【特集|暑さを忘れる、夏の花】第5話:暑い夏でも持ちがいい、枝ものの楽しみ方。
編集スタッフ 二本柳
聞き手・文・写真 スタッフ二本柳
フラワースタイリストの増田由希子さんに教わる、夏のためのお花アレンジ。
今回は夏の強い味方・持ちのいい「枝もの」をご紹介します!
枝ものは何も手を加えずに2、3本活けるだけで存在感があり、インテリアにも是非取り入れたいものの一つです。
それだけで可愛い果樹の枝。
枝ものは夏場も持ちがいいけれど、グリーンばかりだとちょっと寂しいな… と思うこともありますよね。
でも実ものが付いた枝なら、それだけでとびきり華やか。
たとえばスグリやブルーベリーといった果樹の枝は、無造作に置かれているだけで十分に愛らしい存在です。
上の写真はスグリの枝。お部屋をパッと明るくしてくれるような存在感がありますよ。
見栄えよくするための一手間。
枝ものというと、買ってきたらそのまま活けてしまうことが多いかと思います。
でもそこにちょっと一手間。
実ものの見栄えがよくなるよう、葉っぱを一部切り取ります。
たとえば今回使ったスグリの場合は、実がよりよく見えるように、覆い被さっていた葉っぱを切り取っていただきました。
必ず必要な作業ではないそうですが、器に活ける前に「全体の見栄えが良いかどうか?」を一旦確認してあげて、必要であれば、今回のように葉っぱを取り除いてあげてくださいね。
器の中に実を入れてもGOOD。
スグリのように実そのものが美しい場合、器の中に敢えて実を落とすという裏技を教わりました。
水のなかで光を放つ赤色が、なんとも爽やか!
夏のグリーンは美しい。
夏の枝ものは、美しいグリーンを生かしてシンプルに飾るのもオススメです。
一色の爽やかなしつらいなので、食卓に飾ったり玄関に置いたりと、様々なシーンでたのしめるのも嬉しいところ。
3本だとバランスを取りやすい。
枝ものの多くは1本のうちに複数枝分かれしているため、枝ぶりを確認し、形を整えてあげる必要があります。
その際に、前後・左右と全体的にバランスがとれていることを大切にすると良いそうです。
また、活ける数は3本がおすすめ。膨らみあるしつらいが上手に仕上がります!
(枝分かれしているので分かりにくいですが、上の写真も3本で活けて頂いています)
枝ものに限らず、お花やグリーンでも奇数本を選ぶとアレンジが上手にできるそうですよ。
枝ぶりや裏表をよく見る。
意外と見逃しがちですが、枝ものにも裏表や枝ぶりの違いがはっきりとあるんです。
例えばこちらは裏の部分。たしかに言われてみると一目瞭然ですね。
葉の部分に注目して、正面から表が見えるように。そして枝ぶりの良いものを選ぶように意識してみてくださいね。
水に浸かる部分の葉は取り除く。
お花と同様に、枝ものを活けるときも、水に浸かる部分の葉っぱは取り除きましょう。
葉が傷んで水が汚れる原因にもなるそうです。
今日のまとめ
1. 果樹の枝は愛らしい存在感が魅力。
2. 果樹の実がよく見えるように、覆い被さる葉を取り除く。
3. うつわの中に実を落とすのも素敵。
4. 枝ものは3本だとバランスが取りやすい。
5. 枝ぶりや裏表をよく確認する。
6. 水に浸かる部分の葉っぱは取り除く。
夏は花持ちの悪さが気がかりですが、枝ものはそんなときも心強いたくましさを見せてくれますよね。
そんななかでも今回使ったスグリは、赤くて丸い実がとても鮮やかで愛らしく、一気にお部屋が華やぎました。
今年の夏はちょっと大ぶりの花器を購入して、オブジェのように枝ものをしつらえてみませんか?
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