【あの人のバッグ】ものづくりが日常にある北欧留学。アパレルディレクターのカバンの中身

【あの人のバッグ】ものづくりが日常にある北欧留学。アパレルディレクターのカバンの中身

編集スタッフ 山本

リップに手帳、お財布、ポーチ。お出かけに欠かせないものとして選び集めてきた「バッグの中身」には、そこかしこにその人らしさが詰まっているように感じます。

「あの人のバッグ」は、気になるあの人のバッグやポーチの中身を見せてもらう連載。

今回ご登場いただくのは、韓国アパレルのセレクトショップ「daisy」のディレクターを務めるhinaさんです。

2025年の夏から約4ヶ月デンマークに滞在し、手工芸を学んでいたhinaさん。今回、滞在先の写真とともに、hinaさんの「バッグの中身」を見せていただきました。



- バッグとその中身 -
街で出会ったもの、学校で制作したもの。
デンマークでの思い出がつまったアイテムたち


写真左上から時計回りに

 毛糸 / デンマークの毛糸屋さん
 カメラ / RICOH GRⅢ
 ハンカチ / house on the hill
 イヤホン / AirPods
 香水 / STUDIO PNEUMA「Remain」
 ノート / Flora Danica(フローラ・ダニカ)
 財布 / JIL SANDER
 ポーチ / 授業で制作したもの
 サングラス / BLANC


hinaさん
「ノートは、デンマーク・コリングにあるお城を訪れた際に、お土産として購入しました。見るたびに、デンマークで新しくできた友達とコリングの街を巡った思い出がよみがえる、お気に入りのノートです。目標や夢、考え事を整理したいときなど、思いついたタイミングで書き込んでいます」

hinaさん
「これは2年前、初めてコペンハーゲンを旅した際に購入した香水で、どこか懐かしい、お風呂上がりのようなやさしい香りに惹かれて選びました。

後から『遠く離れていた家族と再びつながる記憶を閉じ込めた香り』というコンセプトを知り、香りに込められたストーリーにも心を惹かれました。特別なお出かけの際に持ち歩いている、大切な一本です」


北欧生活がもたらした、持ち物の変化

▲ミトン作りの授業のために購入した毛糸たち。ひとつめが完成し、復習もかねてふたつめを編んでいる

hinaさん
「北欧では、電車やカフェなど、どこにいても編み物をしている人の姿を目にします。クラスメイトはもちろん学校の先生も編み物セットを持ち歩き、教会や朝の講話の時間、バスでの移動中など、さまざまな場面で手を動かしている光景が日常的に見られます。

デンマークで4ヶ月暮らすうちに、私自身も自然と、その時に編んでいる物をバッグに忍ばせて出かけるようになりました」


お気に入りのかばんは?

▲イタリアの職人による牛革バッグ。丁寧な縫製や内側にあしらわれたスエード地など、細部にまで惹かれる要素が

hinaさん
「愛用しているのは、コペンハーゲンのセカンドハンドストアで購入したショルダーバッグです。北欧では女の子たちがヴィンテージバッグを自然に持ち歩く姿をよく見かけます。それぞれのスタイルにフィットしているのが印象的で、2年前の旅行以来、現地でバッグを購入することが小さな夢でした。

コニャックカラーは使い込むほどに艶が出てくるそうなので、これからも大切にしながら、長く使っていきたいです」



- ポーチの中身 -
日々の装いに溶けこむ、シックなデザインを身につけて。
留学のお共に選りすぐった小物たち


写真左上から時計回りに

 ポーチ / 授業で制作したもの
 リップ / tilnus サンリットパールティント (S101)
 鏡 / NYUNYU
 ヘアオイル / ミジャンセン パーフェクトセラム
 
hinaさん
「ポーチは、工芸学校の刺繍の授業で、初期に制作したアイテムです。デンマークの伝統工芸である『HEDEBO(へデボ)刺繍』の技法を用いて作った小さな巾着で、持ち手部分の紐も刺繍糸から手作りしており、手間がかかった分、大切に丁寧に使っています。

リップは、留学にあたりなるべく荷物を少なくしたかったため、コンパクトさがお気に入りのこのシリーズを数色持ってきました。ころんとしたフォルムで持ち運びやすく、可愛らしいスヌーピーのデザインがポイントです」


お気に入りのアクセサリーは?

▲時計 / SKAGEN、リング / BRKUMO, daisy, 友人からのプレゼント, 自作のリング

hinaさん
「シルバーとゴールドのアクセサリーをミックスして身につけるのが好きです。最近は、派手すぎず、スタイリングにさりげなく溶け込む、シックなデザインを組み合わせることが多くなりました。

腕時計は、日本にいる頃からずっと好きなブランドのものです。いくつか持っている中でも、文字盤のグリーンカラーが他にはないデザインで特にお気に入りの一本を、留学のお供に選びました。

SKAGENという名前が、学校のあるデンマーク・ユトランド半島最北端に位置する街に由来していることもあり、不思議な縁を感じています」

***

留学先での日々の支えに、選りすぐって持ってきたアイテムたち。ものづくりが日常に溶け込んだデンマークでの暮らしをへて、手間と時間をかけたお手製の品々がそこへ加わり、いっそう愛着の深い持ち物にかこまれて過ごされていました。

デンマークでは、心地のよさを「ヒュッゲ」と表現するそう。身の回りを心地よく整えるなかで、「作る」という選択肢が増えることの豊かさを、hinaさんの持ち物から知ることができました。

次回はどんなバッグが登場するでしょうか。お楽しみに。

photo:hina

hina

韓国アパレルのセレクトショップ ”daisy” のディレクター。手工芸を学ぶためデンマークのユトランド半島に留学していた。

Instagram: @hinamiru@daisy_official_36

感想を送る