【着まわし上手になれるコツ】第3話：ラフすぎず、メンズライクすぎないチノパンの履きかた

編集スタッフ　田中

写真　鈴木公平

全6回連載で、スタイリスト・佐藤かなさんの「明日つかえる着まわしアイデア」特集をお届けしています。

第3話では「チノパン」に注目。ベーシックなアイテムだけれど、女性がすてきに履きこなすのは難しい…そんなアイテムを佐藤かなさんにスタイリングしてもらいました。

太めと細め、チノパンの着こなし方

さらりとチノパンをはきこなしている方を見ると、おしゃれだな〜と思います。定番アイテムなのに意外と難しくて…と悩みを話していたら、

佐藤かなさん：
「たしかに、急に幼くみえてしまったりしますよね。でも合わせるトップスや色によって印象が変わりますよ」

かなさんもチノパンの難しさを認識済みでしたが、解決策があるようです！今回は太め・細めのタイプを用意し、着こなしのコツを教わりました。

女らしくなる細めチノパン

トップス：ADIEU TRISTESSE、ボトム：JOURNAL STANDARD、靴：LOWRYS FARM、バッグ：Sans Arcidet

細めのチノパンには、上にボリュームを置いてバランスのよいコーディネイトを提案してくれました。チノパンのカジュアルさが薄まって、女性らしさが出ていますね。

そのポイントを詳しくみていきましょう。

トップスと靴は、女の子らしいアイテムで

佐藤かなさん：
「トップスにレースが施されているので、アクセサリーがなくても十分ガーリーになります。また靴をヒールにすると、よりいっそう女性らしさが出てチノパンでもカジュアルすぎない着こなしになりますよ」

きれいめに履くなら、足首を出して

佐藤かなさん：
「股上が深めで、裾がすぼまったテーパード型。この形はカジュアルにも、きれいめにも履けます。

裾を一回巻いてくるぶしを見せて、しっかりとウエストで履いてもらいました。第1話でお話しした手首を出すのと同じで、女性らしさが出ます」

ワイドな形は、同系色のやさしいコーディネイト

ニット：HUMAN WOMAN、ボトム：maison de soil、靴：conges payes ADIEU TRISTESSE、アクセサリー：5 OCTOBRE

ちょっぴり太めなストレートタイプのチノパン。やさしい色合いでまとまっていて、ニットからちらりと見えるレースシャツがかわいいですよね。
ワイドな形のパンツも引き続き流行しているそうですが、ボーイッシュなイメージになってしまいがち。でもこの着こなしは、やわらかな女性らしさを感じますね。

ガーリーなブラウスをちら見せ

佐藤かなさん：
「同系色でまとめましたが、ニットとボトムの間にトップスのレースが見えるようにしていて、全部がなじんでしまわないようにしています。このレースは実はニットの下に着 ているタンクトップの裾部分なんです。

カットソーとレースの切り替えアイテムは、一枚で着るのもいいですが、こんなふうに重ね着してガーリーさが出せるアイテムですよ」

小さなモチーフネックレスでボーイッシュ感を薄めて

 佐藤かなさん：
「胸元は小さなモチーフが集まったネックレスで、ボーイッシュさを薄めて。全体的にシンプルなスタイルなので、ネックレスを足してみました」

これまで自分の持っているチノパンの形をよく見ていなかったけれど、トップスとのバランスやどこでガーリーさを出すかポイントがわかりました！

次回は、アクセサリーのつけ方についてお届けします！スタッフが悩んでいたピアスとネックレスの合わせ方などを聞いてみましたよ。

【今回使用した服（私物以外）】
コーディネート01. 　トップス：ADIEU TRISTESSE（アデュー トリステス）/¥32,000 アデュー トリステス 03-6861-7658、バッグ：Sans Arcidet（サン アルシデ）/¥18,000 リフラティ シップス ルミネ横浜店 045-444-0186
コーディネート02. 　トップス：HUMAN WOMAN（ヒューマンウーマン）/¥19,000 ヒューマン ウーマン 03-6748-0350、ボトム：maison de soil（メゾン ド ソイル）/¥16,000 メゾン ド ソイル恵比寿 03-5773-5536、アクセサリー：5 OCTOBRE（サンク オクトーブル）/¥16,000 リフラティ シップス ルミネ横浜店045-444-0186

もくじ

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▼定番のアイテムをつかった、おしゃれ

▼香菜子さんが着こなす、冬の服