【今夜の主役は春巻き】第3話:カレー塩でいただきます。しっとり鶏むね肉とねぎの春巻き

春巻き、それは幸せの味。たとえ平日の夜だって、自宅で手軽に作れたらと願います。
そこで今回は料理家の今井真実(いまい まみ)さんに、具材の準備に手間がかからず、少ない油で本当にカリッと揚げられる春巻きのレシピとコツを、全4話で教わりました。
3話目の今回は鶏むね肉を使った、食べごたえ満点の春巻きです。
ボリュームたっぷり、なのにヘルシー
鶏むね肉と白ねぎの春巻き

材料(10本分)
春巻きの皮…10枚
鶏むね肉…1枚
ねぎの白い部分…1本分
酒…小さじ1
ごま油…大さじ1
塩…少々

(春巻きの糊づけ用に)
小麦粉(薄力・強力どちらでもOK)…大さじ1
水…小さじ1
指で溶いてペースト状にしておく。

作り方
1.具材を作る
鶏むね肉は皮を剥ぎ、縦に3等分に切ってから、薄いそぎ切りにする。

▲揚げた時に火が通りやすいよう、薄めに切るのがポイント
ねぎは細かめのざく切りにする。
▲乱切りの要領でねぎを回しながらざく切りにすると、大きさが不均一になり、食感が楽しくなる
酒、ごま油、塩を入れてざっと和える。


2.巻く
小麦粉の糊を皮の四隅に塗り、10等分にした具材を、皮の手前側にのせる。

まずは具材を固定するように、きつめに一巻き。手前側の角に塗った糊でしっかり留める。続いて左右の角を折り畳み、

今度はふんわりともう一巻きし、糊で留める。
▲最初の一巻きはきつめに、次の一巻きはふんわり巻くことで皮の間に空間ができ、カリッと揚がりやすくなります
3.揚げる(揚げ方の詳しいポイントは1話目でご紹介しています)
直径20cmほどの小さめのフライパンに、油を1cm弱(春巻きの片面がつかる程度)入れ、火をつけてすぐ春巻きを入れ、中弱火にする。

スプーンですくった油を春巻き全体にかけながら、じっくりと揚げていく。

きつね色になったら裏返して、同様に反対の面も揚げる。

両面に色がついたら、側面を立てて(好みの色になるまで)側面も揚げ、できあがり。
バットに並べて粗熱がとれるまで冷ましてから、食べやすい大きさに切る。


今井さん:
「今回は生の鶏肉を揚げているので、揚げた後に少しおいて、仕上げの余熱で火を通すのがポイント。粗熱がとれた頃にいただくと、ちょうどよく火が通り、しっとり柔らかい食感が楽しめます。
あっさりした鶏むね肉はスパイスとの相性がいいので、カレー塩(カレー粉+塩)や山椒塩(山椒+塩)をつけて食べるのもおすすめです。それから、しょうゆにお酢と辛子をつけて食べるのもいいですね。
あれこれいろんな調味料につけて楽しんでみてください」
「ねぎはお好みで、もっと量を増やしてもおいしいですよ」と今井さん。揚げることで甘みの増したねぎは、さっぱりした鶏むね肉との相性がばつぐんでした。
ねぎはこれからがおいしい季節。秋冬の定番おかずにぜひ加えてみてください。
【写真】濱津和貴
もくじ


今井 真実
料理家。東京都世田谷区で料理教室(現在はオンラインレッスン)を主宰しながら、雑誌、web媒体、広告などでレシピ作成、スタイリングを行っている。毎日のご飯作りの助けになりたい、作った人が嬉しくなる「新しい家庭料理」のレシピに定評があり、ブログ https://note.com/imaimami/ でも掲載中。Instagram:@mamiimai
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