商品プランナー　佐藤

▲青々とした緑の季節が待ち遠しい〜！

「継続は力なり」

この言葉は、私にとって尊い存在であり、自分とはほど遠い存在でした。

なにか一つのことに継続して取り組むことができる人に、幼い頃から憧れて生きてきた私。

自分が好きで始めた習い事はすぐに飽きてしまうし、年の初めに張り切って始める日記は、習慣になる前に存在を忘れてしまう。

コツコツと努力をすることができない自分に呆れつつ、時間をかけて努力し続けることができる人を心の底から尊敬しています。

そんな私ですが、先日東京マラソンに出場しました。

電車の中吊り広告を見たのをきっかけに、軽い気持ちでエントリー。

「東京マラソン、毎年エントリーしてるのになかなか当たらないんだよね〜」という友人の言葉に反して、見事一発当選を果たしてしまったのでした。

当選直後は、「よし！本番に向けて頑張って練習するぞ〜」と意気込んでいたものの、あっという間に月日は流れ…。

ろくな練習もせぬままに、ついに当日を迎えてしまった私。

フルマラソン出場という、これ以上ない明確な目標があっても、当日まで努力ができない自分に嫌気がさしつつ、負けず嫌いで楽観的というなんともややこしい精神を持つ私は「もうこんな機会はないかもしれないから、とりあえず10km地点を目指して走ってみよう…！」と、スタート地点に立つことに。

▲一斉にスタート〜！

過去にも何度か、マラソンに出場した経験があったので（その時も、十分に練習できず当日を迎えたのは言うまでもなく…）、過去の記憶と、かすかに残る体の感覚を頼りに、走りはじめました。

普段は車が走っている道を自分の足で走れる新鮮さと、沿道からの応援がうれしくて、気づけば目標にしていた10kmを通り過ぎていました。

15km、20km…と走り続け、折り返し地点を過ぎた頃には、体中が傷んで前に足を出すのがやっとの状態だったのですが、「ここまできたら、ゴールしたい！」という気持ちでゴールを目指し、制限時間ギリギリのタイムでなんとか完走！（やった〜！）

走りきったあとは、なんともいえない清々しさとさわやかな達成感で心が満たされたのでした。（その後数日間、激しい筋肉痛との戦いが私を待っていましたが…笑）

▲ゴールまであと10km。「もう限界…」と思いながらふと横を見ると、東京タワーがそばで応援してくれていました。

思い返してみれば、これまでも自分を追い込みながら、「チャレンジすること」には積極的だった私。

やっぱり、コツコツと努力できるにこしたことはないし、そんな人に憧れるけど、自分らしい継続の形があってもいいのかもしれない。

私は私らしく、「新しい挑戦をし続ける」ということをコツコツと続けていきたいと思ったのでした。

さて、春からはなににチャレンジしようかな。

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