【春のコロッケ】新じゃがで作ろう。はじめてでも作りやすい、中川たまさんの「コロッケ」
編集スタッフ 奥村
春野菜がおいしい季節。冬の疲れを癒すような甘くて瑞々しい味は、この時期ならではの楽しみです。
そんな旬の味を生かす軽やかな揚げ物のレシピを、料理家の中川たまさんに教えていただきました。
2品目は新じゃがのコロッケ。中にゆで卵が入った、中川家直伝のレシピです。
じつはコロッケ作り初心者のわたし奥村。初めてでも作りやすい、ちょっとしたコツも伺いました。
ほっくり、とろり
ボリュームたっぷりおかずコロッケ
材料(1人分・3個)
新じゃがいも…大1個
菜の花…1本
ゆで卵…1/2個
ひき肉(合い挽きがおすすめ)…50g
牛乳…大さじ1
しょうゆ…小さじ1
塩、こしょう…各少々
油…適量
【衣用】
薄力粉、溶き卵、パン粉…適量
作り方
①新じゃがいも、菜の花、ゆで卵を同時に蒸す(または茹でる)。
火が通った順に、取り出しておく(蒸す、茹でるどちらの場合も、菜の花は1分半、ゆで卵は10分が目安。じゃがいもは竹串がスッと入るまでが目安)。
菜の花は水気を切って2cnの長さに切る。
②蒸している間に、フライパンを中火で熱し、ひき肉を入れて炒める(油はお肉から出るので引かなくてOK)。しょうゆ、塩・こしょう各少々を加えて味をととのえる。
③1のじゃがいもの皮をむいてなめらかになるまで潰し、牛乳、塩・こしょう各少々を加えて混ぜる。
ゆで卵、菜の花、ひき肉も加えてさっと混ぜる。
④3を3等分にして、俵型に丸める。時間があれば、このまま冷蔵庫で1時間ほど冷やす。
中川さん:
「新じゃがは水分が多いので、タネが少し柔らかめに仕上がります。
冷蔵庫で少し冷やすと、形が安定して衣が綺麗につけやすくなりますよ」
⑤4に薄力粉、溶き卵、パン粉を順につける。
フライパンに3cmほど油を注いで中火で熱し、コロッケを入れる。
▲油の温度は180度程度。パン粉を入れると細かい泡がさっと広がるくらいが目安
両面がきつね色になるまで、約2分ほど揚げればできあがり。熱々にソースをかけていただきます。
中川さん:
「タネには元々火が通っているので、表面がカラリと揚がればOKです。
パン粉は乾燥タイプで、目があまり粗くないもの(普通〜細かめ)を使った方が、揚げている途中ではがれにくく、おすすめ。
油の中に入れてしばらくは形が崩れやすいので、触らずにおいておくのがコツです。こんがり色がついてから、裏返しましょう」
ちょっぴり手間はかかるけれど、揚げたてサクサクにお箸を入れるときの喜びはひとしお。
ゆで卵を入れたことでコクが増し、食べごたえもぐんとアップ。ごはんがすすむおかずコロッケになりました。
菜の花のほんのりした苦味も、また美味。今しか味わえない春の味です。
【写真】吉森慎之介
もくじ
中川 たま
料理家。神奈川・逗子に夫と娘と暮らす。季節の食材や果実を生かした、家庭でも作りやすいシンプルな料理を手掛ける。近著に『ふわふわカステラの本』(主婦と生活社)、『器は自由に おおらかに おいしく見える器の選び方、使い方』(家の光協会)、『少ない材料で、簡単に作れる たまさんちのおおらかなおやつ』(家の光協会)。Instagram:@tamanakagawa
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