【23時の、僕とおやつ】グラノーラ作りのきっかけは朝ごはんを楽しむ気持ちから。
OYATSUYA SUN 梅澤
こんにちは、OYATSUYA SUNの梅澤です。
最近、「他にもいろいろつくれるのに、どうしてグラノーラなんですか?」と聞かれることが何度かありました。
たしかに、フォンダンショコラやパウンドケーキ、マフィン、スコーン、チーズケーキなど、商品としてつくれるものはたくさんあります
今までこのコラムではOYATSUYA SUNの成り立ちや僕が考えていることなどを書いてきましたが、今回はご要望にお応えして、僕らがグラノーラをつくっている理由について書いてみようと思います。
僕らのグラノーラは「旅先の朝ごはん」
▲イギリスで食べたイングリッシュブレックファースト。
いきなりですが、グラノーラから話はちょっと逸れて、ここ数年、朝ごはんがおいしいと一日がちょっとだけハッピーに過ごせているような気がします。
もちろん、ランチがおいしくても「午後もがんばろう」という気になりますし、夕飯がおいしくても「今日はいい日だったな」と思うのですが(笑)、朝ごはんをしっかり食べられた日はなんだか調子がいいような気がしているのです。
僕は特に、旅先で食べる朝ごはんが好きで、先日行ったイギリスもそうですし、ここ数年きまって訪れている香川では、6時に起きて午前中にうどん屋さんを何軒も回ったりしています。
たぶん、今日は何しようかなー!という、旅のわくわくを一番感じられるのが朝ごはんなんじゃないかと思います。
▲香川で食べた讃岐うどん。薄く切ったすだちがのっていて、爽やかな味わいです。
きっと自宅で食べる朝ごはんも根本は一緒なのでしょう。
「冷蔵庫においしいハムがあるから明日はハムエッグをつくろう」とか、「◯◯で買ってきたマフィンは明日の朝にとっておこう」みたいな「楽しみ」があると、目覚めてからの一日をいい気分で過ごせるんじゃないかなぁと思います。
(食べ物だけじゃなくても、明日はあのワンピース着ていこう!なんていうのもそうだと思います)
僕らがグラノーラをつくる理由は、まさにこれなんです。
おやつって食事の中ではおまけみたいなものです。おしゃべりのツールだったり、「楽しみ」としての要素が強い。
だったら朝にそういうものを食べられたらいい一日が過ごせそうだよね、というコンセプトからはじまったのが、「おやつの専門店がつくる朝ごはん」づくりでした。
どんなものなら似合うか悩みましたが、小麦粉やオートミール、ドライフルーツなどのよく知っている素材でできるということもあって3年前からグラノーラをつくりはじめました。
▲最近ハマっている「あんペースト」を乗せたトースト。
朝に僕らのグラノーラを食べることで、生活の中にほんのちょっと楽しみをプラスしてもらえたら。朝起きるのをちょっとでも楽しく思ってもらえたら。
僕たちがグラノーラをつくっている大きな理由です。
もちろん、”おやつ屋”のグラノーラなので、朝だけでなくおやつとしてもつまんで食べられるように、クッキーのように塊を大きくしたり、サクサクっとした食感を大事にしたりしています。
そんなコンセプトのグラノーラ、今週は「はちみつとフルーツのグラノーラ」を、ドライフルーツを夏仕様に変更してお届けします!
今回は、酸味が強いクランベリー、甘さのあるレッドアップル、そして、さっぱり爽やかなグリーンレーズンを混ぜ合わせました。
▼OYATSUYA SUNの公式インスタグラムでは、コラムには書かなかった裏話や工房の様子などを毎日更新しています。こちらもぜひご覧ください!
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