【あると嬉しいおやつまみ】01:少ない油でカリッと揚がる、青のり塩とシナモン、2種の「かりんとう」
ライター 瀬谷薫子
ちょっと小腹が空いたときにつまみたい、小さなおやつ。家にあるものでがんばらず手軽に作れたら、お腹もこころも満たされます。
たとえば子どもが習いごとへ行く前や、夕飯ができるまでの小腹満たしに。はたまた、帰宅が遅い家族の夜食や、夜の自分時間のおともにも。
甘くてほんのりしょっぱいホームメイドならではの味で、おやつにもおつまみにもなるような4品を料理家の瀬戸口しおりさんに教わりました。
味つけや具材もあるもので好みにアレンジできるのが、家おやつの醍醐味。おおらかな気持ちで作ってみてくださいね。
素朴な甘みに手がとまらない
切って揚げるだけの「かりんとう」
材料(2人分)
【生地】
薄力粉…50g
きび砂糖…小さじ5g
ベーキングパウダー…小さじ1/2
水…大さじ1と1/2
サラダ油…小さじ1/4
揚げ油…適量
【和え衣】(作りやすい分量)
・青のりと塩を3:1の割合で混ぜたもの
・砂糖とシナモンを4:1の割合で混ぜたもの
作り方
1.ボウルに薄力粉、砂糖、ベーキングパウダーを入れて泡立て器でよく混ぜる。水と油を加え、ヘラやスケッパーで粉気がなくなるまで切るように混ぜる。全体がまとまったら冷蔵庫で15分ほどおき、なじませる。
2.まな板に打ち粉(分量外)をして、生地をめんぼうで5mm厚さの楕円形に伸ばす。包丁で横半分に切ってから、幅7mm程度に切る。
3.フライパンまたは小鍋に油を1.5cmほど入れて中火で熱し、低温(160度程度)で2を入れて揚げる。生地がふっくらとして両面がこんがりと色づいたら、油から上げ、バットなどで油を切る。
4.粗熱がとれたら、青のりと塩、シナモンときび砂糖の和え衣にそれぞれ和えればできあがり。
瀬戸口さん:
「低温でじっくり揚げることで、カリッとした食感になります。
生地の材料がシンプルな分、日持ちがします。このままタッパーに入れて冷蔵庫で1週間ほどを目安に食べ切ってください。
砂糖と水を熱して水飴状にしたものをからめたり、きなこやココアに砂糖を混ぜてまぶしても。もちろん何もまぶさなくても、素朴な味わいでおすすめです。色々と試してみてください」
【写真】上原朋也
もくじ
瀬戸口 しおり
夫と息子の3人暮らし。東京・吉祥寺にあった『諸国空想料理店KuuKuu』のシェフ、料理家・高山なおみ氏のアシスタントを経て独立。著書に『わたしの作りおきおかず』(アスペクト)、『自分ごはん時々おやつ』(主婦の友社)など。Instagram:@kururichan
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