【夏の薬膳丼】4品目:夏バテの体に。エネルギーチャージする「豚こま肉の梅照りとろろ丼」
暑さと冷えと、夏の体には不調がつきものです。
薬に頼らずとも、日々の食事からおいしく体をいたわれたら。料理家で国際中医薬膳師の齋藤菜々子さんに、手軽な「薬膳丼」を伺っています。
4品目は、夏バテに効く、エネルギーチャージにぴったりのパワー丼です。
1品目はこちらから
スタミナ味も、とろろでさっぱり
豚こま肉の梅照りとろろ丼
材料(2人分)
豚こま切れ肉…150g
ズッキーニ…1/2本(80g)
梅干し(塩分8%程度、しそ漬け)…1粒
長芋…150g
片栗粉…小さじ2
塩…ふたつまみ
酢…小さじ1/2
ごま油…小さじ2
A
酒…大さじ2
しょうゆ、みりん…各大さじ1と1/2
砂糖…小さじ1
酢…小さじ1/2
作り方
1.豚肉には片栗粉をまぶす。ズッキーニは1cm厚さの輪切りにする。梅干しは種を除いてたたく。
長芋は皮をむいてすりおろし、変色防止と下味をつけるために塩、酢を加えて混ぜておく。
2.フライパンにごま油を熱し、ズッキーニを焼く。片面にこんがり焼き色がついたら裏返し、端に寄せて空いたところに豚肉を加え、縮まらないよう菜箸で広げながら炒める。
豚肉の色が変わったら、Aを加え、てりが出るまで煮絡める。梅干しを加えて混ぜ合わせ、水分が飛び切らないうちに火を止める。
器にごはんを盛り、1のすりおろした長芋をかけ、2をのせる。
齋藤さん:
「豚肉は片栗粉を揉み込むと、脂身の少ないこま切れ肉でも、パサつかずやわらかに仕上がります
長芋は酢と塩を混ぜることで、変色を防ぐだけでなく、下味がつくので、ごはんとのなじみがよくなります」
梅の酸味がきいた照り焼きは、まさに夏の体がよろこぶ味。ほどよくボリュームがありながら、とろろの粘りと一緒にさらっといただけます。焼いたズッキーニのおいしさも、今ならでは。身近な食材ばかりですが、意外となかった新しい組み合わせです。
熱を冷まし、エネルギーを補う「ズッキーニ・梅干し・豚肉・長芋」
齋藤さん:
「夏バテには、体に溜まった熱を放出する『清熱(せいねつ)』の働きをもつズッキーニと、『滋陰(じいん)』、『生津(せいしん)』の梅干しを取り入れるのがおすすめです。
ズッキーニの代わりに、トマトやなすでも同じ効果が期待できます。
加えて、バテてしまった体にエネルギーを補う『補気』の食材が豚肉と長芋。長芋はすりおろせば夏でも食べやすく、スタミナをプラスしてくれる頼もしい食材です」
全4品お届けしてきた、夏の不調に効く「薬膳丼」。冷えや体のバテに効く食材は、やはり夏が旬の野菜が多くて、理にかなっていることを感じます。
薬膳は1日で不調を改善するものではなくて、「大切なのは食材の役割を知った上で、日常的に食卓に取り入れていくこと」だと齋藤さん。だからこそ気負わず、手軽においしく。夏の薬膳丼が、そんなきっかけになれたなら幸いです。
【写真】嶋崎 征弘

齋藤菜々子
料理家・国際中医薬膳師。忙しい日々の中で食事が心身の充実につながることを実感し、料理の道を志す。日本中医食養学会・日本中医学院にて中医学を学び、国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材を使った作りやすい薬膳レシピを提案する。書籍・雑誌・企業へのレシピ提供、webコラム連載、イベント出演など活動中。近著に「心と体をおいしく満たす バテないごはん」(世界文化社)など多数。
Instagram: @nanako.yakuzen
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