【BRAND NOTE】第2話:オートモードを卒業して、より「自分らしい」写真を撮るコツとは?
写真をぼかして雰囲気のある写真が撮りたい!女性にオススメのミラーレスカメラCanon EOS M10(キヤノンイオスエム10)を使い、F値やシャッタースピード、露出補正について学んでいきます。オートモードから一歩を踏み出し、AVモード(絞り優先モード)で撮る方法をマスターすれば、ぼかすもくっきりも自由自在。初心者にやさしいEOS M10は、スマホのような簡単操作でF値を絞ることができ、「いい写真」を手軽に楽しめます。
編集スタッフ 塩川
そろそろ、オートモードを卒業したい
「カメラと仲良く」をテーマにお届けしているBRAND NOTE Canon EOS M10 編。
シャッター押すだけできれいな写真が撮れるオートモードは、カメラを手にしたとき、まず最初に選ぶ方が多いのではないでしょうか。
ですが写真を撮っていくうちに「カメラの機能使いこなして、もっとこう撮りたい」と感じることはありませんか?
2話目ではオートモードを卒業し「自分らしい」写真に近づくコツをお届けします。
(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で製作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)
F値?露出補正??カメラってむずかしい…
1話目に引き続き、当店のお客さま係・上山の悩みを聞いてみました。
「家に夫が買った一眼レフがあるのですが、オートモード以外触ったことがなく、ちょっと物足りなさを感じています。
もっとカメラに詳しくなりたいけれど、専門用語にアレルギー反応が出てしまい、むずかしくて次のステップに進めません……」
それならば!と、今回はふたりの方を先生としてお呼びしました。
左から「写真を撮ることが好きで、キヤノンに入社したんです」と話す浅葉さんと、前回のBRAND NOTEに引き続きフォトグラファーの鈴木さや香さん、おふたりに詳しく教わっていきます。
「EOS M10はまさに『一眼レフって、なんだかむずかしそう』と感じている方に向けて作りました。
簡単に操作できるよう極力ボタンを減らし、みなさんが日頃使い慣れているスマートフォンのように、液晶をタッチしながら直感的に撮影できます。
コンパクトですがミラーレス一眼と呼ばれていて、一眼レフの仲間なんですよ」
「確かにシンプルで、触ったらダメ!と思えるようなボタンが、普通の一眼レフより少ないですね」
「今回はステップアップして、Av(絞り優先)モードでの撮影に挑戦してみましょう。これが使いこなせるようになると、もっと自由に写真を楽しめるようになりますよ」
▲オフィスを離れ、わたしたちは店長佐藤家に移動しました。
オートモードで「物足りない」と感じるのはどういうとき?
「オートモードはシャッターを押した瞬間に、この場所ならこう撮るべきだ!とカメラが設定を考えてくれます。
サッと撮りたいときはこのモードでも十分なのですが、例えば窓辺を撮ろうとして逆光になってしまったとき、Av(絞り優先)モードで明るさを調節すると、緑が明るくイキイキとしてきます。
ぼかしたり、くっきりさせたり、見え方をコントロールしながら、明るさを調整できるのがAv(絞り優先)モードなんです」
▲EOS M10 +EF-M22mm F2 STMで撮影
「思ったように撮れないとき、カメラのせいにして諦めていました……。
Av(絞り優先)モードを使いこなせるようになると、こんな風に見ている景色をより良く撮れるんですね」
家の中をもっと「素敵」に撮りたい!
「F値って言葉がそもそもわからなくて……」
「『ぼかす・くっきり』に関わるのがF値です。カメラのレンズには穴が空いていて、ここから光を通します。
F値を小さくすると穴が大きくなるので光がよく通り、ぼけ味の
反対にF値を大きくすると、穴が小さくなるので光の通る量が減り、
▲レンズはEF-M22mm F2 STMを使用しています
いつものグリーンが、幻想的な作品に
「それでは、ぼけ味のある写真を撮ってみましょう。F値の数字が小さいほど、ぼけて印象的な写真になりますよ」
「このレンズはF2からF22まで選択できるんですね。では『F2』にしてみます」
▲EOS M10 +EF-M22mm F2 STMで撮影
「手前と後ろがぼけていて、幻想的な写真ですね〜!森の中に入りこんだみたい」
「ぼけ味のある素敵な写真を撮るポイントは、ピントを合わせる場所をきちんと決めることです。
カメラ任せにしたりせず、自分で撮りたいものの主役を決めていくと、次の段階ではどこをぼかしたらいい写真になるか、わかっていくと思いますよ」
インテリア全体を撮りたいときは?
