【未来の自分へ】一瞬で過ぎ去る今この瞬間を、なんとか残しておきたくて

編集スタッフ 松田 編集スタッフ 松田

フィルム時代とは違い、写真はデータでやりとりするのが当たり前になった、わたしたちの暮らし。そんな今、写真を紙にプリントすることの魅力ってなんだろう。

キヤノン インクジェットプリンター PIXUS TS8430と一緒に、そのことを考えながら、全4回にわたり毎回書き手がかわるリレーエッセイをお届けしています。

さて、第3回のエッセイを綴っていただくのは、焼き菓子を中心としたおやつをつくるお店・OYATSUYA SUNの梅澤秀一郎さんです。


(この記事は、キヤノン「PIXUS TS8430」の提供でお届けする広告コンテンツです)

 

カメラや写真は好き。でも、データで十分かなと思っていたんです

大のカメラ好きという梅澤さん。本棚にはさまざまなフォトグラファーの写真集が並び、ご自身のインスタグラムにも、一眼レフカメラで撮影した出かけ先や日常の一場面を切り取った素敵な写真がたくさんアップされています。

でも、それらの写真は、これまであまり紙にプリントしたことはなかったのだとか。

今回は、キヤノン PIXUS TS8430で、ご自身で撮影した写真をプリントしてもらうことに。その体験を通して新しく気づいた写真の魅力について、エッセイを綴っていただきました。

 


「生きてきた時間を
肯定されているような気がした」


最初にちゃんと写真を撮ったのは、アマチュアカメラマンだった祖父に教えてもらった小学生の頃だったと思う。

その頃はただ言われるがままシャッターを切っていたけど、20歳の時に、一瞬で過ぎ去っていく今この瞬間をなんとか残しておきたくて、バイト代を貯めて一眼レフを買った。外出時にはなるべく持って歩き、家の中でもすぐ手に取れるような場所に置いて、今まで数え切れないくらいのたくさんの写真を撮ってきた。

撮るだけでなく、カメラやレンズといった機材自体のことも好きで、どんなレンズをつけようか、とか、次に買うとしたらあれかなあ、とか、小さくてよく写る最新のカメラが出たりすると、旅先に持って行くならあれだな、と、旅行の予定もないのに意気込んでみたり。

8年前に焼き菓子のお店をはじめてからは、お菓子の写真を撮るために仕事でもカメラを手にするように。僕の人生に、写真はなくてはならない存在だと思う。

そんな僕に、『北欧、暮らしの道具店』の方から「カメラも好きで写真もたくさん撮る、だったら撮った写真をプリントしてみませんか?」という話をいただいたのが今回のはじまり。

思えば、こんなにたくさん撮っているのに、ほとんど印刷なんてしてこなかった。

写真のほとんどは撮って明るさや色味を調整して満足しておしまい。

プリントするのは少し面倒だし、いつでも見返せばいいと思っていた。かろうじて、友人を撮ってプレゼントするくらいで、それも本当に数えるほど。

せっかくだから、大きく印刷してみよう、と試しにA4でプリントしてみたのだけれど、スマートフォンで見ている写真とは印象がガラッと変わった。細部までよく写っているし、映画の一コマというと大げさだけれど、切り取ったその瞬間がより一層大切な一瞬だったように感じた。

せっかく好きなカメラで撮った、いいなと思った瞬間を、小さな画面で見てるだけではもったいないかもしれない、と写真に対してもう一歩踏み込めたような気がした。

どれをプリントしようか過去の写真を見返していた時、目に止まったのが初めて妻と海外旅行で行ったイギリスでの写真だった。

僕たちは結婚式をあげなかったので、それらしいイベントといえば新婚旅行くらい。振り返って、やっぱり自分の中で大きな出来事だったようで、自然とその時の写真を選んでいた。

たくさんの写真からプリントするものを選ぶ作業は案外苦ではなく、むしろアルバムを見返すような楽しさを感じながら何枚かじっくり選んだ。

おいしいものを食べた時など強く印象に残っている瞬間の写真だけでなく、撮った時はそんなにピンときてなかったのに、今見返したら、「うわあ、いいなあ!」と思うものもあって、思わず印刷することに。

特に後者は、自分の心情が色濃く写っているような気がして「これよく撮っていたね」と過去の自分を褒めたくなるほど、なんだか嬉しくなった。

これは写真を見返していて初めて気づいたのだけど、たぶん僕は、初めて二人で行く海外に緊張していたみたいだった。

ちゃんと無事に帰ってこれるだろうか、喧嘩しないかな、英語がわからなくて格好悪いと思われないかな、など。自分でもその時はあまりわかっていなかった不安や緊張が写真からにじみ出ているのが、プリントして初めて発見できた。対象への距離がいつもより少し遠くて、たぶん妻の側をあまり離れずに撮っていたんだと思う。ちゃんと全部写ってるものだな……。

