【暮らしの手入れ】 第4話:ふっくらおいしい土鍋ご飯に挑戦!ひび割れを防ぐため、まず最初にしたいこと
土鍋は最初の手入れが肝心です。ここでは片栗粉を使った、目止めの方法をご紹介します。初めて使うときに、きちんとお手入れする事で、ひび割れを防ぐ事ができるんです。焦げてしまった時は重曹を用意し、汚れを浮かしてペットボトルのキャップでそぎ落とします。当店で人気の「かもしか道具店ご飯の鍋」を例に、土鍋の基本の使い方と洗い方を試してみました。ヒビや焦げ付き知らずの土鍋で、おいしいご飯を炊いてみましょう♪
編集スタッフ 塩川
不定期連載で、鍋やフライパンの手入れ方法をお届けします。
土鍋で炊いたごはんは、ツヤツヤふっくら。4話目は当店で人気の、かもしか道具店 ごはんの鍋を使い、土鍋を永く大切に使うポイントを、卸元に伺いました。
ひび割れ予防に!片栗粉での目止め方法
土鍋を手に入れたら、まず最初に何をしたらよいのでしょう?卸元に伺ってみました。
「使いはじめの前に『目止め』をしてください。ひび割れの予防や、におい移りを少なくして、土鍋を永く丈夫に保ってくれますよ。
目止めはお米のとぎ汁や小麦粉でもできますが、片栗粉での目止めがおすすめです」
それでは、早速試してみましょう!
片栗粉での目止め方法
[1]ボウルに水と片栗粉を入れて溶く。片栗粉の量は、水に対して10%が目安。
[2]ボウルの中身を土鍋の8分目まで入れる。
[3]土鍋を弱火にかけ、沸騰させる。沸騰したら火を止めて、土鍋を完全に冷ます。
[4]土鍋が冷めたら中身を捨て水洗いをし、よく乾燥させる。
▲トロッとした片栗粉が糊になり、土鍋を保護。浅いヒビが気になる時もこちらの手順を試してみてください。
傷つけないで!永く使うためのコツ
土鍋を焦がしてしまった時、金属タワシや研磨剤入りの洗剤を使うと、表面に傷が付くおそれがあります。
焦げ付きを落とす時は「重曹がオススメですよ」と卸元から伺いました。土鍋に水と重曹を入れ弱火で煮立てると、焦げが浮きあがってきます。さらにそのまま一晩放置するとより効果的。
鍋の中身を流して洗い、それでも焦げ付きが残っている場合はペットボトルの蓋の口を使うと、スポンジよりも焦げ付きをそぎ落としやすいのだとか。
ボトルキャップの便利な活用方法に、目からウロコです!
おいしいご飯が炊けて、電子レンジで温め直しもOK!
かもしか道具店のごはんの鍋は、耐久性、保温性にすぐれた萬古焼(ばんこやき)の土鍋です。
おひつ代わりになる土鍋は、電子レンジでの温め直しもOK。調湿効果があるので、お米の水分が少ない時は増やし、余った水分はお鍋が吸い取ってくれます。時間が経っても、美味しいご飯がいただけますよ。
全4話でお届けしました、鍋やフライパンのお手入れ方法。夏のひとときに、お気に入りの道具を見つめ直してみませんか。
(おわり)
本日登場したお鍋
※ご紹介したお手入れ方法やコツは、卸元に確認の上お届けしています。
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