【店長コラム】身体のコンディションとモチベーションの関係性。
店長 佐藤
朝一番の天気予報で「猛暑」という文字を見るだけで、「うへー」と力を奪われるような日々が始まりましたね。
わたしが毎年陥るのが、夏の始まりの夏バテです。
急激に気温があがると、どうしても冷たいものをグビグビと飲みたくなってしまい、それによって胃腸が弱ってしまうという症状です。
食欲が減退したり、身体がだるくなったり。おまけに今年は夏風邪も引いてしまい、ちょっとしたダブルパンチでした。胃腸って身体の”まんなか”なんだなとあらためて痛感させられます。
いつもより身体が弱っている状況だと真っ先に影響を受けるのが、なにかにまっすぐ向かっていくヤル気。
普段、どうしても快活なキャラクターに見られがちなのですが、仕事へのモチベーションがダウンしちゃうことだってあります。
限りなく会社のスタッフにはバレないようにしていますが(笑)、静か〜にモチベーションがダウンしているわけです。
そんなときでも、判断しなければいけない様々は待ってはくれません。次々に、いつもどおりに、やってきます。
クラシコムという会社をはじめて、まもなく12年目にはいるのですが、ここへ来てやっと(やっとです)そういう自分自身のコンディションの上がり下がりに、それなりに対処できるようになってきました。
そしてコンディションの上がり下がりに、できるかぎり様々な判断や決断の質が影響を受けないようにするための、独特の術(すべ)みたいなものが身についてきたような気もします。
その術とは、たったひとつ。
そういうダウンしている状態の自分を「決して責めないでしのぐ」ということ。
自然に任せていると、どうしても責めてしまうんですね。
会社を経営している責任ある立場なのに、こんな弱っちくてどうする?だったり、モチベーションがダウンしちゃうなんてそんなことでこれから先どうするのよ、だったり。
ほとんどが体調のせいで、自分自身のマインドに原因があるわけではないのに、そんなところに責めをプラスしたら奈落の底まで真っ逆さまです。
ある時期から自分のコンディションの悪さを感じたとき、あまり反省しない、あまり自分を責めないというのを意識してやるようにしてみました。
オリジナルの替え歌もつくって、心のなかで、よく歌うようにしています。
子どもの頃によく口ずさんだ『おばけなんてないさ』の歌詞「おばけなんてないさ おばけなんてうそさ♪」を言い換えて、ヤル気がいまひとつ出ないときはこんな歌を心のなかで出来るだけ楽しげに歌います。
「ヤル気なんてないさ ヤル気なんてうそさ♪」と。
これ、バカバカしいと思われそうですが、なかなか効果ありです。
「ヤル気」というのは誰の心のなかでも、常に持続できる生き物ではないんじゃないかと思います。
持続可能な生き物ではないからこそ、それがない時だって何とかなるさと、そういう時期をしのぐことにも価値があるさと、一時的に開きなおることで癒されてきました。
そうして静かに待っている間に、体調が回復したりもして、必ず次の波がやってくる。その波に乗ると、新しいヤル気に出会えることもありました。
心のなかでひっそり歌う替え歌。誰も試してくれないかも(?)ですが、特に夏バテで調子を崩しやすく家事や仕事へのヤル気がダウンしがちな時期、ちょっとだけオススメです。
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