【あのブランドを特別訪問】店長佐藤が40代の今だから身につけたいと思う「アクセサリー5選」
バイヤー 石谷
「これ、好き!」「かわいい」と思う気持ちって、人をきらきらとさせてくれるんだなあ。先日、改めてそんな風に思った体験がありました。
それは、店長佐藤といっしょに、当店でもロングセラーのブランド「petite robe noire(プティローブノアー)」のショップに行った時のことです。
おすすめしてくださったアクセサリーの試着をしていたのですが、ふと、佐藤の姿を見てみると、いつも以上に目がきらきらと輝いていて。普段私にとって佐藤は、しっかりもののイメージですが、この日ばかりは、新鮮な姿が目に飛びこんできました。
耳もとにアクセサリーをつけた時のあの、表情がパッと変わる感じ。顔が明るくなる感じ。そしていつもと違う自分に、ワクワクする気持ち。
すっかり当たり前になっていたけれど、そうだった。アクセサリーって気持ちを明るくするパワーがあるんだなあ、と改めて感じたんです。
あの日のように、私たちと一緒に「petite robe noire」のお店でお買い物する気持ちで、お楽しみいただけたなら。今回の特集は、そんな思いから書いています。最後までお読みいただけたなら嬉しいです。
40代の今、こんなにも「petite robe noire」のアクセサリーに惹かれる理由
聞いてみると、40代に入ってから「petite robe noire」のアクセサリーを身につけるようになったという佐藤。一体どのような変化があったのでしょうか?
佐藤:
「40代になり、ボブからばっさりとショートヘアに変えたんです。それから、より耳元のピアスの存在感を大事に考えるようになりました。
もちろん徐々に年齢を重ねていることもあり、ピアスの存在感や派手さの力を借りたいことも増えたんですね。
そんな中で、自分にとって初めて個性のあるアクセサリーを身につけたいと思わせてくれたブランドがpetite robe noireでした。このブランドに、〝アクセサリーを身に付ける楽しみを教えてもらった”と言っても大袈裟ではないと感じます。
当店の開店10周年記念で全国をイベント行脚した際、登壇する前に毎回、新しいピアスを買わせてもらい、それをお守りみたいにつけてお客さまの前に出ていたことも。
デザイナーの阿部好世(あべよしよ)さんにも、ずっと憧れがありましたね。もの凄くチャーミングな方で、今だにはじめてお会いした時のオーラが忘れられません」
憧れのデザイナー阿部さんに、おすすめアクセサリーを教えていただきました!
阿部さん:
「気がつけばもう、ブランドを立ち上げて15年ほどになります。昔と比べてわたしも、『かわいい』と感じるものが少しずつ変わってきましたね。今はシンプルだったり、洗練されているものに気分が上がります。
近頃はマスクをつけることもあって、顔まわりがぼんやりとしてしまいがち。そんな時だからこそ特に、アクセサリーの力を借りて気分を上げてほしいと思っています」
阿部さんとお話ししていると、チャーミングな笑顔と、耳もとで輝くアクセサリーに目が吸い込まれていきました。一体、どんなものをつけたら良いのでしょう?
今回は阿部さんより特別に教えていただいた、「おすすめアクセサリー5選」をご紹介していきたいと思います。
店長佐藤も愛用して3年目!
やっぱり頼りになる、パールのアクセサリー
▲ ピアスを着用
まず最初におすすめしてくださったのは、petite robe noireの代表作「プティパール」を使ったアクセサリーです。
阿部さん:
「こちらの『3粒パール』のデザインは、小ぶりで耳に沿うのが特徴。少しカジュアルすぎる装いかも?と思うときにこそ、耳もとにそっとパールを忍ばせると、コーディネートが品良くまとまります。
素材は、コットンパールを使用しているので、軽くて、日常でも身につけやすいと思いますよ。
ピアスの場合は向きを変えて、縦にパールが並ぶような形でつけてみるのもおすすめです」
▲ ピアスを着用。縦向きにつけてみました!
佐藤:
「実は私も何年も前からこのピアスをずっと愛用しています。元々は自分の肌色がオークル系なので、シルバーのアクセサリーばかりを選んでいました。
それが40代に入ってから、ゴールド系やパール系をつけてもしっくりくるなと感じるようになってきて。それがpetite robe noireのファンになった頃と重なり、購入したんです。
あまりに頻繁につけているので、日々一緒に働くスタッフはこのパールのピアスは『店長、いつもつけてる印象ある!』と思うかもしれません。
とっても軽いですし、フォーマルウェアとの相性も良くて重宝しています」
阿部さん:
「実は、イヤリングの方はこんな風にボタンホールにつけても可愛いんですよ。襟元にパールがあるだけで、顔まわりがパッと華やかな印象になると思います」
思いがけないアイデアに、佐藤とわたしは『え〜!素敵!』と仰天。イヤリングを耳元以外の場所に使うなんて、考えたこともなかったのですから。
上品な佇まいのアクセサリーだからこそ、つける場所を変えても楽しめる。そう思うと、ますます『パール』が頼もしい存在に感じます。
阿部さん:
「同じコットンパール素材のもので、こちらの『メタルパーツ』がついたものもロングセラーで、ずっと人気ですね。ゴールドのパーツが揺れて見える感じと、落ち着いて見えるパールのコンビが素敵です。
ショートヘアはもちろん、髪をまとめた時につけると、耳もとでぶらりと揺れて、より女性らしい印象になると思います」
ゴールドというと黄色みが強く、ギラギラとしたイメージだったのですが、見せていただいたこちらのアクセサリーはとっても上品な印象。白味がかっているから、取り入れやすそうで、一瞬で心を掴まれました。
佐藤:
「これに似たpetite robe noireのピアスを以前使っていたのですが、『コットンパール×ゴールド』の組み合わせってすごく合わせやすいですね。このデザインも、より上品さが感じられて好きです。
秋服との相性も良さそうなので、これから出番も増えそう。アイボリーやブラウン系の洋服を着たときに、最後にこのピアスでまとめるのが今の気分です」
重ねづけも、これならバランス良く。
2WAYで楽しめる「イヤフープ」
続いておすすめしてくださったのは、シンプルな形のアクセサリー。なんとイヤリング派の方でも、まるでピアスのような見た目を楽しめるというのです!
