【ほったらかしおかず】03:野菜を重ねて、とろけるチーズで落としぶた。ことこと煮込む「イタリアン鍋」
ライター 瀬谷薫子
煮込み料理は、秋の楽しみ。材料を入れて火にかけるだけで、手間暇かけずにおいしいおかずが作れたら嬉しいものです。
今回はそんな “ほったらかし” でできるメインのおかず4品を、料理家の今井真実さんに教わりました。
3品目は、今井さんが子どもの頃からなじみの味だという「イタリアン鍋」。たっぷりの野菜を重ねて煮るだけ、食材の旨みが調味料になったやさしい一皿です。
とろけるチーズとベーコンの旨み
たっぷり野菜がぺろりといける「イタリアン鍋」
材料(4人分)
トマト…1個
玉ねぎ…1個
じゃがいも…1個
ピーマン…1個
きゃべつ…1/6個
ベーコン…80g
シュレッドチーズ…80g
オリーブ油…大さじ1
塩…適量
タバスコ…適量(好みで食べる時に)
作り方
1.トマト、玉ねぎ、皮をむいたじゃがいも、ピーマンは薄切りにする。きゃべつはひと口大のざく切りにする。ベーコンは1cm幅に切る。
2.フライパンまたは鍋にオリーブ油を入れて、玉ねぎを並べて塩をひとつまみ振る。その上にじゃがいも、きゃべつ、トマト、ベーコン、チーズ、ピーマンを順に重ね、間に都度塩をひとつまみ振る。
3.ふたをして、中弱火で15分蒸し煮すればできあがり。
今井さん:
「ポイントはたっぷりのチーズで落としぶたをすること。野菜の旨みが閉じ込められ、チーズのこくが染みておいしくなります。
塩は入れすぎず、気持ち薄味で仕上げると、野菜の味が引き立ちます。食べるときに足りなければ塩を足し、それぞれに好みの味付けにして召し上がってください。
まろやかでやさしい味わいなので、大人はタバスコをかけて食べるのがおすすめです。野菜のスープはパンにつけながら召し上がってくださいね」
じゃがいもをさつまいもやかぼちゃにしたり、きゃべつは他の葉野菜に変えてもおいしい、と今井さん。
ある野菜で気楽に作れる重ね煮は、野菜の旨みをしっかり感じて、体がよろこぶやさしい味。体もしっかり温まります。
【写真】今井裕治
もくじ
今井 真実
料理家。noteに綴るレシピやエッセイ、twitterでの発信が幅広い支持を集め、さまざまなメディアでレシピ制作、執筆を行う。近著に『フライパンファンタジア』(家の光協会)、『今井真実のときめく梅しごと』(左右社)などがある。Instagram:@mamiimai
感想を送る
本日の編集部recommends!
小さな不調のケアに
手間なくハーブを取り入れられる、天然エッセンシャルオイル配合の「バスソルト」を使ってみました【SPONSORED】
【11/26(火)10:00AMまで】ニットフェア開催中です!
ベストやプリーツスカートなど、人気アイテムが対象に。ぜひこの機会をご利用ください♩
お買い物をしてくださった方全員に「クラシ手帳2025」をプレゼント!
今年のデザインは、鮮やかなグリーンカラー。ささやかに元気をくれるカモミールを描きました。
【動画】北欧をひとさじ・秋
照明ひとつでムード高まる。森百合子さんの、おうち時間を豊かにする習慣(後編)