【スタッフのアイデア帖】みんなの「ごきげんな一日」をつくるもの
編集スタッフ 二本柳
毎日、毎日くりかえす家しごと。
朝ごはんを作ったと思えば、あっという間に夕飯の時間。洗濯物をたたみ終えたと思えばいつの間にやら次の衣類がカゴに溜まってて…… 家事は終わりの見えないものだから、時に機嫌よく向き合うことがむずかしい。
そんなとき「よし、がんばるか」と背中をおしてくれるような、お気に入りの道具があると心強いですよね。
連載「ご機嫌をつくるモノ」では、22名の方に、毎日を支えてくれる愛用品をうかがいました。
本日は、その中から4つの道具をピックアップしてご紹介したいと思います。
揚げ物も苦にならない。
お弁当づくりを支えるホーロー道具
1人目は、女優・モデルの高山都さん。
高山さんのインスタグラム(@miyare38)には、素敵なファッションスナップと共に、手料理の写真が並びます。
なかでも私たちスタッフの目が釘付けだったのが、彩り豊かなお弁当。野菜はたっぷり、だけどしっかり揚げ物も入っていて……どれも本当においしそう!
そんなお弁当作りに欠かせない、キッチンアイテムをお聞きしました。
▲野田琺瑯のバットと保存容器
高山さん:
「野田琺瑯のバットと保存容器は、常備菜のストックにはもちろん、特に唐揚げや揚げ物をつくるときに重宝しています。
深さのある蓋つきの保存容器は片栗粉専用にして、衣をつけたら蓋をして保存。ほかの衣づけにも使い回します。
和食屋で料理人さんがやっているのを見かけて、さっそく真似てみました。これで揚げ物のハードルが下がり、毎日お弁当のために揚げるのも苦になりません」
さらにリピ買いしているというのが、PUEBCOのまな板。
▲PUEBCOのまな板
高山さん:
「PUEBCOは好きなお店で、少しヴィンテージ感のある、無骨で素敵な生活雑貨を取り扱っています。
絶妙なサイズ感は、台所で場所を取らず、忙しい朝にぴったり。実はこちらは2枚持っていて。あまりの良さに、1枚目を買った数ヶ月後に、もう一つ買い足しました(笑)
ステンレスの持ち手と風合いのある木の質感がスタイリッシュ。そのままパンやチーズ、生ハムなどを乗せて、テーブルにサーブしてもOKなんです」
COLUMN
高山都さんの記事はこちらから>>
はじめての育児。
気分をあげてくれた必需品
2人目は、特集「多肉植物の育て方」にもご登場いただいたsolxsol(ソルバイソル)の松山美紗さん。
はじめての出産を機に、生活の中心が仕事から育児に。今までの暮らしがガラリと変わり、子育てをしながら掃除・洗濯・料理と家事をこなす日々を送っていました。
そんな松山さんに、子育てを支えてくれたアイテムをご紹介いただきました。
▲VIKITIGTシリーズ
松山さん:
「このIKEAのバスケットは、北欧を代表するデザイナー、インゲヤード・ローマンによるもの。
もともと好きだったデザイナーが、IKEAとコラボレーションすると聞きつけて、すぐに店舗に足を運びました。
買うときは用途が決まってなかったのですが、子どものアイテムを収納するのにぴったりだったのは、うれしい発見でした。
大きくて安定感があるから、おもちゃ、着替え、ミルクやお菓子、おむつ、オムツふき、保険証などを、とにかくこのバスケットへ。
必要なものがひと通り入っているので、子どもを預けるときにも『このカゴさえあれば安心』と助かっています。
車での移動がおおいので、家にいる時に使用しているまま、車に積んですぐに出かけられるのも、重宝しているポイントです」
※こちらのVIKITIGTシリーズは現在取り扱い終了しています
そしてもうひとつが、BOSEのオーディオ。
「母になって分かったことですが、育児をしながら自分のためにできることって限られているんですね。
ラジオや音楽を聴くことは、その『自分のため』のひとつ。なので新居への引越しを機に、音質がよくてデザインも納得できるオーディオを選びました。
ずいぶん前に購入したCDをあらためて聴きたくて購入したのですが、海外のラジオ番組も聴けるので、最近はよくラジオを流しています。
育児や家事をしながらでも楽しめますし、外国のラジオが流れてくると、旅行にいったような気分も味わえて、リフレッシュできます」
COLUMN
松山さんの記事はこちらから>>
「手早く、効率化」を意識して
毎日の掃除もご機嫌に!
教育関係のお仕事とミュージシャン、2つの顔を持つイワマチカさんは、2児の母。
慌ただしい暮らしの中でも、ご機嫌に子育てをするために欠かせない道具をご紹介いただきました。
▲白木屋傳兵衛の江戸手箒とはりみ
イワマさん:
「子供が生まれてから、サッと掃除ができる箒を探していたところ、以前から気になっていた白木屋傳兵衛のものを購入しました。
とにかく便利で、1日に何度も使います。部屋全体の掃除はもちろん、自分でご飯を食べるようになった息子の食べこぼしや、娘の工作のあと片付け、料理後のキッチン掃除と大活躍。
いちいち掃除機を出す手間も省け、息子がお昼寝中でも、静かに掃除できるのも良い点です。
ゴミの量が一目でわかる箒での掃除は、部屋の汚れ具合を把握でき、掃除後の達成感もあります。職場でも子供たちとの掃除は、箒が基本なので体が慣れており、今では掃くときの音も好きです。
箒の長さは70センチほど。持ち運びもしやすく、はりみ(紙のちりとり)も軽いので、いつの間にか娘ひとりでも、掃除ができるようになりました」
COLUMN
イワマさんの記事はこちらから>>
まだまだつづく、寒い日々…
北欧からヒントを得た冬のおしゃれ
最後は、北欧4カ国で取材を重ねながら、現地の食や暮らしを紹介するコピーライター・森百合子さん。
『3日でまわる北欧』 『北欧のおいしい話』 など、森さんの手がける本は、読むだけで北欧を旅しているような気分をたのしめます。
長年にわたり、冬が長い北欧の知恵をたくさん見てきた森さんに、この季節ならではのおしゃれを尋ねました。
▲デンマークの女性クリエイターによって作られたブランド 「ベックソンダーガード」 のストール
森さん:
「コペンハーゲンを歩いていると、モノトーンのストイックなコーディネートにインパクトある柄のストールを巻いた女性をよく見かけるんです。そのスタイルがとても素敵で。
私も冬場は毎日のように首にストールやマフラーをしていて、ここのストールは柄も北欧的というか、あまり他で見ないようなパターンが多いからシーズンごとに買い足しています。
ウールとシルクを使ったタイプは薄いのにとても暖かい。使い心地もいいし、ここ数年はこればかり。青地にフェザーの柄が入ったものや、ピンクの星柄は色もパターンも可愛いです」
そして冬の家じかんに欠かせないのが、ヴィオラ・グロステンのブランケット。ソファに広げておくだけで美しく、あたたかな肌触りが森さんのお気に入りポイントだそう。
「ヴィオラ・グロステンは50年代頃から活躍したデザイナーで、スウェーデンのモダンテキスタイルを語る上でかかせない人。今またスウェーデンで人気が再燃していて、インテリアショップなどでも見かけることが多くなりました。
このブランケットは、青と緑の糸が縦に織り込まれているだけのシンプルなデザイン。派手さはないけれど、色使いが独特で美しくて。冬になると、ああこれが使える季節だなって嬉しくなるほど気に入っています。
季節の変わり目など、肌寒いと感じる時はベッドでも使います」
COLUMN
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