阿部さん:
「こちらの『イヤフープ』は、一部分がバネになっていて、耳に挟んでつけるタイプです。
耳たぶにつけたり、イヤーカフとしてもお使いいただけます。単体でつけるのも良いのですが、他のアイテムと重ねづけしてみても可愛いんですよ」
▲ 重ねづけのレクチャーを受ける佐藤。はじめての挑戦にドキドキしてしまいます。
阿部さん:
「例えば、先ほどご紹介した『コットンパール × メタルパーツ』のアクセサリーに、このイヤフープを組み合わせてみると、こんな感じです」
「重ねづけ」と聞くと少しハードル高く感じていましたが、実際にイヤフープをつけて試してみたところ、そのバランスの良さに驚きました。単体でつけた時とはまた違った、よりおしゃれな印象に仕上がったのです。
佐藤:
「素敵! 実は、petite robe noireのWEBサイトで、阿部さんご自身が着用しておられたのを拝見していて、重ねづけに憧れがあったのですが、自分ではどう組み合わせたら良いのか分からなくて。これなら私も、簡単に取り入れられそうです」
阿部さん:
「イヤーカフとしてつけてみるとこんな感じですね。小ぶりなサイズなので、2個セットをそのまま片耳につけても可愛いんですよ。耳の形に沿わせるようにしてつけると、よりバランス良く仕上がると思います」
顔まわりにつけるものだからこそ、なにを組み合わせるかで、目に見えて表情が変わる、というのはアクセサリーならではの面白い部分だなと感じた瞬間でした。手持ちのアイテムにプラスするだけでも、印象を変えてくれそうです。
カジュアルな装いにこそ
ちょっぴり個性的なシルバーピアスを
最後にご紹介くださったのは、ちょっぴり個性的な「シルバーピアス」。なんと阿部さんご自身が、生産地であるメキシコまで行って完成させた、とっておきの作品なのだそう。
阿部さん:
「シルバーピアスは、少し白っぽい透明感のある輝きが特徴です。この仕上がりはなかなか日本では出せないので、メキシコの職人さんにお願いして、一点一点手作業で作ってもらっているんです。
中でも『8の字モチーフのピアス』は、表情の変化を一番感じてもらいやすいアイテムだと思います。大振りサイズなので、耳もとに肌馴染みの良いシルバーがあると、本当にパッと顔まわりが明るくなりますよ」
佐藤:
「このデザイン、すごく好きです。普段カジュアルなファッションが多いので、ピアスはこれくらいちょっと個性的なものを選ぶと、バランスが良いですね。大振りなのに、軽いことにも驚きました!
耳が見えるショートヘアなので、ピアスは本当に自分にとって、一日の格好を最後に決めてくれる大事な存在。何を身につけるかで、その日の仕事しながらの気分が変わるほど。
ファッションの中でも、一番冒険できるのがピアスかもしれないと感じているので、こういった個性的なものも上手く組み合わせていきたいです。気分が変わりますね」
阿部さん:
「ぶらぶら揺れるのが苦手、という方にはこちらの『三角のピアス』がおすすめです。
3つの三角がコーデのスパイスになって、おしゃれな印象へと引き立たせてくれます。ちょっと気合いが必要だったり、背筋を伸ばしたい気分の時にも良いですね。
個性的なデザインでも、透明感のあるシルバーなので、付けてみるとよく肌に馴染んでくれると思います」
▲ 現在『三角のピアス』のお取り扱いは終了しています。
佐藤:
「このデザイン、少し前だったら選ばなかったかもしれませんが、今は惹かれている自分がいます。
私の年代だからこそ、少し珍しいと感じるデザインのものにも挑戦してみたい。手持ちのアイテムにもないので、新鮮な気持ちにさせてくれますね」
その後、佐藤は度々このピアスをつけて、会社に出社していたらしいのですが、スタッフに「どこのピアスですか?」と声をかけられることも多かったのだそう。いつもと少し違う、そんなうれしい変化を感じやすいアイテムかもしれません。
* * *
阿部さんおすすめのアクセサリーを5選、ご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
自分の気分と向き合う時間が多い、そんな今だからこそ。「アクセサリー」の力をり借りて、ご機嫌に過ごしていきたいものですね。きっと、「自分を大切にしている」ということを、自分自身に知らせてあげられる大事な要素になってくれることと思います。
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