【バイヤーのコラム】新しくMDグループに加わった郡です!
バイヤー 郡
はじめまして!新たにMDチームに加わりました、バイヤーの郡(こおり)です。
前職でも、インテリアショップでバイヤーの仕事をしていました。もっと「私らしい」バイイングがしたい、という思いが募り、クラシコムのMDチームに転職。
現在は、トップページの更新や、商品の仕入れなどを担当しています。
今回は自己紹介も兼ねて、バイヤーの仕事についてと、大切に使い続けているものについてお話してみたいと思います。
幼い頃から好きだった、「ものを選ぶ」こと。
子供の頃から、友達の誕生日プレゼントを選ぶことが大好きでした。
「あの子にはこんなアクセサリーが似合いそう」
「あの子にはこんなペンケースはどうだろうか」
など、今思えば厚かましい行為だったのかもしれませんが(笑)、友人の姿を一途に思い浮かべ、限られたお小遣いとにらめっこしながら、田舎のジャスコを一日中ぐるぐると歩き回っていた小学生の私。
無難なものを選ぶことがベターだとはわかっていましたが、それではつまらない。ただ「喜んでほしい」という気持ちだけが私を動かしていました。
そうして熟考した末に選んだものはどれも、「こういうの欲しかったんだ!」と言ってもらえたように思います。その言葉を聞けたとき、幼き私の心は至福で満たされるのでした。
私の原動力。
▲「欲しい!」と思った服は、とりあえず絵に描いてみます。そうすると欲求が少し落ち着く気がするのです(笑)。
展示会に行ってアイテムを探しているとき、その当時の自分の姿を思い出し、いまの自分と重ねる瞬間が多々あります。
どちらかと言えば自分の好みはあまり表に出さなかった前職時代。クラシコムに入社後は、自分を軸にものごとを考えることが多く、必然的に自分自身と向き合う時間が長くなりました。
「自分が心から欲しいと思えるものを提案する」ことを徹底しているからこそ、葛藤することもありますが、それでもやはり私の原動力となっているのは、「喜んでほしい」という純粋な思いなのかもしれません。
ずっと付き合っていきたい「暮らしの道具」。
たくさんの「新しいもの」を目にする、バイヤーの仕事。展示会に行くと、いつもそのエネルギッシュな空間に心が踊ります。
そんな少々ミーハーな私が、「大切に使い続けているもの」。それは、社会人になって間もない頃に購入した中華鍋です。
大好きな料理家さんの「中華鍋一つ持って、家を出た」というエピソードに心を動かされ、合羽橋で購入したごく普通の中華鍋。最初に油を馴染ませる作業に苦戦し、ただの野菜炒めを焦げ付かせてしまうこともしばしばありました。
しかしめげずに色々な食材を炒め続けるうちに、鍋の表面が油の膜をまとい、独特のツヤが出て、今ではもやしや豚肉が踊るようにつるんと鍋肌を滑るようになりました。
中華鍋を購入した当時、私は社会人になったばかりで、慣れない仕事に翻弄される毎日でした。それでも約4年間、様々なものを見て、経験したことで、私も今では良い具合に油の膜をまとってきたように思います。
クラシコムに入社した今も、新しい発見と学びの日々です。せっかくまとった油膜を錆びつかせないように、中華鍋と二人三脚で成長していきたいと思います。
そして、アイテムを通してみなさんに「ワクワク感」をお届けできたらうれしいです。
これからどうぞよろしくお願いします!
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