【やる気が起きないときの片付けは】そもそも、やる気を出すにはどうしたらいいですか?
片付けのやる気が起きないときには、どうやってモチベーションをあげればいいんだろう? 片付けのやる気スイッチを入れる簡単な仕方をご紹介。ついでに片付く仕組みをつくることが、綺麗な部屋を保つコツ。片付けの仕方や家事への向き合い方をシンプルライフ研究家・マキさんに伺いました。
編集スタッフ 栗村
片付けたい。でも「やる気が起きない」ときはどうしたらいいんだろう
いつだって家は綺麗に整えておきたいもの。けれど、どうしても片付けのやる気が起きないときがあります。
綺麗な部屋は好きだし、片付けもしなくちゃと思ってはいるのに、なぜだかやる気が起きない。そんな矛盾した感情の中でも「これならできそう」と思える片付け方法はないのでしょうか。
今回はブログや書籍などで、家事がきらいと公言されていながらも、スッキリした空間を保てている、シンプルライフ研究家のマキさんに取材。いったいどのように片付けの「やる気スイッチ」をいれているのか伺いました。
片付けなきゃと思うのをやめました。
マキさん:
「そもそもやる気を出そうと思わなくていいと思います。
私は綺麗な部屋は好きですが、家事はきらいなんです。中でも家事のために、よいしょと重い腰をあげるのが一番苦手。
それで、私はどうしてもやらなきゃいけないタイミングが来るまで、片付けなくちゃと思いつめないことにしました。
片付けしなくちゃとか、掃除しなくちゃとか、料理しなくちゃと考えているモヤモヤタイムが長いほど、家事するのって億劫になりませんか? それに、◯◯しなくちゃと思っている時間すらも、家事をしている時間だと思っていて。家事のことをできるだけ考えたくないんです」
やる気を出すのは難しいから、タイミングが来るまで考えないという、何とも潔いマキさんの回答。無理にやる気を出さないでいいんだと勇気をもらいつつも、片付けないといけないタイミングがなかなか来なかったら、どうなるのでしょうか?
片付けは、ものを元に戻すだけ
マキさん:
「片付けになかなか取り組めないのは、恐らく片付けのハードルをあげてしまっているからだと思います。あれもやらなきゃこれもやらなきゃって。
片付けって部屋をピカピカにすることではないです。例えば、テーブルの上にものが出ていたら、それをしまうだけで十分。
しまった後に、テーブルを拭きあげたり、素敵に飾ってみたり、今までよりも良くしようと思うと大変だし、億劫になってしまいます。まずはハードルを下げてみてください」
片付けのハードルを下げる。
確かに、今まで片付けと同時に、あわよくば収納も見直して使いやすくしたいなんて考えていました。ものが出ていたらしまうだけ。それだけでいいと思えば、片付けはもっと簡単にはじめられそうです。
「ついでに片付く」仕組みをつくったら
マキさん:
「あと最終的に目指したいのは、重い腰をあげなくても、無意識に片付けられるようになる習慣をつくること。
私はやる気を出すのが本当に苦手だから、何かの「ついでに片付く」仕組みをつくっています。
例えば棚の上。今は何も置いていないですが、子どものランドセルや夫の仕事カバンなど、家族の荷物の一時的な置き場になっています。
朝、皆が家を出る前までは、子どものプリントなどが、ごちゃっと置かれているんですが、出発するタイミングで上のものがなくなるように、見送るついでに出ているものをしまいます。
他にも、洗面所で手を洗うついでに、ものが出ていたら片付けたり、手についた石鹸を使って洗面所を掃除をしたりすることもあります。ついでにやる習慣をつくれば、わざわざ片付けの時間を設けなくても、日常の中で自然と綺麗な状態を保つことができますよ」
無理にやる気は出せないから、暮らしの動線上に片付く仕組みを作っているというマキさん。次回は、簡単に片付けられる仕組みづくりのコツと、片付けの手順をお届けします。
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【写真】木村文平
マキ
東京都在住。2人の娘と夫の4人で暮らす。子育てをしながら一方では広告代理店での勤務を続け、忙しい生活のなかにどうしたら「ゆとり」を持てるか?ということを考え、実践するその暮らしぶりは、人気ブログ『エコナセイカツ』で見ることができる。(http://econaseikatsu.hatenadiary.com/)
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