【開発秘話】特別なコットンで、首元までふわふわ気持ちいい。企画スタッフが叶えたかった「タートルネックカットソー」
編集スタッフ 糸井
当店のオリジナルブランド KURASHI&Trips PUBLISHING から、「ふんわりコットンのタートルネックカットソー」が発売になりました。
重ね着したり一枚で着たりと重宝する、シンプルなタートルネックのカットソー。
とはいえ、首周りにフィットする着心地が得意になれなかったり、ほどよいクシュクシュ感をつくるのにテクニックを感じたりすることも。
そんな想いから手掛けたのが、うんと着心地のいい特別なコットンで仕上げた、こだわりのタートルネックカットソーです。
開発を担当したのは、もともとタートルネックに苦手意識を持っていたという、商品プランナー・市川(いちかわ)。
ようやくお届けできた一着に、どんな想いをのせたのか聞きました。
おしゃれと快適、そのどちらも諦めたくなくて
市川:
「私自身、タートルネックのカットソーがずっと苦手だったんです。
タートルネックならではの、首のクシュクシュ感を自分で上手に調整できなかったり。首にフィットする着心地が得意になれなくて、着た瞬間からすぐに着替えたくなったり……。
敏感肌なこともあいまって、生地がチクチクとすれることで肌がかゆくなることもありました」
市川:
「でも、アイテムとしてはずっと『仲良くなりたいぁ』と思っていたんです。
一枚でも、重ね着としても重宝するから、おしゃれできるアイテムとしても、冬にぬくぬくとあたたまるアイテムにもなる。
だからこそ、これまでタートルネックを好きだった人にも、私のような悩みを持っている方にも、着ている間ずっと快適で嬉しくなるような、テクニックいらずで上手に付き合える一着をお届けできたら、と思っていました」
まっ先に決まった、特別な「コットン生地」
市川:
「今回いちおしなのが、生地です。特別なコットン生地を採用しています。
ある日、お付き合いのある会社から『めちゃめちゃ気持ちいい生地があるんです』と教えていただいたもので、はじめて触ったときに、『なにこれすごく気持ちいい!』と感動したんです。
ふんわり軽くて、優しいあたたかさ。赤ちゃんのおくるみに使われることもあるくらい、触っているとなんだか安心する、はじめての肌触りでした。
洗濯をしてもこの柔らかさが持続することも受け、『この生地で、首周りまで快適なタートルネックカットソーをお届けしたい!』と心が決まりました」
市川:
「コットンだからこその、ほどよい保温も◎。
暖かさに特化した機能性インナーは、時に暑すぎたり、乾燥が気になったりすることも。その点、コットンは自分の体温であたためるイメージに近く、心地よいあたたかさが続くので、敏感肌の方にもおすすめです。
季節は、冬から春、秋にもお使いいただけます。また、着た瞬間からほっとする接触温感というタイプの素材なので、ひんやり感が少なく、冷える朝でも安心して着ていただけると思いますよ」
絶妙丈のタートルネックになる秘密は?
市川:
「こだわりを尽くしたのが、首元のデザイン。
テクニックがいらず、適度な肌見せで顔周りがすっきり見えるように、ネックの長さを何度も調整。スポッと首を通すだけで、くしゅっと具合がしっくりきて、折り返さずともちょうどいい長さになるようにこだわりました。
二つ折りをしたときも、おさまりが綺麗になるようにバランスを整えています」
市川:
「また、襟の幅も最後まで粘った部分です。
だぶついて見えることなく、細くしすぎて着脱の際に頭が入りにくいこともないように、首の長さや太さの異なる色んなチームメンバーに着てもらい、何度も調整を重ねました。
そのために取り入れたのが、首の部分だけ生地を『二重』に仕立てること。こうすることで、首元の生地がうまく自立し、襟が綺麗に立ち上がるんです」
市川:
「ほどよく自立することにより、首の体温は守りつつ、タートルネック特有の締めつけも軽減できました。感覚としては、『首にピチッとはりついている』というよりも、『首のそばに襟がある』というイメージでしょうか。
人によっては、就寝時にも快適に着ていただけると思います」
インナーとしてもストレスフリーになるように
市川:
「首まわり以外の工夫としては、脇の縫い目をなくした『丸胴タイプ』にしています。
キャミソールなどを挟まず、インナーとして下着の上に直接着ていただいても、チクチクが気にならないように。肌へのストレスをできる限りなくすように心がけました」
市川:
「袖の下から見えてもインナー感のないデザインにしたかったので、袖の長さが短くなりすぎないようにもしていて。
また、袖口の太さも少しだけ絞っているので、重ね着していてもごわつくことなく、体温を逃さない塩梅に。とはいえ、腕まくりをしてもキツく感じないところを探りました」
好みに合わせた着こなしができるように
市川:
「色は、定番カラーのオフホワイトとブラック、そこにロイヤルブルーを加えた3色展開です。
なかでも、いちおしはロイヤルブルー。肌色に映える華やかさと、落ち着きを感じる、大人のためのブルーに仕上がりました。
一枚で着るのはもちろん、モノトーンのニットやワンピースの首元への差し色にすれば、ぱっと顔色が明るくなります。
鮮やかに感じられると思うのですが、想像以上に合わせる服を選ばず、ベージュやピンク系のお洋服とも合わせやすいんですよ」
市川:
「今回、タートルネックカットソーの着こなしについてスタッフで話し合うと、その着方は様々でした。
さらっと一枚で着て、ジャケット等を羽織る人もいれば、ワンピースとの重ね着がメインの人など、年齢や体型によって着こなしの幅が広いアイテムだからこそ。その人の好きなスタイルで、心地よく着こなせるようにと行き着いたこだわりのデザインです。
ぜひ頼れるベーシックなアイテムとして、手に取っていただけたら嬉しいです」
photo:芹澤信次(2、4、7、9、10、11、13、14、15枚目)
styling:北川沙央里
hair&make:宇津木明子
model:横田美憧
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