FASHION
【ワードローブお買い物計画】第3話：柳沢小実さんの秋冬ワードローブに加わったアイテム。
編集スタッフ 田中
写真 鈴木公平
4話連載で、エッセイストの柳沢小実さんの、ワードローブお買い物計画をご紹介しています。
今日は、これまでにお話ししたお買い物計画で、実際に柳沢さんが購入し、この秋冬にワードローブで活躍した服を見せていただきました。
柳沢さんのワードローブに加わったアイテムたち
今日は、この秋冬の柳沢小実さんが購入した服や靴を教えていただきました。
どれも衝動買いではなく、ちゃんと理由があって買い足したものばかり。その理由を紐解くと、次のお買い物に私たちも生かせるような気がしてきますよ。それでは、さっそくお買い物記録をどうぞ！
（※登場するアイテムは、全て私物です。過去に購入したものを紹介しているので、現在手に入らないものもございます。どうぞご理解、ご了承いただけると幸いです）
流行色や定番の形をそれぞれ買い足し。
左：COS、右：John Smedley
柳沢さん：
「今年の秋はカーキやマスタードなどのカラーが流行っていましたよね。これまで持っていなかったので一度着てみたいなと思い、手頃な価格帯の、H&Mの姉妹ブランドであるCOS（コス）で購入しました。
もうひとつは大好きなJohn Smedley（ジョンスメドレー）のカーディガン。この服はトップスをコンパクトにおさえたいときに、ちょうどいい丈なんです。タイトすぎず、すっきり、でも体型を気にせずに着れるので重宝しています。今回はボーダー柄を買いました」
自分の体型にあうとわかったボトム
MUVEIL WORK
もともと、ご自分の体型にあうバランスは「トップスがコンパクトで、ボトムにボリュームがある形」か「細身のパンツに、ボリュームのあるトップス」という柳沢さん。
このボトムはまさにそれを理由に購入したものだそう。
柳沢さん：
「このガウチョパンツの形、流行りはじめたのは去年くらいからで、ほかのブランドのものを着ていたら、周りからの反応がよかったんです。体型がカバーされているよって褒められて。それで好きなブランドでもあったMUVEIL WORK（ミュベールワーク）にガウチョパンツが出たのを見て、こちらで購入しました」
お気に入りの上質さを、毎日着たくて選んだコート
Maison Martin Margiela
柳沢さん：
「冬はコートが体の大半を覆うので、コートだけは妥協したくないって思っていました。繰り返し着ても飽きない、上質な素材とシンプルな形を条件に探しました。
それで、今季一番高いお買い物になったけれど、 Martin Margiela（マルタンマルジェラ）で購入。大人になったら、良いものを毎日着よう！と思い、本当に毎日着ていますよ。上質で高価ものも、出番が多ければその価値を全うしているなと思っていて、そういう使い方が自分には合っているなと思います」
靴はワンシーズン3足くらい
左から、GUのムートンブーツ、F-Troupeのエナメルシューズ（黒）、ブランド不明・イタリア製のエナメルシューズ（ゴールド）
靴はワンシーズンに3足くらいを履きまわしているそうです。この秋冬に買い足したという靴は、予算のかけ方に要注目でした。
柳沢さん：
「私の足の形とサイズは、海外製のものが合うんです。だから足に合うブランドの靴を、海外の通販サイトで買っています。この二足は、春夏のセールでお得に手に入れました。
黒のシューズは、合わせやすいから黒にしたけれど、紐がリボンになっていてひねりの効いたデザインが可愛くて。もうひとつのゴールドのシューズは、派手に見えるかもしれませんが、形は定番の紐靴だからか、案外どんなボトムにもすっと馴染んでくれるんです。色がアクセントになって気に入っています」
GU（ジー・ユー）は、リーズナブルな価格で、上手にプチプラブランドを使いこなす方に人気のブランドですよね。こちらでムートンブーツを購入した理由は・・・？
柳沢さん：
「以前履いていたムートンブーツを、履きつぶしてしまったんです。暖かさは欲しいけれど、履くのは寒さが本格化してくる12月から2月くらいの短い期間なので、あまり予算をかけずに探したくて。このGUのブーツは口コミや評判が良かったんです。スエードは汚れが目立ちやすいので、黒にしました」
小物には、予算をあまりかけすぎず
革のミトン：COS、ヘアバンド：BEAMS BOY、カシミヤのストール：COS
小物には予算をあまりかけなかったと振り返っていたこの3つ。H&Mの姉妹ブランド・COS（コス）でリーズナブルに揃えたのが、革のミトンとグレーのストールでした。
柳沢さん：
「実は以前、愛用していたカシミヤのストールをなくしてしまい、それ以来小物には予算をかけすぎないようにしているんです。カシミヤのストールも手袋もCOSで購入しました。
また海外製ということもあって、指の長い私には手袋のサイズがぴったり。それに革だけれど、大人すぎないデザインのミトンというのが気に入ってます」
柳沢さん：
「それと、昔から好きな帽子のような存在として、ベルベッドのヘアバンドを買い足しました。雨の日など髪の毛がうまくセットできないときなどに便利だし、アクセントになってくれるので好んで使っています」
この秋冬は、こんなふうに着ていました！
柳沢さんのお買い物、たっぷりと堪能したあとで気になるのが、どんなふうに組み合わせていたのか、ということ。
今年の秋冬のヘビロテになったコーディネートを見せていただきました！
柳沢さん：
「今年はとにかく毎日新しいコートを着ています。やっぱり気に入ったものは、毎日着てお手入れして…というのが楽しいですよ。それと買い足したJohn Smedleyのカーディガンにスカート。色が少なくなりがちな冬にゴールドの靴はいいアクセントになってくれるんです。
秋色が着たくて購入したニットも本当によく着ましたね〜。私はそのシーズンに着る服が偏りやすいんです。その習性がわかってからは、流行りのものも取り入れつつ、服の数って多くなくてもいいんだなと思えています」
今日は柳沢小実さんの、今シーズンのお買い物を実際に見せていただきました。
人のお買い物ってやっぱり楽しい、そしてそこにちゃんと理由があって納得した柳沢さんのお買い物でした。
次は最終回、お財布にもやさしくお買い物したい！というときのお助けアイテムになった服を柳沢さんに教えてもらいました。ぜひお楽しみに。
もくじ
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