸収が良くて乾きが早い、
リネンならではの魅力ですね。
関根:
「このバスタオルは、
とてもおすすめですよ〜。
水分をジュッ!と吸いとってくれます。」
そして、当店でもお取り扱いをしている
リネンバスマットを発見しました。
実は当店のスタッフ愛用率ナンバーワン。
関根さんも長年愛用されているそうですよ。
シャリっとした触り心地と
吸水性、速乾性が嬉しいマットです。
齋藤:
「当店のスタッフもみんな持ってますー!
乾きやすいので重宝しています。」
関根:
「うちの猫も気に入っているみたいで
よくここに座っています(笑)。」
関根流リネンのお手入れ
当店でもご好評をいただいている
フォグリネンワークのリネン。
ご自宅で、実際に愛用されている
お客さまもいらっしゃるかと思います。
お家のリネンのお手入れ方法、
どうしたら良いのか気になりますよね。
普段のお洗濯方法などについて
関根さんにお聞きしましたよ。
関根:
「フォグリネンワークのリネン製品は
普段使いをテーマにしています。
乾燥機さえかけなければ、
普通に洗濯機でお洗濯して大丈夫です。」
加藤:
「気負わずにお洗濯できるというのは
とっても嬉しいですねー。」
関根:
「アイロンは、掛けても掛けなくても
どちらでも良いと思います。
ぴしっとかければ気持ち良いですけど、
時間がないときはそのままでも。
今日テーブルにかけているのは
アイロンを掛けていないクロスですよ。」
それから、
お客様にはおすすめできないんですけど…
とテーブルクロスを見ながら続ける関根さん。
関根:
「私、よくこぼしてしまうので
シミがついたら色物用の漂白剤で洗っちゃいます。
汚さないようにと気をつけるのは、
使いにくくなってしまうだけだから。」
毎日使いたいものだから、
神経質になると疲れてしまいますよね。
漂白剤を使うと、やはり色柄のものは
全体的に若干色あせするそうですが
こうしたお手入れの仕方も、
気軽に使うための方法のひとつですね。
折り方を変えるリネン収納。
普段リネン類や消耗品を
しまっている、収納スペースも
扉を開けてみせていただきました。
上段にはタオルやベッドシーツなど
リネンのファブリック類、
下段にはトイレットペーパーなどの
消耗品がカゴに入って収納されています。
かさばりがちな布類ですが、
きれいに収納されていますね。
加藤:
「どうしたら布類をきれいに
しまうことができるのですか?」
関根:
「うーん、そうですねぇ、
特別なことはしていないのですけれど…」
そう言いながら、関根さんはリネンを
ぱたんぱたんと3つ折りにしました。
下の写真は同じ大きさのファブリック。
左ははじめに3つ折り、
右は2つ折りをしたものです。
はじめの折り方を3つ折りにすると
端が折り込まれて、見た目がきれいですね。
関根さんは収納する棚の
大きさに合わせて、2つ折り、3つ折りと
折り方を使い分けているそうですよ。
ちょっとしたことだけど、
なかなか気づくことのない工夫に
撮影隊の3人は大興奮でした。
fog linen workという屋号の由来
「fog linen work(フォグリネンワーク)」
のいまの屋号は、
麻の商品をはじめる際に付けたそう。
関根:
「大好きなサンフランシスコやロンドンに
置いてもらえるような品揃えにしたいと思って。
サンフランシスコやロンドンは霧=fogで有名な街。
そこからとりました。」
第2話でうかがった、
リトアニアでの奮闘からはじまった
オリジナルのリネン商品。
今ではフォグリネンワークの
定番の布雑貨として、
たくさんの人々を魅了しています。
小さい頃からテーブルクロスなど、
身近に麻の製品があった関根さんにとって
リネンが日々の暮らしに寄り添うものとして
存在するのは、自然なことなのかもしれません。
もしかしたら、お家のリネンたちが
関根さんを癒してくれる存在なのかもしれませんね。
さて最終回の明日は、
第4話「暮らしのもの選び。」。
ここまでたっぷりとご紹介した、
関根さんの愛用品やリネン製品。
関根さんのお家のいたるところに
シンプルで、心地よくて、使い勝手が良くて…
まさに、フォグリネンワークの雰囲気が
ぎゅーっと詰まっていましたよね。
そんな世界観をつくりだす、
関根さんの「もの選びの視点」に
明日は、ぐっと迫りたいと思います。
最終回もぜひ、ご覧下さいね。
写真:安部まゆみ
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もくじ
◎第1話
「私たち、関根由美子さんを訪ねました。」
(4月7日公開)
◎第2話
「関根さんの愛用道具。」
(4月8日公開)
◎第3話
「リネンとの付き合い。」
(4月9日公開)
◎第4話
「暮らしのもの選び。」
(4月10日公開)
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