【真夏のおしゃれ道場】楽ちんさと上品さ、どっちも欲しい!わがままさんへ贈る「ワンピース入門編」

編集スタッフ 小林

おしゃれに自信がありません。心の中では「ラフだけど、なんだか素敵な人」に密かな憧れがありますが、その「なんだか素敵」が、めっぽう難しいんです。

けれど、本当は、私だっておしゃれを楽しみたい!

そこでこの特集では、大人のおしゃれのコツを、プロに教えていただく「真夏のおしゃれ道場」を開催。スタイリストの植村美智子(うえむらみちこ)さんに、弟子入りさせていただきました。

今回の入門テーマは、真夏のおしゃれ。暑い季節ならでのラフな格好を、素敵に着こなす秘訣を全3話でお届けしています。

この第2話では夏の相棒「ワンピース」について、師匠の技を伝授いただきましたよ。

 

まずは準備体操。衝動買いしがちなワンピース問題

ワンピース、楽だし体型も隠れるしで、大好き。

けれど「わっ、かわいい!」と思ったものを後先考えずに買ってしまうので、3年くらい経つと「なんだか自分には似合っていない?」という気がしてきて……。

ワンピース自体は変わらず素敵だし、全く罪はないので、なんとかしたいです。

植村さん:
「やっぱり素敵だなぁと思うモノを買うと、嬉しいし、ワクワクしますよね。

とはいえワンピースはそのままでも、それを着るわたしたち自身が変わっていくのだから、似合わないような気がしてもおかしくありません。さらに流行りの問題もありますから。好きなものを長く着続ける、というのは、実は案外難しいものなんです。

ワンピースって実はここ数年、どんどん丈が長くなっていて。実は今って、『一番丈が長い時期』だと思います。だからこそ、3年前のもの、なんなら昨年のものですら、どこかで丈が短いと感じてしまい、結果似合わなくなったと感じるのではないでしょうか」

植村さん:
「丈が短いと感じるようになってしまったものに、何かを重ね着して着ることもできるのですが、実は難易度が少し高め。

私自身も、ワンピースはさらりと1枚で着たいタイプ。だから日頃アレンジはあまりしないのですが、靴や小物を変えながら、今の自分にとってしっくりくる『お気に入りの鉄板コーデ』を見つけるようにしています。

なので今日は、今の小林さんにとっての『お気に入りコーデ』を見つけるため、ワンピースの着まわし技をいくつか伝授しますね」

 

いざ実戦。楽ちんワンピ、上品に着まわせる?

楽ちんでとても助かるアイテム、黒のカットソーワンピ。これは重ね着せずに1枚で着られる、長い丈のもの。

だからこそ、正直、どうしたらこのワンピースを着回せるのかがわかりません。ワンピースの印象が強すぎて、何をやっても同じ印象になってしまうのでは?と思ってしまうのです。

これまでは黒の革サンダル、い草のカゴバッグを合わせるのが定番だったのですが、今のわたしにとってはカジュアルすぎて部屋着っぽく見えてしまうかもと、少し不安も出てきました。

果たして、このワンピースを上品に着回しつつ、今のわたしにとっての「お気に入りコーデ」を見つけることはできるのでしょうか?

 

おしゃれの技・その1
– カジュアルなら質感を意識せよ –

植村さん:
「小林さんはカジュアルなことを心配していましたが、カジュアルで全然いいと思います!

ただ、より『大人に似合うカジュアル』を目指すのであれば、アイテムの質感をぜひ意識してみてください。

例えばこのコーデは、かっちりした眼鏡・固い質感のカゴバッグ・艶のある革のスニーカーを合わせています。同じスニーカーやカゴバッグでも、柔らかいものを選ぶと、また全然印象が変わるはず。

ちょっと固めなもの、艶があるものを選ぶようにすると、カジュアルアイテムでも、ぐっと上品な印象に仕上がりますよ」

 

おしゃれの技・その2
– ポイントを作って脱・寝巻き感 –

植村さん:
「寝巻き感を払拭したいのであれば、まず目立つポイントを作るといいと思います。

この場合はスカーフでポイントを作りました。首元にポイントを作ったことで目線が上にいき、面積が大きいワンピースでもバランスよく見えます。

このサンダルを革靴に変えたら、晩夏や秋口にもぴったりなおしゃれに。スカーフの代わりに、大振りのネックレスなど、他のものでアレンジしてもいいと思います。

ちなみにもし私がこのコーデをアレンジするなら、下に白のTシャツを重ね着し、首元から覗かせて、ポイントにすると思います」

 

おしゃれの技・その3
– 印象チェンジならブラウジングを –

植村さん:
「印象をガラリと変えたいときは、ブラウジングしてみましょう!

あえて丈を短くして、下にスカートを重ね着し、裾からちらりと覗かせます。そうすると全く違うワンピースのような見た目になりますよ。

このワンピースのように紐がついていないものでも、同じ色の紐であれば、こうして馴染むので大丈夫。

ウエストマークすることでスタイルもよく見えて、着回しもできる。一石二鳥です」

 

おしゃれの技・応用編
– 短いワンピースはスカートで伸ばす-

植村さん:
「丈が短いワンピースでも、形によっては、重ね着で自分に似合うようになることも。

一般的にはパンツに合わせることが多いかと思いますが、下にスカートを合わせるのもおすすめです。先ほどの応用編ですね。

なんだか可愛すぎる?とか、似合わない?と思ったときの原因は、丈の短さにあることが多いので、スカートでワンピースの丈を伸ばすイメージです。

裾が広がっているフレアなワンピースよりも、ストンとした形の方が、この重ね着はしやすいと思います。スカートの色の組み合わせで、全然違う印象になるのも楽しめますよ」


同じワンピースでも、ここまで変わるのか……!という衝撃を受けた、今回の道場。個人的にはブラウジングコーデが、お気に入りになりそうです。

また最後に出てきた青いチェックのワンピースは、実は4年前に夫から誕生日プレゼントで買ってもらった思い出の服。もう可愛すぎて着れないかもな……と思っていたのですが、こんな着方があるのならまだ一緒に夏を過ごせそう!と、とびきり嬉しくなりました。

最終話の第3話では、ここまで登場してきた数々の重要なアイテム、「小物づかい」に焦点を当てていきます。

世の中に数多ある中から、一体どんな小物を選んだらいいのかな? 植村さんは普段どんな小物を買っているの? 入門したばかりの弟子の質問に、たくさん答えていただきましたよ。

Photo:濱津和貴

 

もくじ

 

植村美智子

スタイリスト。雑誌や広告などで活躍し、2010年より個人向けファッションコーディネートサービス「Liltin’(リルティン)」もスタート。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、『「今の自分」に似合う服』(天然生活ブックス)などがある。


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