特集│フィットする暮らしのつくり方-柳沢小実さん編:ルールその2『お気に入りのモノを自分らしく使う』
編集スタッフ 齋藤
第3話を迎えた本日は、柳沢小実さんのフィットする暮らしのつくり方
ルールその2 『お気に入りのモノを自分らしく使う』をお届けします。
昨日の更新では、
最初のルール 『自分らしく家をしつらえる』をご紹介しましたが、
今日はそんなお宅にある柳沢さんのお気に入りのモノたちを、
どのように使うことで柳沢さんの暮らしにフィットさせているのかを探っていきます。
その様子は、なんだかとっても軽やかで、
柳沢さんの家のしつらえにも通じるようでした。
古い脚立との出会い
この脚立は、以前の家でインテリアに使おうと思って購入されたものの、
実際に使える場所が見当たらず、眠らせていたものなんだそう。
柳沢さん(以下敬称略):
「引越し後は、キッチンが割と広く、間延びする空間だったので
お鍋を置く場所に困っていたこともあり、エイっと置いてみました。
キッチン自体に味が無かったので、
この木の脚立がいいポイントになってくれています。
やっと、この脚立を使ってあげられる場所が見つかりました。」
暮らしに寄り添う沢山のカゴ
柳沢さんのお家の各部屋には、いろいろな形・大きさ・国のカゴがあります。
今回はお願いしてその中の一部をリビングに集めていただきました!
柳沢:
「リビングに置くカゴは、移動をしやすいように持ち手があるものを置いています。」
柳沢:
「カゴって、欲しいものは高いことが多いので、勢いで買えない分、
何を入れるか理由を決めて買っています。」
窓際の平たいカゴには布やブランケットが、
左の小さなカゴには毛糸玉がのっていました。
柳沢:
「スリッパを入れたカゴは、実家から持ってきたものなんです。
丁度良い大きさで、使いやすいんですよ。いい色になってきました。」
柳沢さんのお家には、ご実家から持ってきているものも数多くあるそう。
絵画や食器、インテリア雑貨など、
ご実家とはまた違った使われ方・飾り方をしているようで
愛着あるものをご自分の暮らしにフィットさせながら、
長く大事に使われている様子が印象的でした。
柳沢:
「丸く平たいカゴは収納用品として重宝する形。
キッチンに置いて、こんな風に根菜類などを置いています。」
薬瓶だって、こんなふうに。
玄関を開けてすぐの下駄箱の上には
お花がたっぷり生けられた薬瓶が。
こういった瓶も花器として活躍してくれるんですね!
この薬瓶は、古道具のお店で購入されたそう。
柳沢:
「薬瓶は、ちょうど口がきゅっとすぼまっているので
お花をとっても生けやすいんです。
お気に入りの瓶があると、お花を生けるのも一層楽しくなりますよね!」
ただいま変貌途中の下駄箱
もともとこの物件には背の高い下駄箱が備えつけられていたそうなのですが
それは大家さんに撤去してもらい、
この家に越してこられてから新調されたという真っ白な下駄箱。
この一見するとシンプルな下駄箱にも柳沢さんの一工夫が入っていました。
柳沢:
「脚部分を取ったら、丁度良い高さになりました。
もう一つ、もともと付いていたツマミが好みではなかったので外してしまい
今のところは仮で紐を通しています。気に入ったツマミを探し中なんですよ♪」
仮の状態でも、高さを調節したり、自分の暮らしにフィットするような
ディテールに近づけたりするような使い方をされていました。
スリッパも自分らしくリメイク
柳沢:
「使っているうちになんだか寂しいなと感じたスリッパには、
手持ちのぽんぽんをつけてリメイクしました。
とっても簡単ですが、これだけで
グンと自分の暮らしに馴染んでくれたように思います。」
齋藤:
「リメイクや手芸はよくされるんですか?」
柳沢:
「そんなにマメではないんですよー。
自分の中でエンジンがかかったときに、だだーっと縫い物をします。
そんな風に一気に仕上げられるものが好きです。
四角く縫ったり、真っ直ぐ縫ったりと、
自分の気持ちが持続している間に出来上がるほうが、
わたしの性格には合っているようなんです。笑」
柳沢さんは、引越しを経て活躍するようになった大切な脚立や
各部屋のさまざまなカゴ、お花を生ける薬瓶など
お気に入りのモノをどれも柳沢さん流のほどこしや工夫をしながら、
自分らしく使っていらっしゃいました。
明日は、『ルールその3: 身軽に暮らすために収納を工夫する』です。
好きなものを所有しつつも、それが負担にならない
柳沢さんならではの工夫が登場しますよ。
どうぞお楽しみに!
・柳沢小実さんのHPはこちら⇒☆
・柳沢小実さんの著書の一部はこちらです。 ↓↓↓
気持ちいい暮らしの必需品 柳沢 小実 大和書房 2013-01-17 |
忙しくてもていねいに暮らしたい人の家しごと 柳沢 小実 大和書房 2012-03-16 |
シンプルな暮らしの設計図 柳沢 小実 講談社 2011-12-16 |
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もくじ
◎プロローグ :柳沢小実さんを訪ねました。(1月28日更新)
◎フィットする暮らしのつくり方:その1 「自分らしく家をしつらえる」(1月29日更新)
◎フィットする暮らしのつくり方:その2 「お気に入りのモノを自分らしく使う」(1月30日更新)
◎フィットする暮らしのつくり方:その3 「身軽に暮らすために収納を工夫する」(1月31日更新)
◎最終回:柳沢さんと北欧の、いい関係(2月1日更新)
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