編集スタッフ 松田

夏もいよいよ本番ですね。

イベントや旅行など特別な予定がなくても、ごろんと寝転がって好きな漫画をたっぷり読む。そんな時間も、夏の贅沢な過ごし方かもしれません。

「夏こそ、思いきり漫画漬けになりたい！」、そんな気持ちをきっかけに、クラシコムのスタッフに“おすすめ漫画”を聞いてみることにしました。

ライフスタイル、歴史もの、青春もの。想像以上にさまざまなジャンルの作品が集まりました。

スタッフの一言コメントとあわせて、全3回にわたってご紹介します。

▲『本なら売るほど』　児島青／KADOKAWA

クラシコムのスタッフたちがこぞっておすすめしていて、思わず手に取った作品。読んでみたら、すっかりハマりました（スタッフ斉木）

あまりにも好きすぎて、アンケートはがきに感想を書いて送ってしまったほど。なかでも、山の上ホテルを舞台にしたエピソードが印象的です（スタッフ高尾）

人と本との出会いが丁寧に描かれていて、「本が好き」という気持ちに、グッと刺さります。絵のタッチも話とマッチして好きです。本屋さんや、古本屋さんに行くのが好きという方に、ぜひ読んでほしいです（スタッフ市原）

▲『まめとむぎ』　谷口菜津子／双葉社

「失敗しても人生ってちゃんと続くんだよな」って励まされる物語です。登場人物が美味しいものを食べたとき、みんな目がきらきらした表情になるのが、とてもいいです（スタッフ津田）

▲『ブランチライン』　池辺葵／祥伝社

4人の娘と母。5人の女性で、それぞれに生き方や大切にすることが違っても、家族であれるという描き方がとても好きな漫画です（スタッフ斉木）

▲『隙間』　高 妍／KADOKAWA

大切な祖母を亡くし、想いを寄せる人は自分を愛してくれない。そんな現実から逃げるように、台湾から沖縄へ留学生としてやってきた楊洋（ヤンヤン）の視点で、沖縄での暮らしが描かれます。沖縄で出会うおじさんやおばさん、同級生たちがとても魅力的！　台湾と沖縄の近代史にもくわしく触れられていて、過去に本当に起きた事件に衝撃を受けつつも、最後には希望をもらえる作品です。絵も美しくて、画力に圧倒されます。ヤギパワー！（スタッフ松田）

▲『しあわせは食べて寝て待て』　水凪トリ／秋田書店

ゆったりしたテンポで、暮らしや自分を大事にしたいなーってしみじみ思わせてくれます。薬膳にまつわる知識もたくさん出てくるので、読み終わると自然と体にいいものが食べたくなります（スタッフ斉木）

▲『動物のお医者さん』　Ⓒ佐々木倫子／小学館

中学生のころ、地元の小さな図書館でたまたま出会って大好きになった作品。最近、新装版が出ていたので久しぶりに読み返してみたらやっぱり良かったです！　人間も動物も登場キャラがみんな独特で、ゆる〜く笑わせてくれる感じが最高。人間関係もドライすぎず、ベタベタしすぎず、ちょうどいい距離感が心地よいです（スタッフ澁谷）

▲『いってらっしゃいのその後で』　ツルリンゴスター／KADOKAWA

著者の方の育児や子どもと接する時の距離感、ひとりの人間としての逡巡をリアルに描いていて、共感できるポイントがたくさん。「母」と「自分」の間で悶々とした時に手に取ります（スタッフ斉木）

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気になる作品はありましたか？

明日は、ちょっと違う世界へ旅したつもりになれそうな、歴史や異世界をテーマにした漫画をご紹介します。どうぞお楽しみに。

（つづく）

Photo : メグミ

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もくじ

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