編集スタッフ　塩川

見ているだけでついワクワクと、新たな暮らしへの妄想が広がる「間取り図」。

そんな不思議な力を持つ「間取り図」と実際のインテリアを重ねて、暮らしを紐解いていきましょう。

1話目に引き続き、ミュージシャンの江鬮結実（えぐちゆみ）さんにお話を伺っています。

夫婦ふたりと愛猫FIKA（フィーカ）が暮らす、ご自宅の間取りはこちら。

模様替えが趣味と話す江鬮さんは、家具のほとんどをIKEAで揃え、つねに新作をチェックしている、自他共に認めるIKEAマニア！

年に1回、大きな模様替えをすることで、その時々にフィットした暮らしを作っていました。

第2話では工夫がたくさん詰まった、ベッドルームをご紹介します。

※登場するアイテムは、全て江鬮さんの私物です。過去に購入したものを紹介しているので、現在手に入らないものもございます。どうぞご理解、ご了承いただけると幸いです。

 

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収納は1つだけ。工夫が詰まった

10帖のベッドルーム

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リビングとしても活用している、広々とした長方形のベッドルームの右奥には、収納スペースがあります。

江鬮家の収納はここだけ。しかも天井が三角形にカットされており、使い勝手が悪いのだとか。

ですが江鬮さんは備え付けの収納にこだわらず、家具でクローゼットを作ることにしました。

▲こちらが三角形にトリミングされた収納スペース。いまは納戸として、季節モノの家電などが収められています。

 

子供用だからピッタリ収まった、IKEAのクローゼット

クローゼット収納として約2年ほど前に江鬮さんが迎え入れたのは、IKEAの子供用家具「STUVA（ストゥヴァ）」です。

横幅約60cmと子供用ならではのコンパクトな作りは、2つ並べても場所をとらず、まるで備え付け収納のように、ぴったりと収まっていました。

STUVAは引き出しをつけたりハンガー収納だけにしたりと、カスタマイズも自由自在。真っ白でシンプルなデザインなので、圧迫感を感じにくいのも嬉しいポイントです。

江鬮さん：
「左のクローゼットには夫の洋服を、右にはわたしの洋服を収納しています。

友人にも『服それだけ？！』とよく驚かれるのですが、ここと向かいのタンスに収まるように、量を定期的に見直しています。

捨てようかどうしようか悩んでいる服は、クローゼット上の箱に一時的に入れて、手放すかどうか考えるんです」

 

低めのタンスを向かいに置いて、身支度もスムーズに

子供用クローゼットの向かいには、「MANDAL（マンダール）*」 シリーズのタンスを置いています。

タンスの上にほとんど物を置かないようにすることで、身支度を効率よくすすめられているのだとか。

シリーズは違えど、同じIKEAのアイテムですから、どことなく統一感がありますね。

こちらも左右で、ご主人の服と江鬮さんの服を分けているそうです。

*販売終了のアイテムになります。

 

以前は、もっとモノが多かったんです

▲引越し当時の江鬮さん宅。（撮影：島卓也）

模様替えが趣味の江鬮さん。この家に暮らしはじめた7年前のインテリアは、今より家具がたくさんあり、配色もにぎやかだったと話します。

江鬮さん：
「当時は友人がよく泊まりに来ていたので、わたしたち夫婦が眠るセミダブルのベッドに加えて、ソファーベッドや寝椅子も置いていたんです。

飽き性で模様替え好きというのもありますが、わたしは家具や洋服などのモノを満足するまで使ったら『もう元は取れたな』と手放すようにしています。

今では友人が泊まりに来ることも減ったから、ベッドは手放そう。

ストレッチをしたいから、ベッドルームには何も置かない空間をつくろう。

そうやって家具を手放したり友人に譲ったりし、少しずつ今のレイアウトに落ち着きました。

テキスタイルは、モノトーンが今の気分です。以前よりすっきりして見え、黒猫のFIKAともマッチしているように感じています」

▲テレビはあまり見ないので、ポスターで隠してインテリアと馴染ませているのだとか。

江鬮さんのお話を聞いていると、収納が少なくても家具やモノの量を工夫すれば、すっきりと暮らすことができるのだと、目からウロコでした。

続く第3話では、玄関から丸見えになってしまう、キッチンのレイアウトについて伺っていきます。

（つづく）

【写真】木村文平

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もくじ

江鬮結実
（ミュージシャン）

バンド・BUDDHISTSON（ブディストサン）のキーボーディスト。海外ツアーでIKEAに恋し、家具のほとんどをIKEAで揃える、自他共に認めるIKEAマニア。趣味は模様替え。　https://www.instagram.com/yumilloo/

▼BUDDHISTSONの楽曲は、こちらからご覧いただけます。

 

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