スタッフの愛用品
【スタッフの愛用品】 カラフル、なのにホッとする。「ただいま」を言いたくなる北欧のポスター

【スタッフの愛用品】 カラフル、なのにホッとする。「ただいま」を言いたくなる北欧のポスター


カラフルなものが好き。そのことに気づいたのは、今の家に引っ越ししてからでした。

そんな新居住まいも、ちょうど一年が経とうとしています。

以前の部屋は造作や建具に個性があった分、インテリアや雑貨はブラウンとグリーンをベースに色数を抑えたテイストにしていたのですが、今の家は一転、造作もほとんどなく、特に住み始めの頃はがらんと殺風景な空間でした。

また新居に持ち込んだ家具はナチュラルな木目のものが多かったため、「それならば」と心機一転、雰囲気を変えてみることに。カラフルな色を使ったインテリアや雑貨をポツポツと配置してきました。

ただその一方で、さまざまな色のものを部屋にバラバラと置くと、どうしても見た目がガチャガチャして落ち着く雰囲気にまとまらない、というのも悩ましいポイント。

大人っぽい落ち着きと遊び心のある色使いを両立させるのって、なかなかセンスが問われますよね。

個人的にも部屋のしつらえのセンスには正直あまり自信がないので、直感で好きなものを選ぶものの、いつも「これでいいのか」という迷いがつきまといます。


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そんな我が家に、アートポスターを迎えました。デンマークのルイジアナ近代美術館が制作しているポスターです。

一年間暮らして家具がある程度揃い始め、部屋の印象も見えてきたところでふと気になったのが、リビングの大きな白い壁。腰高の棚の上の空間のさみしさを埋めるものが欲しいと思ったんです。


それこそ、部屋になじんで、それでいて遊び心のあるカラフルなものを。


選んだポスターは、パブロ・ピカソの「魚、フォーク、レモンのスライスのある静物画(Still life with fish fork lemon)」

アートポスター選びは初めてということもあり、「日常にあるもの」をモチーフにしているものなら、自然になじませやすいのではないか、と。

ただ、いざ実際に部屋に飾ってみたところ、そのモチーフよりも先にまず「いいな」と感じたのは、その「配色」だったんです。

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バックは、淡いブルー。ちょっぴりグリーンがかった、クリアな海のような色。

この絵は、南仏のヴァロリスで陶芸に傾倒したピカソにより、1955年に描かれたものとのこと。その背景を思うと、これはもしかして煌めく南仏の海をイメージした色なのかも……とも、想像が膨らみます。


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真ん中には、深いグリーンのお皿と、こっくりした黄色のレモン。

バックのブルーグリーンとも近しい色同士で構成されているからか統一感があって、決してうるさくなく、むしろどっしりと静か。

それでいて、あるとないとでは大違い。この絵があると、部屋がぐんと明るく感じるんです。

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そして、魚やフォーク、お皿の、ぽってりと柔らかな油彩の筆のタッチもまた絶妙。

アートを置いているのに、間口が広いと言うのか、そのおおらかさで部屋を和ませてくれるのも、またいい。まるで初めから家に飾られることを考えてあったかのようです。

ピカソ自ら異国の街に身を置いて陶芸に熱中していたがゆえに、美術館のガラス越しに見るアートとしてではなく、「普通の暮らし」に自然と溶け込む作品が生まれたのかもしれません。


アートポスターというと、良くも悪くも「部屋の顔」として、インテリアの雰囲気を決めてしまうところがあるようにも思っていましたが、このポスターは、いい意味で、ガラッと雰囲気を変えすぎない。

「アートを飾っている」と変に緊張することなく、むしろ「雑貨の仲間のひとつ」として置いておける感じがします。


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ちなみに、この額は当店でも扱っている「MOEBE(ムーベ)/ フレーム /A3(ブラック)」。

魚やフォークの色に黒やグレーが使われているから、黒い額がしっくりなじむかな、と選んだのですが、この黒い額が空間を締めてくれて、特別なことをしなくてもちょっぴりお洒落に決まる、というのもまた発見でした。

ポスターはクルンと巻かれて専用の筒に入って届くので、額やフレームも一緒に選んでおくと、届いたその日からすぐ飾ることができるのでおすすめです。


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このポスターは、「A3サイズ」。これも、ちょうどいいサイズ感でした。

コンパクトなのでこれだけがインテリアの中で大きく主張して浮くことがないのがいいですし、どこに置いてもスペースを取りすぎません。

壁にかけると飾っておく場所が決まってしまうので、今はいったんリビングの棚に置いたままにしているのですが、今後の模様替え次第ではたとえば和室やキッチンに飾っても、しっくり合いそう。


簡単に場所を移動させられるこの「A3サイズ」は、これからインテリアや、あるいはライフスタイルの変化があるかもしれない……という人にも気軽に迎えやすいように感じました。

我が家もまだこれから家具を増やす予定もあるので、もっといいポジションがないか模索中。

そんな自由さも、このポスターの嬉しいところです。


*****


アートって、なんで必要なんだろう。
ポスターや絵を飾るって、どういう意味があるんだろう。


素敵に飾っているお家に憧れを抱きながらも、正直なところ、自分の中でずっとその意味を考え続けていました。


実際にこのアートポスターを迎えてみて初めて抱いたのは、「部屋の体温が上がる」感覚。

だから仕事から帰ってこの絵が目に入ると、ホッとします。つい「ただいま」と、声をかけたくなるような。

それに、コンパクトなサイズとはいえ、他の小さな雑貨たちやポストカードに比べれば大きめだから、まず目がいくのがこのポスターで。

「おへそ」のように部屋の景色をまとめてくれているからか、部屋に入ると自然と視線がそこに落ち着いく。するとなんだか、気持ちまでどしっと安心するのです。


「アートを飾る」。その意味が、自分の中でもやっと腑に落ちた。その嬉しさもこの絵を眺めるたびに、しみじみと感じています。


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▼同サイズ(A3)の別柄ポスターも。同じくピカソの作です