プリントした写真を妻に見せたら、会話のきっかけになってそこから忘れていた旅のエピソードがどんどん出てきた。

「早朝のコーヒーショップで列に並んでいたら後ろの女の子に『お金を下ろしてくるからこの場所とっといて!(早口)』と頼まれたこと」
「ベーグル屋さんのおばちゃんが行列なのに常連さんと喋っていて全然ベーグルが買えなかったこと」
「トラブルがありませんように、と祈っていたのに、空港に着いても迎えがきてなくて早速トラブルだったこと」

実は当時、帰国直後にSNSに写真をアップはしていたけど、気恥ずかしさもあって、新婚旅行とは言わずに、ただイギリスに行ってきたよ、とシェアしただけだった。

でも今回こうやってプリントしたことで、写真が自分や家族のためのものになったような実感があった。

きっと、今後プリントした写真を家に飾ったりして10年、20年と時が経っていったら、写真に写っている思い出だけじゃなく、その写真を見ながら話したことや、写真の影響で食べにいったご飯のことなど、新しい思い出が積み重なっていくんだろうな。
(イギリスで食べたドーナツが懐かしくて似たようなのを見かけるとつい食べてしまう。)

写真を手にとっているうちに、これは過去の自分からの手紙なんじゃないかと思えてきた。

心揺さぶられた瞬間がこんなにあったんだ、という、今まで生きてきた時間を肯定されているような気がした。

いまですら、数年前の写真を見返すと忘れていた記憶が蘇るのだから、この先歳をとって記憶力がなくなって、昔のことをすっかり忘れてしまったとしても、写真が残っていれば、きっとそれは過去の自分から未来の自分への大切なギフトになると思う。

その時のその写真にはたぶん、データだけでは味わえない、紙一枚分の重さがあるんじゃないかな……。

僕は、自分のことをポジティブで楽天家でラッキーな方だと認識しているけど、それでもただ生きているだけでときどき辛いことに出会ってしまうし、きっとこれから先も予期せぬアクシデントがたくさん起きると思う。

そんな時に、思い出が映った写真が残っていたら……。たった一枚だとしても、その一枚はきっと心に寄り添う支えになってくれるはず。

写真をプリントするようになってからは、この写真が未来の自分や家族への手紙になったらいいなと、ほんの少しの祈りを込めてシャッターを切っています。

文:OYATSUYASUN 梅澤

 

写真プリントが、こんなに面白いなんて

写真プリントは、どうしても面倒なイメージがあったという梅澤さん。自宅にPIXUS TS843があることで、ちょっとしたすきま時間に気軽にプリントできて、そのハードルがぐんと下がったといいます。

梅澤さん:
「撮影した写真データは、PCではなく今はすべてスマートフォンに保存しているので、そのスマートフォンひとつで、接続、設定、そしてプリントまで完結できるのがとにかく便利でしたね。

写真の美しさは想像以上でした。カメラ屋さんで現像したものと変わらないくらい綺麗で、楽しくて、ついたくさんプリントしちゃいました。これまでデータのままにしていたのが、もったいなかったなと思いました」

 

01:ましかくプリントは、レシピやお出かけのメモと一緒に

▲ましかくでプリントした写真は手帳にペタリ。OYATSUYA SUNのお店についてのメモも添えて

梅澤さん:
「スクエアミニの用紙サイズがかわいくて、手帳へ貼るのに、絶妙なサイズ感でした。

新作の焼き菓子のレシピをメモしたり、美術館やお店などお出かけ記録を残すにもピッタリです」

▲89mm×89mmのスクエアミニは、キヤノンだけのオリジナルサイズ

 

02:大きくプリントして、インテリアとして飾る

▲A4サイズ(用紙の規格名確認)、フチあり設定でプリント

梅澤さん:
「大きくA4でプリントすると、スマホの小さな画面より細部までじっくり見ることができて、とてもよかったです。

額装したり、ポスターのように壁に飾ったり。インテリアとしても楽しめました」

▲イギリス旅行の際の写真をA4でプリント。想像以上によかったので、額装して飾っているそう

▲マスキングテープでラフに貼っても

 

 

PIXUS TS8430のブランドサイトはこちら

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【写真】上原未嗣


もくじ

第1話(10月1日)
【写真とわたし】よしいちひろさんエッセイ「もっと愛を伝えればよかった」

第2話(12月3日)
【写真とわたし】特別エッセイ「いま、あのひとに贈りたいもの」

第3話(1月28日)
【未来の自分へ】一瞬で過ぎ去る今この瞬間を、なんとか残しておきたくて

第4話(3月4日)
【家族はめぐる】巣立つ子におろおろしながら気づいたこと(文筆家・大平一枝さん)

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梅澤 秀一郎

パウンドケーキやクッキーなどの焼き菓子と、シングルオリジンコーヒーのお店・OYATSUYA SUN代表。おやつづくりを通して「いなくても困らないけど、いるとちょっと楽しいよね」と感じもらえる、社会にとってのおやつのような存在を目指してお店を運営している。Instagram:@oyatsuya_sun


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