【ほったらかしおかず】01:こっくり濃厚、ごはんがすすむ。鶏と揚げ麩のオイスターソース煮込み
ライター 瀬谷薫子
煮込み料理は、秋の楽しみ。材料を入れて火にかけるだけで、手間暇かけずにおいしいおかずが作れたら嬉しいものです。
今回はそんな “ほったらかし” でできるメインのおかず4品を、料理家の今井真実(いまい まみ)さんに教わりました。気取らない身近な材料でできる、目新しい具材の組み合わせは、今井さんならでは。いつもの食卓が新鮮に変わります。
1品目は、濃厚な煮込みをお届けします。
こってり濃厚、スープまで美味
「鶏肉としいたけ、油麩のオイスターソース煮込み」
材料(2〜3人分)
鶏手羽元…6本
玉ねぎ…1個
しいたけ…4個
揚げ麩…2本(2cm厚さの輪切りを7〜8枚分)
A
オイスターソース…大さじ2
醤油…大さじ2
米酢…小さじ2
水…800ml
作り方
1.玉ねぎは薄切りにする。しいたけは石づきを取り、厚めに3等分のそぎきりにする。揚げ麩は棒状のものならば、2cm厚さに切る。
今井さん:
「しいたけは薄すぎず、適度な厚さのそぎ切りにすると、味がよくしみながら食べごたえも楽しめます」
2.鍋に1と鶏手羽元とAを入れ、中火にかけ、沸騰したら蓋をして弱火に切り替え、30分煮る。
器に盛り付ければできあがり。
今井さん:
「じっくり煮込んだ玉ねぎは濃厚な甘さで、オニオングラタンスープのような味わいです。揚げ麩を入れることで、煮込んだだけでも、油でじっくり炒めたようなコクがでます。
しいたけは肉厚なものを選ぶと、食べごたえがあり、だしもしっかり出ておいしいです」
ひと口食べれば玉ねぎの甘さが広がって、煮汁を吸った揚げ麩はもちもち、バゲットのような食感。まさに和風オニオングラタンスープです。しいたけは噛むとうまみが滲み出て、鶏手羽元はほろほろ。それぞれのおいしさが合わさると、ごはんがもりもり進みました。
新しい取り合わせですが、どこかなつかしさも感じるやさしい味。家族みんなが好きなこと間違いなしです。
【写真】今井裕治
もくじ
今井 真実
料理家。noteに綴るレシピやエッセイ、twitterでの発信が幅広い支持を集め、さまざまなメディアでレシピ制作、執筆を行う。近著に『フライパンファンタジア』(家の光協会)、『今井真実のときめく梅しごと』(左右社)などがある。Instagram:@mamiimai
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