あの人が着てみたら・使ってみたら
【あの人が着てみたら】ベーシックにこそ、「今」のムードを。渡辺靖子さんの秋の着こなし集

【あの人が着てみたら】ベーシックにこそ、「今」のムードを。渡辺靖子さんの秋の着こなし集

当店のオリジナル「ベーシックニット」が、このたび新しく生まれ変わりました。

発売を記念してご登場いただくのは、渡辺靖子(わたなべ・やすこ)さん。シンプルなお洋服をいつも品よく、格好よく着こなしている渡辺さんに、私服と合わせたニットの着回しコーディネートを見せていただきました。

▲ベーシックニットはフリーサイズ。首元は、お好みの着こなしに合わせて選べるクルーネックとVネックの2種類をご用意しています。全5色の中から、今回は渡辺さんに「コバルトブルー」と「グレージュ」を選んでご着用いただきました。

商品ページはこちら

 *商品写真の色は、商品ページをご覧ください。天候、モニターの設定、照明等により、実際の商品と色味が異なる場合がございます。


大切にしたいのは、全体のシルエットバランス

▲30代の頃はロンドンのマーガレット・ハウエルの工房で働き、帰国後はカフェを営んでいた渡辺さん。つくりのいいものを、さらりとおしゃれに着こなす姿がいつも素敵です

渡辺さんは、秋冬はどんな装いをされることが多いのでしょうか。

渡辺さん:
「私はクルーネックのセーターが一番好きで、Tシャツもニットもクルーネックばかり選んでしまいます。色は黒や白など、やっぱりベーシックカラーが多いですね。あとはカシミヤの冬小物が好きなので、シンプルな装いに首元へ巻いたり手袋を合わせたりしています」

渡辺さん:
「小柄なのですが、メンズやユニセックスのゆったりしたシルエットが好きで。だからこそコーディネートを考えるときは、全体が重く見えないようにバランスを取ることを大切にしています。

以前暮らしていたロンドンはとても寒かったのでしっかり着込んでいましたが、東京の冬は日差しもあって案外暖かくて、冬のおしゃれを楽しみやすいわね。着込まなくて済む分、色使いの幅も広がります」


ベーシックだからこそ、その時々の空気感を取り入れて

今回ご着用いただいたベーシックニットは、発売から5年にわたって販売していたニットを、より "今" のムードにフィットする一着にできたらという想いで、リニューアルしたんです。ご試着してみていかがでしたか?

渡辺さん:
「時代に合わせて変化していくことって、すごく大切なことですよね。ベーシックなデザインの洋服は特に、フォルムやシルエットにその時々の時代性を取り入れていくことが大事だなと思っていて。

モード服とは違って日常着の場合は、形が大きく変わることはないけれど、でも袖を通したときに『あ、これまでとなんか違って、いまの時代の雰囲気が出てるな』って感じられることが重要で、今回のニットからはそれをすごく感じました。

一見シンプルなのに、着てみるとシルエットから『今』が感じられるようになっているというか。さらっと1枚着るだけで、おしゃれ感が出るつくりになっていますね」

このニットの素材はポリエステルとアクリルを主体に、少しシルクを混ぜ込んだ生地です。

渡辺さん:
「最初に手に取ったときは『思ったよりちょっと重たいかも?』と感じたのですが、着てみるとその重みのおかげでしなやかな落ち感が生まれて、動くたびに綺麗なドレープが出るんです。安っぽく見えず、上品な雰囲気になります。

それと、自宅でお手入れできるのは『これは助かるぞ』と思ったポイントです。乾くのも早そうですし、忙しいときの強い味方になってくれそう。日常着を毎回クリーニング屋さんへ持っていくとなると、どうしても億劫になってしまいますから」

カラーについてはいかがでしょうか?

渡辺さん:
「ブルーは昔から好きな色なんです。こうした深い青は手持ちの服にも合わせやすいですし、ブルーにネイビーや白を合わせるスタイルが特に好きで。今回のコバルトブルーも、自分のワードローブに馴染んでくれると思いました。

グレージュも使いやすくて素敵な色ですよね。こういう淡色は、同系色で合わせるのが好きです。あとは黒とも相性が良く綺麗にまとまるので、黒ボトムスとの組み合わせもよさそうです」

それでは、こちらのニットをどんなふうに着こなしたいか、渡辺さんに私物と合わせた着回しコーデを見せてもらいました。

 


1枚でも、重ねても。
渡辺靖子さんのベーシックニットコーデ集

身長150cm フリーサイズ


style 01
秋のはじまりは、品よくトラッドな気分で

まずは、クルーネックタイプの「コバルトブル―」をご着用いただきました。

渡辺さん:
「カジュアルだけど『なんだか品よく見える』を意識したコーディネートです。オーガニックコットンのデニム+足元にビットローファーを合わせて。服装がシンプルなので、足元に光り物をプラスしてみました。

年齢を重ねると、全体がカジュアルでもちょっときれいめを意識したいなと思っていて。デニムも今はいろんなかたちのものがありますが、大人のきちんと感を出したいときは、ストレートを。

