【やる気が起きないときの片付けは】子どものプリントや仕事の資料など、書類の片付け術
書類の片付けのコツをご紹介します。子どものプリントなど紙類を、きれいに整理するには、もらったときに捨てるかどうかチェック。 取っておきたい場合の整理方法は、ゆるくクリアファイルに分類するだけ。溜まってきたときの断捨離術など書類の片付け術を、シンプルライフ研究家・マキさんに伺いました。
編集スタッフ 栗村
溜まってしまう書類の片付けってどうする?
気がつくとついつい溜まってしまうチラシやDMなどの書類。どんな風に片付けると、スッキリした状態が保てるのでしょうか。
前回、洋服やクローゼット収納についてお話しいただいた、シンプルライフ研究家のマキさんに、書類の片付けのコツを伺いました。
基本的に取っておきません
マキさん:
「子どもがもらってくるプリントや、届いたDMなどはすぐにチェックして、基本的に取っておきません。
重要な情報があれば手帳に転記して、提出が必要であれば、もらったその日に書いて子どもへ渡す。これだけでプリントは溜まっていきませんし、提出しなきゃというモヤモヤタイムもカットできるんです。
とはいえ、すぐに確認できないこともあるので、そのときはいつも持ち歩いている手帳に挟んでカバンの中へ。移動中やちょっとした待ち時間にチェックしています。書類はどこかに出したままにはしません。
もしも取っておきたい書類があったら、書類を入れる引き出しへ入れるようにしています」
引き出しは、いっぱいになったら整理する
マキさん:
「取っておく書類を入れている引き出しは、仕事のもの、子どものものなどでゆるく分類。
細かくファイリングすると、しまうのも整理するのも手間になるので、ざっくりとした分類ごとに1つのクリアファイルにまとめて入れています。
片付けるタイミングは、引き出しがいっぱいになったら。古いプリントや、必要なくなったプリントなど、明らかに使わないものを捨てるだけです」
ちょっとだけ読みたいものは、いつものカバンへ
マキさん:
「パンフレットや小冊子など、いますぐは読まないけど、読みたいものは、いつも持ち歩いているカバンの中に入れるようにしています。
こうすることで、移動中や隙間時間に読めていいんです。
よく家に溜まってしまうのって、こうしたちょっだけ読みたいと思って結局読めてないパンフレットなどが多いんですよ」
日常的に溜まっていく書類は、基本的に取っておかないというマキさん。お子さんの絵や、思い出の品はどのように保管しているのでしょうか。
子どもの絵や工作は、私が残したいものだけ保管します
マキさん:
「子どもの思い出になりそうなものは、子どものために取っておくというより、私が残しておきたいかどうかで整理するようにしています。
きっかけは実家に帰ったとき。両親が私が子どもの頃に100点を取ったテストや、小さい頃に描いた絵をたくさん出してきてくれたんです。
でも私、全然記憶がなくて、100点取ったテストを今見ても、懐かしいって思わなかったんです。記憶がない頃に描いた絵も、覚えてないから何にも感じなくて……
帰るときに、『これ持って帰りなよ』って言われたんですけど、『えっいらない!』って思ったんです。
だから、子どもの思い出の品は、子どものために全部残そうとは思わなくて、私が保管したいと思うものだけを取っておくことにしました。
子どもが描いた絵も、そうやって取捨選択して、場所をとる立体作品などは、次のものがきたら、処分するようにしています」
***
「片付けのやる気が起きないときには、どうしたらいいでしょうか?」という質問から始まったこの特集。「私もやる気を出すのが苦手だから、片付けなきゃと思うのをやめました」と回答されたマキさん。はじめのうちは、片付けのハードルを下げるのにも、片付けのことを考えないようにするにも勇気が必要だったそう。それでも、ゆるく構えることで、心地よく暮らせるようになったと笑顔で話してくれました。
マキさんのお話を聞いていたら、もっともっと気楽に片付けを考えていいんだなと、希望をもらえた気がしました。
さあ今日は帰ったら、文房具の整理をしたいと思います。
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【写真】木村文平
マキ
東京都在住。2人の娘と夫の4人で暮らす。子育てをしながら一方では広告代理店での勤務を続け、忙しい生活のなかにどうしたら「ゆとり」を持てるか?ということを考え、実践するその暮らしぶりは、人気ブログ『エコナセイカツ』で見ることができる。(http://econaseikatsu.hatenadiary.com/)
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