【BRAND NOTE】前編:18時から、私がひとりで飲む理由。モデル香菜子さんの家飲みのすすめ。
家飲みについてモデルの香菜子さんを取材。よくひとりで少しだけビールなど、お酒を飲むそうです。それは香菜子さんにとって一人だけの時間を楽しむための、大切なものでした。おすすめのおつまみメニューはエビを使ったとっても簡単なもの。美味しい上にすぐに真似できますよ。お気に入りの音楽や、インテリアのポイントもご紹介していただきました。宅飲みがもっと楽しくなるアイディアが満載です。キリン「一番搾り シングルモルト」との取り組みでお送りします。
編集スタッフ 齋藤
10代の頃は何者でもない自分に焦っていたのに、いつからでしょう、多くのことが目まぐるしくて、何者でもない自分でいられる時間を自然と欲するようになったのは。
朝化粧ポーチを開く前の数十分、夫が帰る前の夕暮れ時、そして子どもたちが寝静まったそのあとで、ふっと一息着いて、自分に素直になれる時間があったなら……。
今回「BRAND NOTE」でご一緒することになったのは『一番搾り シングルモルト』。一番搾りといえば誰もが知っているあのビールですが、『一番
このビールには私たちが考える「何者でもない時間」に通じる、KIRINで商品開発を担当する方の想いがありました。それは「肩肘をはらずに、くつろぐ時間に飲んでもらいたい」というもの。
大勢でワイワイ飲むイメージもあるビール。けれど『一番搾り シングルモルト』は、まるでコーヒーで一息つくように、ひとりかふたりでゆっくり飲んで欲しいといいます。
お酒を飲みながらくつろぐ時間、そこにはどんな想いや楽しみがあるのだろう。そんな疑問が浮かびました。そして行き着いたのは、モデルの香菜子さん。
香菜子さんはよくひとりで少しだけ、お酒を飲むといいます。
お酒を飲む時間がどうして必要なのか、そしてその楽しみかたも、聞いてきました。
(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で製作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)
お母さんだって、ひとりの人間だから。
▲棚の右上の壁には、お子さん作の「こだま」がひょっこり。
雑貨ブランド「ロタプロダクト」の代表を務め、デザイナー、イラストレーター、そしてモデルとして活躍されてる香菜子さん。高校生と小学生のお子さんをもつ、お母さんでもあります。
朝の家事をして子どもを送り出したら、自分の仕事、そして今度は夕飯を作るためお母さんに戻るのが香菜子さんの毎日。
香菜子さん:
「撮影など外での仕事は別ですが、大体18時には仕事を終えるようにしています。そのあとお夕飯を作りはじめるのですが、そこでまずは一口」
香菜子さん:
「お酒は仕事から家事へと切り替えるための、きっかけを作ってくれるんです。
お酒を飲むと気分が良くなって、いろんなことを”大丈夫”と思えます。仕事でも多くのことがあるけれど、ま、いいかって、ポジティブになれる。気持ちに区切りができるので、より家事に集中できる気がします」
夕飯を作りおわってからも、ゆっくりお酒を飲むそう。
香菜子さん:
「長男が帰ってくるまではひとりきりです。
この間は多くのことを考えて、自分の本音と向き合うようにしています。こうした落ち着ける時間を取らないと、すべてのことが雑になってしまう気がして……。それはなるべくしたくない。
これ以外にも、たまにひとりで過ごすようにしているんです。
だってお母さんもひとりの人間。自分の時間が必要な時だってある。
家族には”お母さんはいつでも何かしてくれる人”と思ってほしくないんです。そうした姿勢をしていたらやがて家族みんなが慣れて、認めてくれるようになりました。
大好きなお酒を飲んで気持ちをリラックスさせながら、自分だけの時間を味わうようにしています」
香菜子さんが、あえて”家”で飲む理由。
ひとりで飲むといえば、バルやバーなんかもあります。けれども香菜子さんは、なるべく家が良いのだそう。遅くなった日も、外ではなく家なのはなぜなのでしょうか。
香菜子さん:
「あくまで自然体でいたい、ということかなと思います。いつだったか出張した時に、イタリアンレストランで1人で飲んでみたんです。でも、そわそわして落ち着かなかった。なんだか自分が場違いな気がして、一杯だけ飲んですぐに出てしまいました。
香菜子さん:
「お友達と一緒の時は、外で飲むことが多いです。新しいものに触れて、刺激も受けたい。
でもひとりで飲む時はなんだか違う。あぁいったところにはその場所なりの、ムードがあると思います。でも私がひとりでお酒を飲むのは、あくまで自分に素直になれて、心安らぎたいという気持ちがあるから。誰かが作ってくれたムードに、酔いたいわけではないんです。
だから飲むものも、カクテルよりはビールやワインの方が、日々気兼ねなく飲めるので好きですね」
香菜子流、家飲みを楽しむ3つのポイント。
ひとりの時はお気に入りの雰囲気にお部屋を飾って、楽しんでいるそう。
香菜子さんの雰囲気作りのポイントも、聞いてきました。
Point1
「明かりは消して、キャンドルだけに」
