【スタッフコラム】父の日に、プレゼントなんてしたことなかった私が。

編集スタッフ 田中

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やっと?父の日のプレゼントを贈りました。

母の日の注目度と比べると、なぜかちょっぴり静かなのが「父の日」ではないでしょうか。(わたしだけですかね?)

田中家では、家族間での贈り物の習慣があまりありません。

誕生日にはケーキを食べるのみ。クリスマスプレゼントは、誰がサンタクロースか末っ子にバレたあたりで打ち切りとなりました。

大人になってから、誕生日に姉妹や親子でプレゼントを贈りあうのは、憧れでもあります。けれど、あまり寂しいとは思いません。我が家では、ごはんを一緒に食べるとか、どこかへ一緒に行く、という「一緒に」が、どうやら贈り物になってしまった気がするから。

そして今年、ようやく?父の日にプレゼントを贈りました。何かを贈ったわけではなく、小旅行に出かけただけですが、いい大人になってからの2人旅は新鮮でもありました。

 

ソファに根の生えた姿=父 しか印象がないなんて!

Processed with VSCO with f2 preset千葉県、粟又の滝展望台です

世に言う反抗期がわたしにも訪れて、やっぱり同性の母よりも父を避けていました。「頭がカッチカチで、会話が通じない!」とハナから話をすることも諦めてしまった気が。

40代から50代、父は仕事に精をだしていたんでしょう、平日の交流はほとんどなく。休日になると子どもたちはそれぞれ部活に出かけてしまって、その間何をしていたのかも知りません。

自分を中心に動いていた20代を通り越した今、帰省して実家に帰ると、ソファに根の生えたように寝そべってテレビを見ているか、母のスーパーでの買い物についていく姿が、わたしの知る父の主な生態です(笑)。

いつのまにか背丈は同じくらいになり、わたしより早く疲れるようになって、食も細くなったような。あれれ!?このままではまずいかもなぁ、でも面と向かって親孝行はしづらいという天邪鬼さもあり、とりあえず喧嘩しないことを目標に掲げて毎度帰省していました。

そんなときに、父が関東に滞在することになったのです。

 

カッチカチの頭なのは、変わらないけど・・

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この春から初夏にかけて、父が単身赴任することになり、その期間の週末をつかって父が行きたい場所につきあうことにしました。

成田山新勝寺、成田空港、高尾山…….など、どうやらタモリさんの出演しているテレビ番組「ブラタモリ」で訪れたロケ地を自分の目で見たい!というのが動機のよう。数回にわけてざっくりとした計画をたてて、朝早く集合。割と自然があふれる観光地を選んだため、普段より歩き、いい運動になりました。

Processed with VSCO with a5 preset高尾山のケーブルカーでは最前列の席をとろうとする父……

「一度決めたら、それでなくては!」というカッチカチの頭を持つ人なので、道中父と娘は行き違いばかり。わたしとしては、ほぼ父の言うなりにうごくのを使命として我慢、我慢…….。

けれど、変わったなあと思ったのが、人当たり。昔は知っている人としか話さなかった印象のある父が、出かけた先でお店の人に話しかけたり、観光地にいた案内おじいちゃんの説明を聞いたり。

Processed with VSCO with f2 preset千葉、小湊鐵道でレトロなローカル線の旅

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「あら、こんなふうに喋れるようになったんだ」と驚いた話を母に電話で報告すると、「いやいや、昔からお喋りだよ。まぁよく知らない人とは話せなかったかも。愛想はいいけど内気、みたいなかんじ」

と、意外な返事が。なるほど、わたしが知らなかっただけかあ…….。母によれば、この期間で初めての一人暮らしを全くゆかりのない土地で過ごさなくてはいけなかったため、すこし感覚が変わったのかも?という推測でした。

 

「父と娘」たまに「人と人」へ

Processed with VSCO with a4 preset最後はコメダ珈琲で締めました(笑)

この父とのプチ旅をきいて、周囲の人は「お父さんと二人きりで、1日出かけるとかできないかも」と言う方が多かったです。

ええ、わたしも最初はそう思ってました!とくに話すことがない…….どうしよう〜!と。

けれど、出かけてしまえば、電車の乗り換えを説明し、お昼ご飯を何にするかで話し合い、途中目の当たりにした家族のシーンに、とつぜん数十年前の記憶に戻ったり、飼っていた犬の思い出が蘇ったり。ごはんが美味しければ、ビールも進み、サシ飲みもちゃんとクリア。

どうかしてるよ!という、しつこいくらいの過保護な心配をされ、相変わらずの子ども扱いも感じましたが(笑)、父と娘だったのが、少しずつ、人と人になってきているのかもしれません。

(あ、わたしだけかも。父には何歳くらいにみえているんでしょうね、30代半ばですよ、と毎回念をおしていきたいと思います。)

兎にも角にも、父の関東での仕事は無事におわり、名古屋へ帰っていきました。これはこれで、よい父の日の贈り物になったと思います。

親との付き合いかた、いくつになっても、何かしら考えさせられるものがありますね。


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