「お部屋の全体を撮りたいときなど、くっきり写したいときはF値を大きくしましょう」
「F値を一番大きくして『F22』で撮ってみたら、写真がブレブレでした。シャッターの音も、なんだかゆっくりしているような……?」
「F値を大きくするとレンズの穴が、小さくなりますよね。その分明るい写真を撮るためには、シャッタースピードをゆっくりにして、光をとりこむ時間が必要になるんです」
「飾り棚の雑貨を撮りたいので、その他の背景はぼけても大丈夫です。今回はF値をF8ぐらいにしましょうか。
シャッタースピードが遅くなり手ぶれが気になるときは、脇をしめて呼吸を止め、落ち着いてシャッターを切ります。壁に寄りかかって、体を固定する方法もおすすめですよ」
▲EOS M10 +EF-M22mm F2 STMで撮影
自分の感覚で「明るさ」を変えたい
「うーん……。壁に掛かった鳥のオブジェを可愛く撮りたいのですが、そのまま撮ると暗いですね。逆光でもないのに、なぜでしょう?」
「撮る場所に白色が多いとき、カメラが明るいと判断して、見た目より暗く写ることがあります。
その場合は、露出補正を使うと便利ですよ。これは明るさの基準を自分の思った通りに変更することができます。
露出補正『0』がカメラが考える基準の明るさ。そこから自分の感覚で、明るくしたいときはプラスに、暗くしたいときはマイナスに変更することができます」
▲EOS M10 +EF-M22mm F2 STMで撮影
「露出補正を『プラス2』に近づけてみました。ずいぶん明るくなりましたね〜!」
「露出を明るく補正すると、印象がほんわかします。白いものはきちんと白くなるよう、明るさを意識するのが補正のポイントです」
「実際に試しながら撮ると、だいぶわかってきた気がします。見た目より明るいなぁと感じたときは、露出補正をマイナスにすればいいんですね」
「そうです、正解!露出を暗めに補正すると、印象がぎゅっと締まります。ですので、コントラストやニュアンスを出して撮りたいときに最適ですよ」
▲EOS M10 +EF-M22mm F2 STMで撮影
操作が簡単!だから分かりやすい
「F値や露出の変更を、液晶画面を確認しながら感覚的に触れるので、思ったよりも簡単なんだ〜!と目からウロコでした。
むずかしいと感じていたカメラのこと、オートモードからなかなかステップアップできないのが悩みだったんです。けれどお二人に教わって、カメラとすこし仲良くなれた気がします」
▲F値・露出補正は、液晶画面を確認しながらタッチパネルで調節できます。
「よかったです〜。機能が使いこなせるようになると、主役をどんな風に撮りたいか、イメージが膨らみやすくなります。
雑貨のこの可愛さを撮りたいとか、目の前の景色に感動したからシャッターを切ったとか、自分が意味を持って写真を撮ると、もっとカメラが楽しくなりますよ」
「一眼レフを使い慣れている方で、ファインダーをのぞいて撮りたかったり、やっぱりダイアルがあったほうがいい!と感じる方には、EOS M3をご用意しています。
EOS M10と大きさはほとんど変わりませんが、より本格的な撮影や、カメラらしい操作を楽しめる、お兄さん機種なんです」
▲写真左がEOS M3、右がEOS M10。並ぶとまるで、頼もしい兄と可愛い妹のよう!
「確かにお兄さんだけあって、かっこいい見た目ですね。一眼レフを使いなれているうちの夫は、ダイアルとか機械らしいものがやっぱり好きなので、EOS M3を選ぶ気がします。
わたしはまだ初心者なので、ボタンが少なくて可愛らしいEOS M10で、カメラと仲良くなりたいです」
EOS M10の楽しみ方はもう一つ、それはレンズ交換です。
レンズを変えると見える世界が広がり、より「撮りたい」写真に近づきます。
けれど種類がたくさんあって、どれを選んだらいいのか正直悩むところ……。
3話目では旅先に持っていくときにおすすめのレンズや、作品のような写真が撮れるレンズなど、引き続き浅葉さんと鈴木さんに伺いました。
(つづく)
【写真】
木村文平:1〜4、6、8、10、12、15〜18枚目
もくじ
浅葉 森
(キヤノンマーケティングジャパン株式会社)
写真を撮ることが好きでキヤノンに入社。カメラ商品企画部に所属し、EOS M10のInstagramアカウント(@canon_eosm)の立ち上げに携わる。プライベートでは、1歳になる息子や風景の写真を撮ることが趣味。
鈴木 さや香
(フォトグラファー)
広告写真、CMの動画撮影などを中心に活動の場を広げている。EOS Mとカメラ誌の共催ワークショップにて講師を担当。EOS M10で鎌倉を撮影したフォトエッセイ「かまくらかたおもい」を連載中。 http://www.kamakura-info.jp/kataomoi/
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