【花と暮らすを、始めたい】第3話:私が飾りたい場所は、たとえばここに
編集スタッフ 糸井
暮らしに花を取り入れたくても、なかなか出ないはじめの一歩。
今年の春は、そんな習慣を変えてみようと思います。
教えていただくのは、都内の花屋に務める熊木健二さん。3話目では、部屋での花の飾り方についてお届けします。
熊木さん:
「鉢植えと違い、日が当たりの良いところを求めない生花は、玄関やキッチン、お手洗いなど場所を選ばず楽しめるのが醍醐味。どんなシーンで花がふと目に映ると嬉しいのかを考えてみるのも、お花を買う前の準備運動です」
飾るなら、たとえばこんな風に
花と、シャンパングラスと、メイク時間
毎日のメイク時間に、お花を添えるなら。ぜひ、シャンパングラスにとのこと。
グラスに水を注ぎ、淡いピンクのスイートピーを一輪だけ。アクセサリーのような佇まいは、シックそのもの。メイク道具を新調するとは別の高揚感が得られる気がします。
これは美しいだけではなく、実用面も◎のよう。なぜなら食器のシャンパングラスは、水換えのハードルも低く感じるからです。
お鍋やまな板とも、仲良くなれます
キッチンに立つ時間が多い方は、まな板やお鍋のすきまにお花を飾り、少し空間の印象を変えてみるのはいかがでしょう。ミモザのように、鮮やかな色のものならば、一層華やいでくるそう。
お米を研いでいる時も、お皿洗いでも、ふと顔をあげるとお花が目にうつるのは、いいものですね。
少しのグリーンと、ティータイム
リビングテーブルの上には、より日持ちがするものに。葉物だと、より長く愛でられるのでおすすめとのこと。こちらはユーカリとパラノムスという、異なるグリーンをタッグしました。
家にいる日が続くときは、あの手この手でティータイムの時間を、ちょっぴりグレードアップしていきましょう。
着替えるそばで、お出迎え
飾る場所は、床にも。このときも、ボリュームのグリーンや枝物がおすすめのよう。
毎日の洋服選びや、畳んだ洗濯物を戻すとき、鮮やかなグリーンが出迎えてくれます。
使っていない、あの椅子の上にも
椅子の上に、コトンと置いておくとこのように。ここでは、スーパーでワンコインで買ったマトリカリアの花束を、IKEAの花器へ。お手軽であっても、癒し効果はあなどれません。
本棚には、ふたつの花器で雑貨気分
お気に入りの写真集や、雑貨を置いた本棚には、花器も雑貨気分にできたらと。
それではふたつの花器を散りばめてみましょうか。ちょっとリッチに、チューリップと、ポピーを3輪ずつ。といっても、まとめて1,000円ほどの予算内です。
実は、いくつか花器を飾るほうが、お花を飾る習慣がつきやすいのだといいます。片方の花が枯れてきたなと思ったら、新しいお花を買ってくるようにする。それで交互に活けかえていれば、枯れるタイミングが重ならず、どちらかにはお花が常にあるようになります。
ベッドサイドには、ジュースの小瓶と一輪で
寝室のサイドテーブルには、小さめの花器を。うっかり大きく寝返りしても、安心のよう。こちらのようなジュースの小瓶や、ジャム瓶もいいですね。目覚めてすぐや、おやすみ前の時間にお花が加わります。
たとえばそんな風に。家のお気に入りの場所に、お花を活けた姿を想像するところから始めてみましょう。
(つづく)
【写真】上原未嗣
もくじ
熊木健二
園芸店のような部屋で暮らしている、根っからの植物男子。新卒から花屋で働き、現在は都内に3店舗構える花屋「ex. flower shop & laboratory」に在籍。Instagramでは、花や植物の写真とともに、植物との暮らしを紹介。
Instagramは@kuma_kenから。
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