【あの人が着てみたら】ほんのり透け感のあるニットを、大人が楽しむなら? 矢野悦子さんの私服コーデ
編集スタッフ 寿山
はじめてトライするお洋服に袖を通すときのワクワクやドキドキ。そんな気持ちを大切にしたくて、日常に無理なくなじんで、ファッションの楽しさも叶えてくれる。ほんのり透け感のある、柔らかい「起毛ニット」を作りました。
素肌のうえに着ると透け感を楽しめて、インナーと合わせれば旬のレイヤースタイルも楽しめる。どちらも可愛い、とっておきの新作ニット。定番コーデにメリハリをつけてくれる新顔として、ぜひこの秋おすすめしたいアイテムです。
この特集では私たちが憧れる素敵な女性、矢野悦子(やの えつこ)さんを訪ねて「おしゃれ」の話を伺いながら、私服と合わせた起毛ニットのコーディネートを見せてもらいます。
スタイルのある、オシャレなおばあちゃんに憧れがあります
矢野さんはH.P.FRANCE(アッシュ・ペー・フランス)が展開するセレクトショップ『Lamp harajuku(ランプ・ハラジュク)』のディレクターを長年務めたあとに独立し、いまは『September Poetry(セプテンバー・ポエトリー)』のオーナーとして、美しくユーモアのある服や雑貨を紹介しています。
8月には当店のインテリア特集にもご出演いただき、大人っぽくピンクを取り入れた素敵なご自宅を見せていただきました。
自他ともに認めるピンク好きの矢野さん。50代のいま、どんな気分でおしゃれを楽しんでらっしゃるのでしょうか?
矢野さん:
「ピンクが好きとはいえ、30〜40代は他にもいろいろなファッションを楽しんでいました。50代になってからは、よりピンク一辺倒になってきた感じです。
というのも、スタイルのあるおばあちゃんになりたいなと思っていて。たとえばピアニストのフジコ・ヘミングさんのように、レースやフリルのある装いと人柄が相まって、その方のスタイルになっているような、そんな女性に憧れがあるんです。だから私もピンクを自分のスタイルにできたらいいなって(笑)」
矢野さん:
「今回はじめて透け感のあるニットを着てみたのですが、新しいアイテムに袖を通す楽しさも、おばあちゃんになっても楽しんでいたいです」
そんな矢野さんに、ロイヤルブルーとピンク、2色の起毛ニットをご着用いただきました。
おうちの中でも、外でも機嫌よく。
透け感を楽しむ「起毛ニット」着回しコーデ
ロゴTやベルトを合わせたら
透け感を楽しめました
▲矢野さんの身長は166cm。「丈感もちょうど良かったです」
「白ベースのロゴTに重ねてみたら、絵柄が透ける感じが可愛かったです。ベルトの透け感もいいなと。ロイヤルブルーも新鮮でした。久しぶりに着る色だけど、ふだんよくする白のワントーンコーデに合わせたら着やすかったです」
▲度なしのフレームは「megane and me」のもの
矢野さん:
「カジュアルな着こなしのときは、アクセサリーやメガネなどをアクセントにします。このブルーを見ていたら、大好きだった制服を思い出して、プリーツスカートやローファーなどと合わせても可愛いなと思いました。
アームホールもゆとりがあって、Tシャツと重ね着しても、腕を動かしやすかったです」
矢野さん:
「厚手のニットではないので、タックインしてもすっきり着こなせそうですね。
Tシャツに合わせたので素肌に触れているところもありましたが、私はチクチクしないと感じました。個人差はあるかもしれませんが、参考まで」
襟元ゆったりで、重ね着もラク
大人カジュアルな装いに◎
矢野さん:
「じつはネックレスもあまりつけないくらい、首のしめつけ感が苦手な方なのですが。このセーターは襟元がゆったりしているから、重ね着しても窮屈な感じがしないので、リラックスして着れました。冬になったらモックネックとも重ねて着てみたいです」
矢野さん:
「ブラウスと重ね着しても動きやすくて、ストレスを感じずに過ごせました。
普通なら袖がたっぷりしているとコートを羽織ったら動きづらかったりするのですが、このセーターは薄手だからまったく窮屈な感じがしませんでした。インナーもアウターも重ねやすいのが嬉しいですし、かわいいだけじゃなくて機能的なんですね」
矢野さん:
「華やかさがあって、着ると元気がでるピンク色だなあと思いました。最近は家で過ごす時間が多いので、着心地や身につけたときの気分もとても大切にしています。今日のコーディネートも帽子やコートを外せば、家でリラックスして過ごせる格好なんです。
カジュアルな装いに、気分が上がる小物やアクセを足して、家の中でも外でも機嫌よく過ごすくらいが、今はちょうどいい気がしています」
素肌に着るとかわいい。ふだんピンクを着ない人に、おすすめのコーデ
矢野さん:
「やっぱり素肌に着ると、透け感がかわいいですね。今日みたいにキャミソールや花柄がうっすら見える感じも好きです。薄手でとっても軽いけれど、着るとちゃんとあたたかいです。
ふだんあまりピンクを着ないという方は、ぜひブルーデニムやベージュ系のパンツと合わせてみて欲しいです。デニムはストレートや、ダボっとしたワイドデニムと合わせてもかわいかったです」
ロイヤルブルーとピンクに合わせて、おうちの中でも外でも機嫌よく過ごせる着こなしをしてくださった矢野さん。シンプルコーデとピンクの相性の良さや、楽しみ方も教えてくれました。
素肌にそのまま着たり、Tシャツやブラウス、ハイネックに重ねたり。秋から冬、そして春先まで、3シーズン長く楽しめる「起毛ニット」。もしご興味持っていただけましたら、ワードローブの新顔として、この秋に迎えていただけたら嬉しいです。
【写真】滝沢育絵
矢野悦子(やの えつこ)
H.P.FRANCE(アッシュ・ペー・フランス)が展開するセレクトショップ『Lamp harajuku(ランプ・ハラジュク)』の立ち上げから21年間ディレクターを務めたのち独立。2022年からセレクトショップ『September Poetry(セプテンバー・ポエトリー)』を主宰し、美しくユーモアのあるものを紹介している。https://september.theshop.jp
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