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【あの人のバッグ】心地よさを大切にする。器ギャラリー店主のかばんの中身

編集スタッフ　寿山

リップに手帳、お財布、ポーチ。名前をみるだけで心おどる、そんなアイテムたちが一堂にあつめられた「バッグの中身」には、そこかしこに「その人らしさ」が詰まっているのかもしれません。

特集「あの人のバッグ」は、気になるあの人のバッグやポーチの中身を、あれこれ聞いてみる連載シリーズ。

今回のバッグの持ち主は、西参道にある作家の器を扱うギャラリー「Style-Hug Gallery」店主、尾関倫衣（おぜきのりえ）さんです。

ーバッグとその中身ー

日々ストレスなく使える
長く愛用してきた小物たち

左上から時計まわりに
・ハンカチ/morita MIW
・巾着袋/Aesop
・手帳/Moleskine
・トートバッグ/evam eva
・長財布/HIROKO HAYASHI
・ポーチ/ARTS&SCIENCE

尾関さん：
「morita MIWさんのハンカチは、表はガーゼで裏はタオル地。小さくても吸収性がよく、イラストの動物も可愛いので愛用しています。

花粉症なのでテイッシュや目薬、錠剤、予備マスクなどのケアグッズは手放せなくて、バッグの中でばらつかないようAesopの袋にまとめて。

Moleskineの手帳は、14×9cmというサイズがバッグに入れるのにちょうどよく、スケジュール管理にはiphoneのカレンダーを使用していますが、予定のディテールやメモなど補足事項を記入しています。毎年増えても保管がしやすいのも長年愛用している理由です」

▲数年分を雑貨のすきまに並べても、違和感なくインテリアになじむ

尾関さん：
「長財布はHIROKO HAYASHIさんのもので、いくつも仕切りがあって、カード入れも多く使いやすく、なんと言っても小銭入れ部分がガバッと開いて取り出しやすいです。

じつはこの財布のあとに、2度ほど財布を新調したんです。でも、どちらも紛失してしまって再びこの財布を使うようになって、不思議な縁を感じています」

大好きなカゴバッグのこと

尾関さん：
「2年ほど教室に通って自作したカゴバッグを愛用しています。早く使いたくて寝る時間を削って編み上げたのもいい思い出ですし、愛着もひとしお。

これはナンタケットバスケットといって、フォーマルな席で持つことを許される唯一のカゴバッグなので、普段づかいだけでなく、レストランでの食事などのおでかけにも使っています。

長財布が入るように高く編み上げたのですが、寒い時期はファーを巻いて冬仕様に。使い始めてから6〜7年になりますが、少しずつ飴色を帯びてきました」

ーポーチの中身ー
肌にやさしく、香りもいい
お気に入りのケアアイテム

左から時計まわりに
・マスクアロマ/enherb
・リップバーム/Aesop
・香水/香譜アトリエ
・アロマオイル/自作
・ジェルハンドウォッシュ/Aesop
・水が入ったスプレーボトル

尾関さん：
「『enherb』のマスクアロマは頂き物なのですが、スッとする香りに花粉症の症状が和らぐような気がして愛用しています。

香水はお店で開催している調香ワークショップで自分用にブレンドしたもので、すべて天然由来のもの、オーガニックな香料を使っています。

茶色の瓶には、マダガスカル産の『cinnamosma fragrans』という珍しい精油をホホバオイルで希釈したものが入っています。香りが好きなのはもちろん、リラックスしながら覚醒するという効果が期待できるそうで、必要な時に手元につけています」

アンティークのパーツを使ったアクセサリー

尾関さん：
「『十葵（toki）』というブランドのアクセサリーを愛用しています。右端のネックレスは古い布で作られたもので、私にとってはお守りのような存在に。ブレスレットはMayumi.Nさんのもので、フランスのアンティークビーズが使用されていて、留金も古いパーツが使ってあるところが気に入っています。

真ん中においた陶器の指輪は『ariimomoyopottery』という作家さんのもの。アンティークの要素を取り入れた陶芸作品をいろいろ作っている方で、ラテン語でそれぞれの作品に意味のある言葉が書かれていて、それを見るのも楽しいです」