香菜子さん:
「普段はインテリアになっているこのキャンドルを、ダイニングテーブルに持ってきます。そして思い切って、電気はすべて消してしまうんです。
キャンドルの灯りだけにして、雰囲気を楽しんでいます」
Point2
「ビールはちょっとずつが、おいしい」
香菜子さん:
「これ、母の教えなんです。ビールは小さめのグラスに、ちょっとずつ入れて飲むのがおいしいのよって言っていて。私の実家は家族全員お酒が好きで、よく飲んでいました。だからこうしたビールの飲み方は、日々見ていた光景でもあるんです。自然と、私もそのまま受け継いでいます」
グラスは京都に行った時に見つけた、若手職人が作ったもの。「いびつな形が好きで」という香菜子さんの言う通り、ゆるりとしたなんとも言えない曲線が、とても味わいのあるグラスです。
その他にもお気に入りだという数種類のグラス。右のものは二重構造のため、冷たいものを入れた場合は結露をしないそうです。
いつもは小さめだけれど、時には300ml入る大きめのグラスにすることもあるのだとか。その日の気分に合わせたものを選んで、楽しんでいるそうですよ。
Point3
「テレビはつけず、お気に入りのジャズを」
香菜子さん:
「ひとりの時はテレビをつけず、音楽をかけています。お気に入りはジャズで” Chet Baker “のCDを掛けることが多いですね」
この時間はインプットをする時間ではなく、からっぽになりたいのだと、香菜子さんは言います。だから空間を作るものは、情報ではなくただただ心地よく感じられるもの。
明かりも音楽も、そして手に触れるものもすべて、自分のペースにあったものに囲まれて、落ち着けるようにしているそうです。
市販のドレッシングとおつまみの、いい関係。
香菜子さんに、お気に入りのおつまみのレシピを伺いました。
香菜子さん:
「これ、一晩市販のドレッシングにつけて焼くだけなので、とっても簡単なんです」
そう言って教えてくれたのは、「エビのマリネ焼き」。
香菜子さん:
「ドレッシングのおすすめは、韓国風のニンニクの香りが強いもの。おつまみにぴったりなんですよ」
作り方は本当に簡単!すぐ真似できそうです。
用意するもの
・殻付きのエビ
・ドレッシング(ニンニクが効いたものがおすすめ)
・パクチー・レモン(お好みで)
・ジップロックかタッパー
作り方
①エビの背ワタを取って下処理。
②容器にドレッシングとエビを入れ、1日冷蔵庫に入れ保存。味が染みるのを待つ。
③フライパンでエビに火が通るまで、両面を焼く。
④お好みでパクチーやレモンを添えて出来上がり!
香菜子さん:
「みんなの帰りが遅い時は、先にちょっとだけ小皿によそって、お酒と一緒にいただくことも。1人用のセットを作るのも、楽しいんですよ」
コーヒーはまだ戦闘モード、ビールは……?
香菜子さん:
「この間仕事で下北沢に行った時に、コーヒーがおいしいと有名なお店に行ったんです。でも、ついビールを一杯飲んでしまって(笑)
その日は仕事がそれでおわりでした。もう気持ちをゆるめておいて大丈夫という時は、お酒を飲んでしまいますね。コーヒーも好きだけれど、コーヒーを飲む時は、まだ戦闘モード。次の仕事に対して構えているのだと思います」
「ひとりでお酒を飲む」と聞くと、私はバーで強いお酒を飲むような、気だるい雰囲気を想像していました。けれどももっとカジュアルに、ひとりでお酒を飲むシーンもある。香菜子さんの話を聞いて、そんなふうに思うことができたのです。
洒落たカクテルや濃厚なお酒もおいしいけれど、日々のささやかな楽しみだとしたら、無理せず気取らずに飲めるものがいい。
「深く酔いたいわけではないんです」と香菜子さんは言います。ただ一日のちょっとした時間に、ふっと多くのことから、自分を解放するために飲む。だからこそ欲しいのは、家でじっくり味わえるお酒。
KIRINの担当者の方が「このビールはくつろぐ時間に飲んでもらいたい」と言った理由も、そこにありました。
『一番搾り シングルモルト』の豊かな味は、原材料として1種類のオーガニック麦芽だけを使用した、こだわりの「シングルモルト」製法から生み出されます。通常は数種類をブレンドするようですが、「麦本来のおいしさ」
「シングルモルト」だからこそ、麦の味が生きていて、深くじっくり味わえる。そして家庭で飲めるからこそ、心の底からくつろぐことができるのです。
後編の第2話では『一番搾り シングルモルト』のそうしたこだわりを、実際に私たちも暮らしの中に取り入れてみました。
普段から家でよくお酒を飲むという2名のスタッフを取材。いつもの楽しみかたと、そして『一番搾り シングルモルト』を味わってみた感想も、お届けします。
(つづく)
【写真】木村文平
もくじ
香菜子
(モデル)
1975年、栃木県足利市生まれ。女子美術大学工芸家陶芸専攻卒業。在学中にモデルを始め、現在2児の母。母の立場から「こんなものがほしい」をかたちにした雑貨ブランド“LOTA PRODUCT(ロタ プロダクト)”を設立する。2008年よりイラストレーターとしての活動もスタート。
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