【やる気が起きないときの片付けは】ものを減らすなら「小さくはじめる」のがポイント
部屋を片付ける時、捨てるべきものはどれ? シンプルライフ研究家のマキさんに断捨離の方法を教えてもらいました。まずはメイクポーチや文房具、薬箱など小さなスペースで始めるのがポイントだそう。
編集スタッフ 栗村
ものの減らし方、どうしたらいい?
片付けを始めると向き合うことになるのが、どうやってものを減らすか。時間も気力もたくさん使うイメージがあり、なかなか取り組めないでいました。
前回、片付けを楽にするには、ものを減らすことが大切だとお話しされていたマキさん。いったいどんな方法で減らしていくといいのでしょうか。コツを聞いてみました。
まずは文房具から整理するのがおすすめ
マキさん:
「ものを減らすときに大事なのは、『小さくはじめる』こと。
ついつい最初に取り掛かりたくなる、洋服や食器、本棚などはあえて後まわしに。なぜなら思い入れがあって、いるいらないの判断が難しいから。量も多くなりがちなので、いつまでも片付けが終わらない気がして、挫折してしまいがちです。
だからまずは、引き出しひとつ、ポーチひとつなど、小さくはじめてみてください。文房具や薬箱、コスメなどがおすすめです。
手始めに文房具をおすすめしたのは、いるいらないの判断が明確だから。書けなくなった油性ペンや蛍光ペンなどは、捨てていきます。
薬箱も、使用期限というわかりやすい基準があるので、それを元に捨てていく。そうすると、病院で処方された薬が意外と溜まってしまうんだな、なんていうことにも気づけますし、何より『私もものを減らせるんだ』と自信が生まれ、片付けにも勢いがついていきます。
捨てる基準は、「使っているか、使っていないか」
マキさん:
「ものを減らすときは『いる、いらない』じゃなくて『使っている、使っていない』を基準に捨てるべきものを決めてみましょう。
例えば文房具のなかで、いつの間にか増えてしまうのがボールペン。まだ使えても、1年以上使ってないなら捨ててしまっていいと思います。
捨てたもので、もし必要なものが出てきても、文房具なら気軽に買いに行けるので大丈夫。
コスメも同じです。私はチークやアイシャドウなど、使うのが難しい色を結構持っていたんです。それも10年以上前のものを。何年も使いこなせなかったんだからと、思い切って処分したらポーチひとつ分が空になりました。
スッキリしただけでなく、朝のメイクでどれをつけるか迷う時間が減ったんです」
ものが減っていくと、片付けはもちろん、暮らしや家事の効率も上がっていったというマキさん。どれくらいの期間をかけてものを減らしていったのでしょうか?
ゆっくり減らせば、リバウンドしない
マキさん:
「一気にものを減らそうと思うと、気合いがいりますし、時間もかかります。
ものを減らしていくのは、ゆっくりやっていくのがおすすめです。毎日引き出しを1つずつ整理してもいいですし、週末にちょっとずつ整理していくのでもいいです。
私は、毎日引き出しを一つずつ整理して、半年くらいかけて、ゆっくり減らしていきました。
ダイエットと一緒で、毎日ちょっとずつやれば、減らすことが習慣化してリバウンドしづらいですよ」
片付けの中でも、一番気合いがいると思っていたものを減らす作業。一気にやろうと思わず、小さくやっていくのはできるような気がしてきました。
次回は、日常的な洋服の片付けや、クローゼットの収納について教えていただきます。
👉次の記事はこちら
■洋服、クローゼットの収納
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【写真】木村文平
マキ
東京都在住。2人の娘と夫の4人で暮らす。子育てをしながら一方では広告代理店での勤務を続け、忙しい生活のなかにどうしたら「ゆとり」を持てるか?ということを考え、実践するその暮らしぶりは、人気ブログ『エコナセイカツ』で見ることができる。(http://econaseikatsu.hatenadiary.com/)
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