【特集|お花と上手に暮らすコツ】第3回:インテリアに合わせやすい、シンプルな1種類活け。
編集スタッフ 二本柳
フラワー&グリーンスタイリストのさとうゆみこさんに教わる、お花と上手に暮らすコツ。
第3回の本日は、アレンジのなかでも1番かんたんで、しかもとても見栄えのする「1種類だけで活ける」 という方法を紹介していただきました。
自分が好きな花をそれだけ買ったら、器にざっくりとまとめて活ける。1種類ならではの魅力がありましたよ。
1種類のお花を束にしたアレンジ。
1. シンプルにゆったりと活ける。
※お花の名前:バイモユリ
<手順>
1. 水に浸かる部分の余分な葉っぱを取り除く。
2. お花に凹凸を少し出して束を作ったら、茎を斜めに切る。
3. 器に入れたら、全体のバランスを整える。
4. 完成!
◎1種類だと存在感がある
「何色か混ざっているよりも1種類だけの束の方が、その植物の美しさが際立つんですよ。インテリアとの調和もとりやすいですよね」
◎少し凸凹を出すと素敵
「器に活けたとき、全体的に少し凸凹するように束をつくるようにすると、仕上がりが良くなりますよ」
◎ポイントは器とのバランス!
「今回使ったような口が広い器だと、たくさん生けなきゃと思いがちですよね。でも意外と、口が広いからこそ、少量をゆったりと生けると大人っぽさが出てステキですよ」
「逆に口が狭い器を選んだならば、ブーケのようにお花を広げてあげる。そんなふうに、器とお花のバランスを意識すると、たくさんの可能性が広がり、花活けが楽しくなるんです」
2. パンジーをブーケのように。
※お花の名前:パンジー
<手順>
1. 水に浸かる部分の余分な葉っぱを取り除く。
2. パンジーの顔の向きや高さを調節した束を作ったら、茎を斜めに切る。
3. 器に入れたら、全体のバランスを整える。
4. 完成!
◎パンジーは切り花として使うと可愛い
「苗物としておなじみのパンジーも、こうやって切り花として使うとまた違った雰囲気ですよね。これは切り花用の茎の長いものですが、鉢植えやお庭で育てた短い丈のパンジーもカットして小さな器に活けるといいですよ」
◎口が狭い器でブーケのように
「今回選んだような口が狭い器なら、花全体がふわりと広がって、まるで手で束ねたブーケのような姿になりますね。1種類のお花だけでも器の選び方しだいで、色々な表情をみせることができるんですよ」
今日のまとめ。
1. インテリアに合わせやすいのは、シンプルな1種活け。
2. 1種類の束にすると、植物の美しさが際立つ。
3. 器とお花のバランスを楽しむことがポイント。
家の中に置いたときに、1種類のお花の束は存在感もあり、インテリアとの調和もとれやすいのだそう。
口の広い器に少量の花をゆったりと生けたしつらえも、とても大人っぽく素敵でしたよね。
大きい器だからといってたくさんお花を入れなくてもいいんだ、と分かれば、大きめの花器にもチャレンジしやすくなるような気がします。
それでは次回もお楽しみに!
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