あと、秋口になると、自然とローファーを合わせたトラッドなスタイルにどうしても惹かれちゃうんです。ちなみにこれはスペインの靴メーカーのもので、見ため以上にすごく軽いんですよ」

▲「軽くてすごく助かるの!」というお気に入りのローファーは、ARTESANOS(アルテサノス)。当店でも別シリーズをお取り扱い中です

「このニット、一見シンプルに見えますが、袖口の編み込みや背中心に入ったラインがさりげないアクセントになるんですよね。だから、シルエットにはたっぷりゆとりがあるのに、背中が大きく見えず、すっきり締まって見えるデザインなんだと思いました。

私みたいに小柄な方が着ると程よくゆったりとしたシルエットになりますし、背が高い方でも綺麗な分量感で着ていただけると思います。身幅もそれなりにあるので、リラックス感があって心地よいです」

「それに、袖のリブが手首でしっかり留まってくれるので、ズルズル落ちてこないのも嬉しいところ。家事や作業のときも、さっと腕まくりがしやすそう」

 

style 02
ネイビーと白を味方に。
アウターコーデは軽やかに

渡辺さん:
「秋は軽めのアウターを羽織るスタイルが定番です。少し季節が進んだら、こんなコーディネートで出かけたいですね。

アウターは黒に近い濃いネイビー。このブルーによく合いますね。トーンが暗くなりすぎないように、ボトムスは白で明るく。ブルー × ホワイト × ネイビーは、わたしにとっては永遠に大好きな組み合わせです」

「全体的に少しボリューム感のあるコーディネートなので、メッシュのポシェットで、ちょっと軽くしてみました。最近、バッグは重いものを持たなくなったというのもあるんですけれどね」

▲ユニセックスなデザインが好きという渡辺さん。こちらのコート含め、お洋服は旦那さんと共用しているものも多いそう


 

style 03
さらりと纏う、グレージュのワントーン

続いて、Vネックタイプの「グレージュ」をご着用いただきました。

渡辺さん:
「このニットそのものに雰囲気があるから、まずはシンプルにさらっと1枚で着るのも格好いいかも。ベージュのワイドパンツに、足元にはコンバースで、同色系でまとめて。どなたかに格好よく着こなしてほしいなと思う組み合わせです。

Vネックは着たときの胸元の開き具合が本当に絶妙ですね。このラインを決めるのきっと大変だったと思うのですが、細やかなこだわりを感じます」

▲コンバースは、クラシカルな「ジャックパーセル CL」シリーズを愛用

「Vネックって深く開きすぎていると、私のように華奢な体型だと少し着こなしが難しく感じることがあって。でも、このニットは開きすぎず上品で、日常で着るのに心地いい開き具合。

ふんわりとした袖のボリューム感もいいし、手元のさりげない編み込みも好きです」

 

style 04
甘さを少し足した、大人のきれいめスタイル

渡辺さん:
「これは、きちんと綺麗な印象で着たい時のコーディネート。基本はメンズライクな装いが好きなのですが、Vネックセーターに細身のパンツを合わせるときは、マニッシュになりすぎてしまわないようバランスを意識します。

今回はインナーにリネンシャツを重ね、足元にストラップシューズを合わせて、ほんのり女性らしさをプラスしてみました。

素材やアイテムなど、どこかに柔らかい要素をひとつ足してあげると、ちょうどいい塩梅になる気がします」

▲「中に着るシャツはハリがあるものより、リネン素材などのやわらかい生地のもののほうが、今の気分に合いそう」と渡辺さん

「このニット、この身頃に入った減らし目のデザインも可愛いですよね。こうした細やかなディテールのおかげで、シンプルな着こなしでも表情が出ます」



いつもの日常に、新しい心地よさを

しなやかな落ち感と上品な質感、そして自宅で洗える手軽さ。今のムードを纏いつつ、1枚でも重ね着でも様になるこのベーシックニットは、忙しい毎日に寄り添う頼もしい一着になってくれそうです。

渡辺さんが見せてくださったスタイリングをヒントに、少しずつ秋へ、季節の装いを楽しんでいただけたら嬉しいです。

§

今回のニットは、全5色。クルーネックとVネックの2種類をご用意しています。

身長別スタッフによる着用レビューもご紹介しています。サイズ選びや着こなしの参考に、ぜひあわせてご覧ください。

スタッフの着用レビューはこちら商品ページはこちら

  

【写真】鍵岡龍門

以前にご登場いただいた特集


【センスのいい人】第1話:服はたくさんなくていい、大人の普段着おしゃれ

渡辺靖子

30代で夫と共に渡英。その後、ロンドンのデザインスタジオで働く。帰国後は2017年末までイギリス家庭料理風のお店 「SW11kitchen」を営んでいたが、現在は閉店。お洋服のマーケット「39market」を不定期で開催している。

Instagram:@sw11kitchen
Instagram:@39_market_occasionally