お客様係　渡邉

こんにちは。お客さま係の渡邉です。

現在、メールマガジンにご登録いただいている方へ、毎週火曜の夜20時に、徳田民子さんが綴るエッセイ「明日、何着よう？」を配信中です。

7月から始まったこのエッセイには、「情景が浮かぶような文章にほっとしました」「明日が来るのがステキな事だと感じました」など、これまで多くのお便りをいただきました。

徳田さんもお便りに元気をもらって新しいエッセイを執筆していたり、私たちスタッフにとってもこの上ない励みになっていたり。こうしたコミュニケーションもメルマガエッセイならではの良さだなぁと、読んでくださっている皆さまに本当に感謝しています。

徳田さんのエッセイは残すところあと3回の予定。早くも淋しい気がしていますが、まだお読みいただいていないお客さまにも楽しんでいただけるよう、バックナンバー1つを含めてご紹介したいと思います。

 

明日、何着よう？＝明日、どんな風に暮らそう？

徳田さんのエッセイは、こんなプロローグから始まりました。

「明日、何着よう？って考えることは、明日、どんな風に過ごそう？どんな風に暮らそう？って考えることと同じでしょ。
何着よう？＝何しよう？
だから服のこと考えるのは大好きです」

（2019年7月9日配信）

その後も、特別なことのない平凡な毎日だからこそ日常着を大切にしている安曇野での暮らしのこと、「着飾るより、自分らしく着こなす」をモットーにしている徳田さんの原点などを綴っていただきました。

その中でも反響が大きかったのが、70歳の誕生日に開けたというピアスの話。普段はその日限りで配信しているメルマガエッセイを、今回特別に公開します。

 

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ピアスが教えてくれたこと

文：徳田　民子

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今、私、ピアスにはまっています。

今日は、ホワイトストーンのピアスを
選びました。
グレイヘアにマッチした、揺れるデザイン。
耳元で小さな華やぎが動きます。

ピアスには、つける楽しみの他に、
集める楽しみも。
買い物ついでにアクセサリーショップを
のぞいたりして、
少しずつコレクションが増えています。

ピアスの穴は、70歳の誕生日に開けました。
「70歳で開けた人は初めてよ」
開けてくれた皮膚科のお医者さんも、
びっくり！

以前から開けたかったのですが、
正直、「痛いのかな」って、
ちょっと心配でした。
私、こう見えて、怖がりなんです。

「パチッ」という音がして、
一瞬で仮のピアスが耳たぶに。
痛みは全くありません。

ピアス、開けてよかったぁ。

お化粧はほとんどしないのですが、
なぜか、ピアスは大好きに。
コーディネートにピアスが加わって、
おしゃれする楽しさが
ぐーんと広がりました。

キャップにパーカー、
ジーンズにスニーカーのような、
カジュアルでボーイッシュな
スタイルが多いので、
女性らしさを演出してくれるピアスは、
大切な存在です。

私はメガネをかけるので、
メガネとピアスのバランスも考えます。

若い頃は、サプライズの演出で、
誕生日にプレゼントしてくれた夫も、
最近はとんと無頓着。

でも、ピアスを開けて帰宅した私を見て、
さすがに何か感じたのでしょう。
次の日、ホワイトシェルのピアスを
プレゼントしてくれました。

そんな、思いがけない効果もありました。

やりたいことがあったら、
我慢していないで、やった方がいい。
時間がないからとか、もういい年だからとか、
言い訳しているヒマがあったら、
やっちゃいましょう。

いくつになっても、
楽しいことや面白いこと、やりたいことが、
いっぱい待っているはず。

そしてそこには、
今まで見ることのできなかった、
たぶん、全く新しい風景が
広がっているはず。

ピアスの次は、ダンス。私もクラブで踊りたい。

私にも、まだまだやりたいことが。
まだ見ていない、今までと違う風景を
見に行きたい。

さぁ、明日のピアスはどれにしよう。
それとも、新しいのをもうひとつ。

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