【わが家の朝支度】好きなことを探求するうちに、どっしり根付いた朝の習慣(木村由佳さん)
編集スタッフ 青木
「朝」をととのえ、苦手な早起きも習慣に
1日を気持ちよく始めるための朝の支度を、さまざまな方に伺う連載「わが家の朝支度」。その人らしく「朝支度」を進める工夫や、こだわりについてお聞きしています。
今回は、ヨガ講師の 木村由佳(きむらゆか)さん。
自宅でヨガやアーユルヴェーダの教室を開講。時にはカフェや海、登山後の山頂でレッスンすることもあるのだそう。
3名の子供(双子と3才児!)を育てるお母さんでもあるので、その忙しさ、目が回るほどなのでは? と想像しますが、お家の様子はご覧の通り。素敵に整えられ、とても気持ちが良さそうですね。
どうやらその秘密は、ヨガやアーユルヴェーダを学び、実践するなかで変化してきた「朝の過ごし方」にあるようでした。
今日という1日を整えるための「朝の習慣」
05:30 起床(舌磨き→ハミガキ→白湯を沸かして飲む→ポットに保存)
05:45 ヨガ・瞑想・アビヤンガ(オイルマッサージ)
06:00 庭のミニ畑や草木をパトロール&水やり
06:15 洗濯機を回す、朝ごはんの支度、夫のお弁当作り
06:30 家族を起こしみんなで朝ごはん
07:00 息子達の水筒の準備、娘の保育園の持ち物準備
07:25 息子達を送り出す
07:30 メイクをする
07:50 洗濯物を干す
08:00 娘の身支度を一緒に整える(着替えやハミガキ)
08:15 娘を保育園に送る
08:30 掃除
09:00 教室の準備(移動の日は8:30には出発)
10:00 ヨガクラススタート!
舌磨きと白湯でスッキリ
木村さん:
「朝1番にやることは舌苔取り*。そのあと歯を磨き、白湯を飲みます。
どちらもアーユルヴェーダの智慧に基づくもので、前日までに溜まった毒素を押し流し、カラダをキレイに整えてくれるなど、メリットがたくさんなんですよ。
朝は6時頃までに起きることでカラダも軽く、1日が軽快に爽やかに過ごせる心地よさを体感するうちに、以前は苦手だった早起きも、自然と身に付きました」
*前日までに溜まったカラダの毒素は、朝表層に現れるという観点から行う「舌磨き」。木村さんは専用のタングスクレーパーを使用しています。
こころ落ち着く「アビヤンガ」
木村さん:
「白湯を飲んだらヨガと瞑想、アビヤンガを行います。
アビヤンガとは、温めたオイルを用いた全身オイルマッサージのこと。
肌の保湿だけでなく、心の落ち着きにもつながりますし、私の心に余裕が生まれることは、家族の為にもなると感じているので大切にしている習慣です。
できない時もありますが、それもまた良しとしています」
自分にゆとりを作るため、庭に出る
木村さん:
「草木や野菜を育てることは、自分の心を育てているような気持ちになりますね。そのことは、ヨガやアーユルヴェーダにも通じているように思います。
イライラしたり、ガミガミ母さんになることもあるけれど、そうならない為にも、庭をぐるっとひと巡りします」
和食を続けて実感できた、心と体の安定感
木村さん:
「平日は和食が中心。いつもだいたい同じメニューです。
単純に家族が和食が好きなのもありますが、温かいごはんやお味噌汁をとることで、カラダの内側からエネルギーが広がる感覚や、心もドッシリと安定することを実感できたのが一番の理由です。
ただ、パンはもともと好きなので、ゆとりができる週末はサンドイッチやパンケーキを作ったり、庭で朝食をとったりして楽しむこともあります 」
「自分と家を整える」 ことは、何よりも家族のためになっている
木村さん:
「一番大切に思っているのは、みんなが笑顔で元気に過ごせること。
朝のルーティンは、私の為でもあり、家族の穏やかな1日のスタートをサポートすることにも繋がっているからこそ、心地よく根付いたのかもしれません。
最近は子供たちのスポーツ等で、週末になるほど朝が忙しいことも多いので、 家族揃ってゆっくりと朝食をとることがささやかな夢です」
***
綺麗な住まいに素敵なお庭。写真から垣間見える木村さんの暮らしには、たくさんの素敵がつまっていますが、それは決して偶然じゃなく、自身の習慣によるものでした。
その根底にあるのは、ヨガとアーユルヴェーダ。
探求していることにまっすぐ向かう姿勢そのものが、自分らしい朝の習慣を見つける近道なのかもしれません。
(つづく)
【写真】木村由佳
こちらの特集も合わせてご覧ください。
木村 由佳(ヨガ講師)
アーユルヴェーダの智慧に基いたヨガのクラスやおはなし会を開講。体と季節に寄り添う丁寧なレッスンが人気。インスタグラムのアカウントは @happa_yoga
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