【あの人のバッグ】山歩き初心者にもおすすめ。軽やかで実用的なアイテムたち(四角友里さん)
ライター 瀬谷薫子
お出かけに欠かせないものとして、選び集めてきたアイテム。そんな「バッグの中身」には、そこかしこにその人らしさが詰まっている気がします。
連載「あの人のバッグ」は、気になるあの人のバッグやポーチの中身を見せてもらうシリーズ。
今回のバッグの持ち主は、アウトドアスタイル・クリエイターの四角友里(よすみ ゆり)さん。鎌倉に暮らし、日常的に山歩きを楽しむ四角さんに、いつもの荷物を見せていただきました。
ーバッグの中身ー
息子とのハイキングを
ストレスフリーに楽しむためのアイテム
上段左から
・救急セット(絆創膏や常備薬など)
・ヘッドライト / PETZL
・ザック用レインカバー / Marmot×YURI YOSUMI
・レインウェア / Marmot×YURI YOSUMI
中段左から
・ハンカチ / H/A/R/V/E/S/T
・手ぬぐい / ヒュッテ大槍
・ティッシュケース / PUEBCO
・化粧ポーチ / Marmot×YURI YOSUMI
・ミニ財布 / Marmot×YURI YOSUMI
・エコバッグ
・ミニ図鑑(ドングリさんぽ手帖 / 世界文化社)
下段左から
・魔法瓶 / MOUNTAIN Johnny
・水筒
・木のコップ / 上:安藤由紀 下:黒百合ヒュッテ
・木のカッティングボード&カトラリー / うだまさし
・ナイフ / OPINEL
・弁当かご / ござ九・森九商店
・ストックバッグ / LONG TRACK FOODS
四角さん:
「山歩きは荷物が多くなりがち。だからこそ、わずらわしさやめんどうを感じずに過ごせる荷づくりを意識しています。
例えば必要なものが取り出しやすいように、赤色は緊急時、青色は雨の時など、視覚的にわかりやすい色のポーチで仕分けたり。
それから荷物の防水対策も大事です。アウトドアブランド『Marmot』とコラボレーションしたアイテムは、軽量かつ防水加工もされていて便利。そのほか細々した物の水濡れを防ぐためにも、ジッパー付きのストックバッグは欠かせません」
息子の荷物。左から時計回りに
・帽子 / THE NORTH FACE
・レインポンチョ / mont-bell
・フードコンテナ / フライングタイガー
・熊鈴 / mont-bell
・ジャケット / patagonia
・着替え
・江ノ電ポーチ
・日焼け止め / BABY BORN
・虫除け / Outdoor body spray
・おむつ&おしり拭き
四角さん:
「2歳になる息子の荷物は着替えが中心。急な天候の変化にも対応できるようにしています。『mont-bell』のレインポンチョは、頭からスポっと被れるので脱ぎ着が楽。防寒着としても便利です」
▲今夏に自身のオリジナルブランドから発売予定のバックパック「Yamatabi」
四角さん:
「息子と2人分の荷物を入れるバックパックは、容量たっぷりかつ軽量なものを。オリジナルブランドから発売予定の『Yamatabi』は、13〜22Lまでサイズが拡張できるところや、スポーティすぎず普段使いもしやすい見た目が気に入っています」
アウトドアにも、お気に入りの食器を携えて
四角さん:
「それからアウトドアでも、普段の暮らしと変わらないお気に入りのアイテムを愛用しています。
木の食器や弁当かご、懐紙など食事用のアイテムは、これまでの山旅で訪ねた土地で出合ったものや、山好きの作家さんが作ったものなど、山に想いを馳せられる品々。軽くて丈夫なので外で使うのにも良いですし、気に入りの食器で食べる山のごはんは格別です。
弁当かごは、行きには山で食べるおやつを入れて、帰りには子供と拾った葉っぱや木の実などを詰めてと、いろんな用途に活躍しています」
肌にも自然にも優しい、オーガニックコスメ
左上から
・日焼け止めスティック / OUTDOOR UV
・UVパウダー / MiMC
・アイシャドウ兼チーク / ETVOS(ミネラルマルチパウダー)
・リップ / MiMC(ミネラルカラーリップ)
・眉ペンシル / ETVOS(ミネラルデザイニングアイブロウ)
・ヘアゴム / YURI MIYATA
四角さん:
「コスメもなるべく自然由来のものに。石鹸やお湯で落とせるナチュラルコスメを持ち歩いています。
山小屋やテントでの宿泊も多いので、メイクがしっかり落とせない時でも肌への負担が軽く抑えられる気がするんです。
日焼け止めは手を汚さずにさっと塗りなおせるスティックタイプがおすすめ。SPF50+のUVパウダーも、ぽんぽんと気軽に肌にのせられるので気に入っています」
荷物が身軽なら、心も身軽に山を楽しめます
四角さん;
「山歩きでは、荷物はできるだけ軽量化し、圧縮してコンパクトに持ち歩くように意識しています。
荷物が軽いと体だけでなく心も軽くなり、足元に花を見つければしゃがんだり、鳥の声に立ち止まったり。きれい!楽しい!と感じる気持ちの余裕が生まれると思うんです。
最近ハイキングの用意をしていると、息子が『さんぽにいくの !?』と言うんです。山登りというとハードルが高く感じますが、2歳の彼にとっては『おさんぽ』なんだなと思うと、私ももっと軽やかに、自然を楽しみに出かけて行けたらいいなと思います」
必要なものは備えつつ、自然を感じる心の余白も大切に。自分らしくアウトドアを楽しむ工夫が詰まった四角さんのバッグの中身を見ていたら、私も山に繰り出してみたくなりました。
連載「あの人のバッグ」、次回もお楽しみに。
【写真】四角友里
四角 友里
アウトドアスタイル・クリエイター。「山スカート」を広めた “山ガール” ブームの火付け役。「自然に触れる喜びを多くの女性に感じてもらいたい」という思いで表現活動をスタートし、全国での講演やメディアでの執筆、アウトドアウェア・ギアの企画開発などを行う。Instagram:@yuri_yosumi
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